加藤泰監督の「明治侠客伝・三代目襲名」を、加藤泰DVDボックスの一本として、久しぶりに見ました。堪能しました。
出演鶴田弘二、藤純子、悪役で大木実、安部徹。明治時代を舞台にした仁侠映画ですので、善玉が堅気の衆には迷惑をかけずに賭場、喧嘩、人足仕事で一家を構えようとし、悪役は非道の限りをつくして、それまでの一家が持っていた縄張りを横取りしようとする、という話が本筋なのですが、そこは加藤監督の映画、男女の仲が素晴らしく描かれています。
安部徹が身請けしようとする藤純子と鶴田弘二が惚れて惚れて惚れ抜く様が美しい! 特に藤純子のキスがいい! お父さんの俊藤プロデューサーも現場にいたりしたのでは、と思うのですが、お父さんの見守る前であの演技をしていたとしたら、やっぱりスゴイと思います。
この映画の最大の見どころは、その二人が見事な松をバックに川岸の小道で逢い引きするシーンですが、山根貞男さんが指摘していたように、藤純子から渡される二個の桃を鶴田弘二が重そうに持つのが、「ああ、重たい桃を彼に渡すために、田舎から苦労して持ってきたのだなあ」と思われて、また胸がジーンとしました。
この映画を含めて加藤泰監督作品が5作品も見られる加藤泰DVDボックス、映画好きな方にはぜひオススメです。
出演鶴田弘二、藤純子、悪役で大木実、安部徹。明治時代を舞台にした仁侠映画ですので、善玉が堅気の衆には迷惑をかけずに賭場、喧嘩、人足仕事で一家を構えようとし、悪役は非道の限りをつくして、それまでの一家が持っていた縄張りを横取りしようとする、という話が本筋なのですが、そこは加藤監督の映画、男女の仲が素晴らしく描かれています。
安部徹が身請けしようとする藤純子と鶴田弘二が惚れて惚れて惚れ抜く様が美しい! 特に藤純子のキスがいい! お父さんの俊藤プロデューサーも現場にいたりしたのでは、と思うのですが、お父さんの見守る前であの演技をしていたとしたら、やっぱりスゴイと思います。
この映画の最大の見どころは、その二人が見事な松をバックに川岸の小道で逢い引きするシーンですが、山根貞男さんが指摘していたように、藤純子から渡される二個の桃を鶴田弘二が重そうに持つのが、「ああ、重たい桃を彼に渡すために、田舎から苦労して持ってきたのだなあ」と思われて、また胸がジーンとしました。
この映画を含めて加藤泰監督作品が5作品も見られる加藤泰DVDボックス、映画好きな方にはぜひオススメです。
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