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ジャック・クレイトン監督『回転』

2007-03-17 15:56:52 | ノンジャンル
 WOWOWでジャック・クレイトン監督の'61年作品「回転」を見ました。
 家庭教師のデボラ・カーは、二人の子供の世話をするために、大邸宅を訪れます。以前の家庭教師が死んでから、彼女が行くまで、兄は寄宿学校に入り、妹は家政婦に預けられていましたが、兄は他の生徒に悪影響を及ぼすとして退校処分になります。新たな家庭教師にすぐに子供たちはなつきますが、彼女は塔の上に男の人影を見、夜の窓の向こうにはこちらに近づいて来る男の顔を見、廊下では見知らぬ女性が横切るのを見、池では浅瀬に立つ女性の姿を見ます。
 家政婦に尋ねてみると、それは前にいた従者と家庭教師だと言いますが、家庭教師は従者に恋いこがれた結果、入水自殺をし、従者は階段から転げ落ちて死んだとも言います。
 幽霊の影に怯えながら、それらに対抗しようとする家庭教師は、兄を問いつめ、様々な邪悪な所行を教えたのが以前の従者であることを告白させますが、その瞬間に彼は絶命します。絶望に襲われる家庭教師を写しながら、映画は終ります。
 以前から、有名な恐怖映画として、この映画の名前を聞いていましたが、見てみればどうってこともない映画でした。白黒の画面は美しく、夜にろうそくの明かりだけで、古い邸宅の中を探索するところなども、少しドキドキしましたが、恐怖という点では物足りなさを感じました。主演のデボラ・カーもきれいな女優さんなのに、恐怖の表情が醜く、ミスキャストじゃないのかなあ、と思いました。デボラ・カーと言えば、「めぐり逢い」という素晴らしい映画があるので、もしまだ見ていない方がいらっしゃったら、そっちの方をオススメします。

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