先日、「あつぎの映画館kiki」にて、ジョン・チェスター監督・共同製作・脚本・撮影の2018年作品『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』を観ました。そのあらすじを、パンフレットの「introduction」の文章を手掛かりに書いてみると
殺処分寸前で保護した愛犬のトッド。(真っ黒の中型犬)。
その鳴き声や家具に傷をつけるなどの振る舞いが原因で、ロサンゼルスのアパートを追い出されたジョンとモリーの夫妻。
料理家のモリーは、本当に体にいい食べ物を育てるため、夫婦で郊外に移り住み、果樹園と畜産農場を始めることを決心する。
その話を聞いた友人や親せきたちは、みな「無謀だ」と言うが、いろんな場でその話をジョンとモリーがしているうちに、協賛者が増えだし、ついにスポンサーがつくことになる。
そこでいよいよ土地さがしということになったのだが、彼らが見つけた土地はロサンゼルスから北へ車で1時間ほどのところ、そこに広がる200エーカー(東京ドーム約17個分)もの荒れ果てた荒地だった。そこは以前は草原が広がり、池や沼もあったところだったが、現在では砂漠化し、ミツバチの箱は打ち捨てられ、池や沼も干上がった状態だった。
そこでジョンとモリーはまず井戸で水を汲み、農業用水を確保し、果樹を植えて行こうとするが、井戸水は途中で水漏れを起こすなどして、それなりの量が出るようになるまで、二人の悪戦苦闘が続く。
一方、二人の農業に共感し、自然環境を生かした農業のアドバイザーとして彼らと行動をともにしたアールは、自然の食物連鎖や、各動物の自然との関わり合いを重視し、野鳥や虫が果樹を荒らしたり、コヨーテが鶏を襲ったりしても、彼らが自然界に生きる理由を考え、簡単に駆除したりしないよう、ジョンにアドバイスする。ただ、さんざん鶏の被害を被らされていたジョンは、昼間にコヨーテの姿を見つけると、つい銃で撃ち殺してしまい、「自然とともに行う農業」という理想が音を立てて崩れていく虚無感に襲われる。
そしてガンを患っていたアールは、そんなジョンとモリーを置いて、急逝してしまう。哀しみに暮れるジョンとモリー。
しかし結局、果樹を荒らしていたムクドリたちは、新たに現れた猛禽類が食べてくれ、果樹を覆っていたカタツムリは羊がなめるように食べ尽くしてくれる。アールの言っていたことは正しかったのだった。自然界で生きているものは皆何らかの役割を負いながらいきているのだ。
そして二人の果樹・畜産農場が軌道に乗り、全世界から見学に訪れる人も現われ始めた年、彼らは巨大な規模の森林火災に襲われる。家畜を柵から解放して、番犬に後を任せるジョン。牧場の棟が3方から火に囲まれ、ついに皆で脱出するが、あと少しというところで、急に風向きが変わり、彼らの農場は救われる。
そしてジョンとモリーの間に長男が誕生する。長男と一緒にカメラに収まる愛犬のトッド。しかしトッドも亡くなり、墓に埋められる。幼稚園生ぐらいまで成長したジョンとモリーの子供は、果樹のつまみぐいをして、ジョンとモリーの笑顔を誘う。そしてジョンは「自然は完璧だ」と改めて言い、映画は終わる。
あっという間に終わってしまった1時間31分のドキュメンタリーでした。最後にはモリーの出産シーンまであり、動物の出産シーンをこれほどたくさん見ることができる映画も、めったにないと思います。そして若くして亡くなったアールの考え方に全面的に賛成する私なのでした。
→サイト「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
→FACEBOOK(https://www.facebook.com/profile.php?id=100005952271135)
殺処分寸前で保護した愛犬のトッド。(真っ黒の中型犬)。
その鳴き声や家具に傷をつけるなどの振る舞いが原因で、ロサンゼルスのアパートを追い出されたジョンとモリーの夫妻。
料理家のモリーは、本当に体にいい食べ物を育てるため、夫婦で郊外に移り住み、果樹園と畜産農場を始めることを決心する。
その話を聞いた友人や親せきたちは、みな「無謀だ」と言うが、いろんな場でその話をジョンとモリーがしているうちに、協賛者が増えだし、ついにスポンサーがつくことになる。
そこでいよいよ土地さがしということになったのだが、彼らが見つけた土地はロサンゼルスから北へ車で1時間ほどのところ、そこに広がる200エーカー(東京ドーム約17個分)もの荒れ果てた荒地だった。そこは以前は草原が広がり、池や沼もあったところだったが、現在では砂漠化し、ミツバチの箱は打ち捨てられ、池や沼も干上がった状態だった。
そこでジョンとモリーはまず井戸で水を汲み、農業用水を確保し、果樹を植えて行こうとするが、井戸水は途中で水漏れを起こすなどして、それなりの量が出るようになるまで、二人の悪戦苦闘が続く。
一方、二人の農業に共感し、自然環境を生かした農業のアドバイザーとして彼らと行動をともにしたアールは、自然の食物連鎖や、各動物の自然との関わり合いを重視し、野鳥や虫が果樹を荒らしたり、コヨーテが鶏を襲ったりしても、彼らが自然界に生きる理由を考え、簡単に駆除したりしないよう、ジョンにアドバイスする。ただ、さんざん鶏の被害を被らされていたジョンは、昼間にコヨーテの姿を見つけると、つい銃で撃ち殺してしまい、「自然とともに行う農業」という理想が音を立てて崩れていく虚無感に襲われる。
そしてガンを患っていたアールは、そんなジョンとモリーを置いて、急逝してしまう。哀しみに暮れるジョンとモリー。
しかし結局、果樹を荒らしていたムクドリたちは、新たに現れた猛禽類が食べてくれ、果樹を覆っていたカタツムリは羊がなめるように食べ尽くしてくれる。アールの言っていたことは正しかったのだった。自然界で生きているものは皆何らかの役割を負いながらいきているのだ。
そして二人の果樹・畜産農場が軌道に乗り、全世界から見学に訪れる人も現われ始めた年、彼らは巨大な規模の森林火災に襲われる。家畜を柵から解放して、番犬に後を任せるジョン。牧場の棟が3方から火に囲まれ、ついに皆で脱出するが、あと少しというところで、急に風向きが変わり、彼らの農場は救われる。
そしてジョンとモリーの間に長男が誕生する。長男と一緒にカメラに収まる愛犬のトッド。しかしトッドも亡くなり、墓に埋められる。幼稚園生ぐらいまで成長したジョンとモリーの子供は、果樹のつまみぐいをして、ジョンとモリーの笑顔を誘う。そしてジョンは「自然は完璧だ」と改めて言い、映画は終わる。
あっという間に終わってしまった1時間31分のドキュメンタリーでした。最後にはモリーの出産シーンまであり、動物の出産シーンをこれほどたくさん見ることができる映画も、めったにないと思います。そして若くして亡くなったアールの考え方に全面的に賛成する私なのでした。
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