運ぶ A地点からB地点まで

　月刊ソトコトで紹介されていた本「運ぶ　A地点からB地点まで」を読みました。物や人を運ぶ様々な方法が写真や図版で示されている本です。
　特に面白いと思ったものは、大八車に山のようにざるなどを積んでいる様子、自分の体の大きさの３倍を超えるほどの荷物を風呂敷に包んで背負う小柄な叔母さんの姿、ベルリン封鎖時に使われた、物資や人員を輸送する巨大なジャンボ機から降りて延々と列をなす兵隊の姿、雪の上でそりに乗せられた小屋を引く２頭の馬、10メートル近くも積んだ木材の山を引っ張ろうとしている２頭の馬などです。
　とにかくありとあらゆる運ぶ姿を収めた本で、企画としてとても面白いと思いました。人間の動作に興味のある方にはオススメです。