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ジャック・ロジェ監督『メーヌ・オセアン』その2

2012-10-23 05:31:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 2人はアンジェで降り、迎えに来ていた船乗りのプチガの車に乗り込みます。プチガは去年、母方の姪の結婚式の帰り、翌朝6時の船に乗るために車で急いでいたところ、遅い車を追い越した際にその車に接触し、船に乗り遅れるからと言って住所と保険番号を渡したこと、急いでいたので事故証明書を取ることは断ったこと、すると相手がタイヤレバーを手にして襲いかかってきたこと、そして突然裁判所から召喚状をもらったことを述べますが、女弁護士は相手が診断書と被害届を既に提出していることを確かめ、よくある事件だと言います。
 裁判で原告のリュシアンは、プチガが身振りや口調で威嚇し、2回殴られて1週間の休職を余儀なくされたと主張しますが、プチガはすべて嘘だと反論します。裁判長は原告のキズやアザのこと、原告が3人の父親でり町会議長、漁業組合長でもあることに言及して、原告が1万フランの損害賠償を求めていることを述べますが、女弁護士はフランス語の言語レベルの話をしだし、話が理解できないと裁判長に言われると、女弁護士はすべて裁判長の洞察に任せますと言います。裁判長は賠償金を払えば寛大な処置を考えると言いますが、プチガはあくまで無実を主張し、執行猶予付きの禁固15日と賠償金2千フランを命じられます。原告を絞め殺してやると言いながら裁判所を出るプチガ。女弁護士は漁師と店主というだけで裁判長に悪い印象を与えたせいだと語り、今晩近くの弁護士仲間の家へ遊びに行こうと2人を誘います。
 森の中の館に住むリシュリューの家に着いた3人でしたが、プチガが2人の女性から検察かかりとのトラブルの話を聞くと、検察係と裁判長全員、それに彼らの一族も皆を痛い目に会わせてやると言い出し、奴らを船に乗せ海に出るのだと主張します。15才で両親と別れ、海に出たと歌い出すプチガ。
 夜中にサーブル行きの列車に乗ることにした女性2人は、そのうちユー島のバーに遊びに来いと言うプチガと分かれます。前の検察係と再会した2人は、2人の知り合いのプチガという男があなたに会いたがってると言い、検察係は話の続きを聞きたいので、奢るからと言ってナント駅のカフェに2人を誘います。大西洋を反対側か見たいのでサーブルに行くのだとデジャニラが言うと、検察係は自分の故郷であるサーブルは今の季節はよくないと言い、ユー島へ一緒に男い会いに行こうと言い出します。自分の名前がリュシアンであることを2人に教えると、面白くなりそうだと笑う2人の女性。3人は明日には島へ出発するkとにします。
 翌日、デジャニラは仕事のためにニューヨークにテレックスを送ります。朝から妻とケンカする検察長に、リュシアンはユー島へ一緒に行こうと誘います。ユー島のバーでは、美人のブラジル人が自分に会いに来るとプチガが仲間に話し、検察係と裁判長を懲らしめる話もします。プチガは一旦帰りますが、入れ替わりでバーにやって来た検察長とリュシアンは、プチガの漁師仲間に自分たちが国鉄の検察係をしている明かします。そこへプチガが現れ、デジャニラと女弁護士も現れると、デジャニラを見た検察長は慌て出しますが、明日まで船は出ないと言われます。事情を知ったプチガは怒りだし、笑う漁師仲間を前にして、検察長とリュシアンの首を抱えます。
 しょんぼりしたプチガは検察長に、リュシアンがプチガが教えた接骨医に行った後、ホテルで横になりに帰ったことを確かめ、彼の後遺症を心配し、検察長にも暴力を振るったことを謝ります。2人の様子を見て笑う女性2人。そこへNYから来たという興行師ペドロがやって来て、デジャニラに自分の人生を賭けたのに彼女が逃げ出したことを責めますが、彼女もNYのイカレ男の家に置き去りにされたからだと言い返します。ジョニー・カーソン・ショーにも出られるようになったのに、と言うペドロ。彼女の見事な歌を自分が伴奏するためにピアノを探していると言うペドロは、デジャニラが自分はモデルでダンサーでしかないと言うのにも耳を貸さず、そこにいた女教師から市民会館にピアノがあることを聞き出し、戻ってくるだろうリュシアンに置手紙をして、皆で市民会館へ向かいます。(またまた明日へ続きます。)

 →Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto

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