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クリント・イーストウッド監督『グラン・トリノ』

2010-07-06 13:36:00 | ノンジャンル
 クリント・イーストウッド製作・監督・主演の'08年作品『グラン・トリノ』をWOWOWで見ました。
 妻の葬儀でウォルトは息子たちから陰口を叩かれます。生前の妻からウォルトに懺悔させてほしいと言われていたという牧師に、ウォルトは神学校出立ての若造にと相手にしません。ウォルトの隣に引越して来たモン族の一家。息子のタオの従兄のフォンらは、ウォルトの持っている'72年型のヴィンテージ・カー、グラン・トリノを盗むようにタオをけしかけ、タオはウォルトに撃たれそうになります。街角でタオを連れ出そうとするフォンらにライフルを向けるウォルト。翌朝、モン族たちはタオを助けてくれたウォルトの家に贈り物の山を築きます。ウォルトはタオの姉のスーが黒人グループに囲まれているのも助け、すっかり彼らと親しくなります。タオは車を盗もうとしたことへの償いにウォルトのために働くと言い出し、フォードの工場で働いていたウォルトは知り合いを紹介してタオに仕事を世話してやります。しかし仕事の帰りにフォンらに捕まり、顔に根性焼きを入れられ、ウォルトに借りていた工具も壊され、ウォルトはフォンの仲間を襲って今後タオに手を出すなと警告します。その夜、タオの家は銃の乱射に会い、スーは暴行を受けて帰宅します。荒れるウォルト。すぐに復讐しようというタオに冷静になることをウォルトは促し、牧師に懺悔に行った後、タオを自宅の地下室に閉じ込め、単身フォンらのアジトに乗り込みます。彼らが多くの銃でウォルトを狙う中、ライターを取り出すと見せかけて胸から手を出したウォルトは一瞬のうちに蜂の巣となり死にますが、取り出していたのは本当にライターで、丸腰のウォルトを撃ち殺したフォンらは長期刑を課せられることになります。牧師はウォルトの遺言で妻の意向に従うために財産はすべて教会に寄付し、グラン・トリノはタオに譲ることが遺族の前で発表されます。ウォルトの犬とともにグラン・トリノに乗るタオは地平線遥かに車を疾走させるのでした。
 沈んだ色調の画面が映画のテーマとマッチしていて、イーストウッドの暗い情念とともに魅力的でした。イーストウッド・ファン以外の方にもオススメです。

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