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『放送禁止歌』オンエア

2007-12-28 16:29:30 | ノンジャンル
 ブット元首相の暗殺には驚きました。非常に強きな人で、市民の人気もある人だっただけに残念です。私はミャンマーのアウン・サン・スーチーさんのことが急に心配になってきました。来年こそ軟禁が解けて、自由に政治活動ができるよう祈っています。

 さて、今日の朝日新聞に過去、放送禁止になった歌をTBSの番組で2時間にわたってフルコーラス流す番組があったそうです。下らない理由で放送禁止になっているものもあり、例えば、大一番で力士のまわしが外れるさまをリアルに描いているという理由でなぎら健壱さんの「悲惨な戦い」が禁止されたり、モールス信号が本物と間違えられる恐れがあるという理由でピンク・レディーの「S・O・S」が禁止されたり(多分曲の中にモールス信号のSOSが入っていたのでしょうが、本物と間違える人いますか?)‥‥。一応、納得できるのは露骨な性交渉を描いている原由子の「I Love You はひとりごと」(この夫婦、かなり確信犯)、清掃員の感情を傷つけ、職業差別にあたる恐れがある憂歌団の「おそうじオバチャン」(曲、聞いた事ないけど、歌っている人を考えると、そういう可能性あり)、実在の寺院と宗教を否定的に扱っているつぼイノリオの「本願寺ぶるーす」(これも実在だと問題ありそう)。
 そして問題となるのが、社会問題に確信犯的に迫る歌。特に反戦歌です。泉谷しげるの「戦争小唄」は「国歌の誇りを傷つけ、反社会的行動を肯定的に扱っている」という理由からアナーキスト排除の思想が規制する側に見えますし、山平和彦の「放送禁止歌」は「曲名と『職業軍人 時節到来』との詞が問題」とのことですが、私から見ると全く問題なし。「自衛隊に入ればこの世は天国」と歌った高田渡の「自衛隊に入ろう」だって、この程度で放送禁止にしてしまうと、放送局の良心が問われます。
 最後に差別問題の歌。超A級の放送禁止歌とされた岡林信康の「手紙」の詞を抜粋すると、「わたしの好きなみつるさんは おじいさんからお店をもらい 二人一緒に暮らすんだと うれしそうに話してたけど 私と一緒になるのだったら お店をゆずらないと言われたの もしも差別がなかったら 好きな人とお店が持てた  
部落に生まれたそのことの どこが悪い なにがちがう 暗い手紙になりました だけど私は書きたかった」
というものです。これを禁止したら、自分に部落差別の感情があることになりはしませんか? 現実にあることをないものとして扱うのは、明らかに特定の思想が介在していると思います。他にも加山雄三の「びっこの仔犬」も差別を助長するものとして禁止にされた時期があったそうです。
 ただ、幸いにも現在放送禁止になる曲はほとんどないそうで、と書いたところで、忌野清志郎がロック調で「君が代」を歌った時って、放送禁止になったんじゃなかったかな? ま、とにかく放送局の自主規制だけは止めましょうね。マスコミこそ、自由と平和の最後の砦なのですから。 

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