明日はロバート・F・ケネディさんが暗殺されてから、ちょうど52年目の日に当たります。兄のジョン・F・ケネディが大統領をしていた時の司法長官で、兄の暗殺の後、ベトナムからの即時撤退という兄の遺志を継いで、42歳という若さで民主党大統領候補となった彼は、キング牧師が暗殺された1968年4月4日、インディアナ州インディアナポリスの黒人街で警察の危険警告や側近の中止勧告を制止し、演説を敢行しました。彼は「私の家族も白人の手によって殺された。今この国に必要なのは分裂ではない。今この国に必要なのは憎しみでもない」と公の場で滅多に語らなかった兄の暗殺について触れ、即興的で心のこもったスピーチで人種間の和解を訴えましたが、カリフォルニアの予備選後のパーティで、パレスチナ系アメリカ人に暗殺されました。
この時代のリベラル派の政治家の例にもれずロバートにも敵は多く、妥協を許さない追及を受けたジミー・ホッファなどの敵対する大労働組合幹部、上記のように司法長官時代に対立を深めたマフィア、KKK等の白人至上主義者、ベトナム戦争で利益を上げていた軍産複合体、兄同様リベラルな政治姿勢に反感を持っていたCIAなどの関与が噂されていますが、それを実証するものはなく真実は藪の中となっています。
日本にも彼のような政治家が待望されています。私は社民党の福島瑞穂さんがいいと思うのですが、皆さんは誰がいいとお思いですか?
さて、また昨日の続きです。
メアリーの葬式。
アール「牧師さん、どうも」娘「お父さん、見事な花だったわ」「気に入ってくれてうれしい」「よければ感謝祭に招待するわ」「ほんとか? 必ず行くとも」。
フリオら、ハイウェー上で行きかう車を見て、「いたぞ、あいつだ」。
家に戻ってきたアールをフリオらが拘束する。「どこにいた?(中略)警告したはずだ」。アールのポケットをさぐっていると、“メアリー・ストーンを偲んで”と書かれた紙を発見する。「この女は何だ?」「妻だ。亡くなった」「俺は警告していたが」「“無許可離隊(AWOL)”した。どうなろうと、あんたたちを恨まない。撃つがいい。やれ。さっさと片付けろ」。
(中略)
ベイツ「アールを殺す気だ。(中略)位置を特定し、ヘリを手配しろ。(中略)」「トラックの位置判明。55号線、224番出口から東に約400メートル」「行こう」。サイレンを鳴らし、急ぐベイツら。
ヘリ、トラックに追いつく。ヘリ「容疑者、上り方向に」。
ベイツ「上り車線を止め、目標車両を封じ込めろ。行くぞ。ついに時が来た」。
ヘリ、追跡。
ベイツ「来たぞ。上空からの様子は?」「直進してる」「速度を落とせ!」。アールのトラック、停まる。「行くぞ。両手を上げて降りろ!さっさと降りろ! 両手を頭の上に! 手を上げ、車から離れろ! 両手を見せろ!」。アールに手錠がかかる。ベイツ「あんたか」アール「ああ」。
パトカー内のアール。血だらけのアールの顔を見てベイツ「顔をどうした?」「何でもない。自業自得ってだけだ」「背広は?」「葬式があった。別れた女房の。むしろ運がよかった。一緒に過ごせたから。彼女のおかげで家族に受け入れられた。娘にも」「口をきかない娘さん?」「ああ、覚えていたのか?」「そうだ」「結婚記念日を忘れたのは俺のせいなのか?」「皮肉だな。よりによってあんたの言葉が正しいとはね」「間違ってばかりの人生だった。(中略)家族との関係を正したろ?(中略)それが一番大事なことだよ。あんたの家族のためにも、他のことはどうでもいい」「覚えておくよ。体に気をつけて」「あんたも。元気で」。
弁護人「アールは軍人として自由のために戦い、今は裁かれる身です。麻薬組織の悪党たちが、彼の人のよさや高齢であることを利用しました」。アール「有罪だ」。弁護人「アール……」裁判官「ストーンさん、弁護人と話を」弁護人「いけないわ」アール「私は有罪です。(立ち上がり)罪を犯した」裁判官「すべての罪状で有罪だと?」「そうです」「廷吏、身柄の拘束を。あなたを連邦刑務所に戻します」。アール、弁護人に「世話になった」娘「できるだけ面会に行く」「すまない」ジニー「農場は任せて。心配しないで」「頼んだぞ。時間がすべてなんだ。何でも買えるのに時間だけは買えなかった」「大丈夫よ、愛してる」ジニー「居場所が分かるだけ安心よ」微笑む一堂。裁判官「以上で閉廷」(中略)
花の農場で働くアール。老いを語る曲が流れる。カメラが上がると、そこは刑務所の中の農場であることが分かる。エンディング・タイトル。“ニューヨーク・タイムズ紙、別冊の記事「90歳の運び屋」に着想を得た”の字幕。
90歳近くのイーストウッドのかくしゃくとしたたたずまいに魅せられました。また二つの電話のシーンで、話のカットと画面のカットをわざとずらして編集していたことも面白いと思いました。
→サイト「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
→FACEBOOK(https://www.facebook.com/profile.php?id=100005952271135)
この時代のリベラル派の政治家の例にもれずロバートにも敵は多く、妥協を許さない追及を受けたジミー・ホッファなどの敵対する大労働組合幹部、上記のように司法長官時代に対立を深めたマフィア、KKK等の白人至上主義者、ベトナム戦争で利益を上げていた軍産複合体、兄同様リベラルな政治姿勢に反感を持っていたCIAなどの関与が噂されていますが、それを実証するものはなく真実は藪の中となっています。
日本にも彼のような政治家が待望されています。私は社民党の福島瑞穂さんがいいと思うのですが、皆さんは誰がいいとお思いですか?
さて、また昨日の続きです。
メアリーの葬式。
アール「牧師さん、どうも」娘「お父さん、見事な花だったわ」「気に入ってくれてうれしい」「よければ感謝祭に招待するわ」「ほんとか? 必ず行くとも」。
フリオら、ハイウェー上で行きかう車を見て、「いたぞ、あいつだ」。
家に戻ってきたアールをフリオらが拘束する。「どこにいた?(中略)警告したはずだ」。アールのポケットをさぐっていると、“メアリー・ストーンを偲んで”と書かれた紙を発見する。「この女は何だ?」「妻だ。亡くなった」「俺は警告していたが」「“無許可離隊(AWOL)”した。どうなろうと、あんたたちを恨まない。撃つがいい。やれ。さっさと片付けろ」。
(中略)
ベイツ「アールを殺す気だ。(中略)位置を特定し、ヘリを手配しろ。(中略)」「トラックの位置判明。55号線、224番出口から東に約400メートル」「行こう」。サイレンを鳴らし、急ぐベイツら。
ヘリ、トラックに追いつく。ヘリ「容疑者、上り方向に」。
ベイツ「上り車線を止め、目標車両を封じ込めろ。行くぞ。ついに時が来た」。
ヘリ、追跡。
ベイツ「来たぞ。上空からの様子は?」「直進してる」「速度を落とせ!」。アールのトラック、停まる。「行くぞ。両手を上げて降りろ!さっさと降りろ! 両手を頭の上に! 手を上げ、車から離れろ! 両手を見せろ!」。アールに手錠がかかる。ベイツ「あんたか」アール「ああ」。
パトカー内のアール。血だらけのアールの顔を見てベイツ「顔をどうした?」「何でもない。自業自得ってだけだ」「背広は?」「葬式があった。別れた女房の。むしろ運がよかった。一緒に過ごせたから。彼女のおかげで家族に受け入れられた。娘にも」「口をきかない娘さん?」「ああ、覚えていたのか?」「そうだ」「結婚記念日を忘れたのは俺のせいなのか?」「皮肉だな。よりによってあんたの言葉が正しいとはね」「間違ってばかりの人生だった。(中略)家族との関係を正したろ?(中略)それが一番大事なことだよ。あんたの家族のためにも、他のことはどうでもいい」「覚えておくよ。体に気をつけて」「あんたも。元気で」。
弁護人「アールは軍人として自由のために戦い、今は裁かれる身です。麻薬組織の悪党たちが、彼の人のよさや高齢であることを利用しました」。アール「有罪だ」。弁護人「アール……」裁判官「ストーンさん、弁護人と話を」弁護人「いけないわ」アール「私は有罪です。(立ち上がり)罪を犯した」裁判官「すべての罪状で有罪だと?」「そうです」「廷吏、身柄の拘束を。あなたを連邦刑務所に戻します」。アール、弁護人に「世話になった」娘「できるだけ面会に行く」「すまない」ジニー「農場は任せて。心配しないで」「頼んだぞ。時間がすべてなんだ。何でも買えるのに時間だけは買えなかった」「大丈夫よ、愛してる」ジニー「居場所が分かるだけ安心よ」微笑む一堂。裁判官「以上で閉廷」(中略)
花の農場で働くアール。老いを語る曲が流れる。カメラが上がると、そこは刑務所の中の農場であることが分かる。エンディング・タイトル。“ニューヨーク・タイムズ紙、別冊の記事「90歳の運び屋」に着想を得た”の字幕。
90歳近くのイーストウッドのかくしゃくとしたたたずまいに魅せられました。また二つの電話のシーンで、話のカットと画面のカットをわざとずらして編集していたことも面白いと思いました。
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