スティーヴン・キングの'09年作品『アンダー・ザ・ドーム』を読みました。
メイン州にある田舎町チェスターズミルは、ある日透明なドームで覆われてしまう。。クローデット・サンダーズが飛行訓練を受けていたセスナ機は、そのドームに激突して、彼女は死に、ドームができた場所にいたウッドチャックは、体をまっぷたつに切断されてしまう。10月21日土曜日のことだった。
町を去ろうとしていたバービーは、飛行機がドームに激突するのを目撃し、自らも目に見えないドームにぶつかり、町を去ることができなくなる。
偏頭痛に悩まされている21歳のジュニアは、町を牛耳るビッグ・ジム.レニーの息子だった。彼はアンジーにお仕置きをしておかなければと考え、彼女の自宅を訪れ、彼女しか家にいないのを確かめると、彼女に暴行を加えた上で、絞殺する。停電を伝える町のサイレンが鳴るなか、ジュニアは「とりあえず家に帰らなくては」と思い、外へ出る。
パルプ材輸送トラックもドームに突っ込み大惨事を起こし、そのことで住民の大半はドームの存在を知ることとなり、〈ドームの日〉の正午少し前、すべての道路が瞬時に封鎖された。そしてドームが突然現れたことで、無数の悲劇が起こった。家庭菜園の手仕事をしていたマイラ・エヴァンズは右手を手首のところで切断された。夫のジャックは911に電話したが繋がらず、しばらくしてマイラは命を落とした。林の中では雌鹿の頭が転がり落ちた。ドームにぶつかって落ちて来る鳥の数は無数にあった。スーパーマッケットの〈フードシティ〉の前店長のアーニーは、バーニーに警察に電話したが誰もでなかったと言うと、バーニーは州軍に出動要請をしたほうがいいと言った。
ドームが出現した時、チェスターミルズの警察署長ハワード・パーキンスは週末なので、自宅で妻のブレンダと2人でいた。そこへ部下のピーターからドームへのトラック衝突の連絡を受けた。パーキンズは非常事態であるとすぐに判断し、まったく役立たずの町政委員長であるアンディ・サンダースに変わって自分が指揮を取ろうと決断した。だが実際に町を仕切っていたのは、アンディを含んで3人いる町政委員の1人のビッグ・ジム・レニーだった。一方、農夫のオールデン・ディンズモアは次男のローリーがドームに触ろうとしているのを見て、「なんだかわからないものに、二度と近づいたりするんじゃない!」と叱り、兄のオリーに弟を見張るように言った。やがて彼らやバービーがいる場所にビッグ・ジムの巨大な車ハマーが現れた。バービーはビッグ・ジムが来る前に農夫のゲンドロンを誘い、ドームを調べに出ることにした。2人は3キロほど歩くと、ゴッドクリーク・ロードとボブ・ルーの死体に行きあたった。トラクターに乗ったままドームに激突したらしい。やがてCBSのロゴのついた報道ヘリが近づいてきたが、ドームに激突し、バービーたちの目の前で爆発した。一方、ジュニアは自殺を考えていたが、そうすればあのコック野郎のバービーを勝たせてしまうことになると考え直し、眠りについた。目が覚めたのは午後9時だったが、頭痛はおさまっていた‥‥。
文庫本で4巻という長大な小説で、残酷なシーン、ショッキングなシーン、迫力満点のシーンと見どころ満点の小説でしたが、それにしては終わり方があまりにあっさりしていて、拍子抜けしました。テレビでシリーズ化され、続編も予定されているとのことですが、これほど多くの登場人物がそれぞれ独自のエピソードを持ちながら進行するストーリーをどのように処理したのか、まったくの謎です。是非テレビシリーズの方を見てみたいと思いました。なお、上記以降のあらすじは私のサイト「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)の「Favorite Novels」の「スティーヴン・キング」のところにアップしておきましたので、興味のある方は是非ご覧ください。
→「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)
メイン州にある田舎町チェスターズミルは、ある日透明なドームで覆われてしまう。。クローデット・サンダーズが飛行訓練を受けていたセスナ機は、そのドームに激突して、彼女は死に、ドームができた場所にいたウッドチャックは、体をまっぷたつに切断されてしまう。10月21日土曜日のことだった。
町を去ろうとしていたバービーは、飛行機がドームに激突するのを目撃し、自らも目に見えないドームにぶつかり、町を去ることができなくなる。
偏頭痛に悩まされている21歳のジュニアは、町を牛耳るビッグ・ジム.レニーの息子だった。彼はアンジーにお仕置きをしておかなければと考え、彼女の自宅を訪れ、彼女しか家にいないのを確かめると、彼女に暴行を加えた上で、絞殺する。停電を伝える町のサイレンが鳴るなか、ジュニアは「とりあえず家に帰らなくては」と思い、外へ出る。
パルプ材輸送トラックもドームに突っ込み大惨事を起こし、そのことで住民の大半はドームの存在を知ることとなり、〈ドームの日〉の正午少し前、すべての道路が瞬時に封鎖された。そしてドームが突然現れたことで、無数の悲劇が起こった。家庭菜園の手仕事をしていたマイラ・エヴァンズは右手を手首のところで切断された。夫のジャックは911に電話したが繋がらず、しばらくしてマイラは命を落とした。林の中では雌鹿の頭が転がり落ちた。ドームにぶつかって落ちて来る鳥の数は無数にあった。スーパーマッケットの〈フードシティ〉の前店長のアーニーは、バーニーに警察に電話したが誰もでなかったと言うと、バーニーは州軍に出動要請をしたほうがいいと言った。
ドームが出現した時、チェスターミルズの警察署長ハワード・パーキンスは週末なので、自宅で妻のブレンダと2人でいた。そこへ部下のピーターからドームへのトラック衝突の連絡を受けた。パーキンズは非常事態であるとすぐに判断し、まったく役立たずの町政委員長であるアンディ・サンダースに変わって自分が指揮を取ろうと決断した。だが実際に町を仕切っていたのは、アンディを含んで3人いる町政委員の1人のビッグ・ジム・レニーだった。一方、農夫のオールデン・ディンズモアは次男のローリーがドームに触ろうとしているのを見て、「なんだかわからないものに、二度と近づいたりするんじゃない!」と叱り、兄のオリーに弟を見張るように言った。やがて彼らやバービーがいる場所にビッグ・ジムの巨大な車ハマーが現れた。バービーはビッグ・ジムが来る前に農夫のゲンドロンを誘い、ドームを調べに出ることにした。2人は3キロほど歩くと、ゴッドクリーク・ロードとボブ・ルーの死体に行きあたった。トラクターに乗ったままドームに激突したらしい。やがてCBSのロゴのついた報道ヘリが近づいてきたが、ドームに激突し、バービーたちの目の前で爆発した。一方、ジュニアは自殺を考えていたが、そうすればあのコック野郎のバービーを勝たせてしまうことになると考え直し、眠りについた。目が覚めたのは午後9時だったが、頭痛はおさまっていた‥‥。
文庫本で4巻という長大な小説で、残酷なシーン、ショッキングなシーン、迫力満点のシーンと見どころ満点の小説でしたが、それにしては終わり方があまりにあっさりしていて、拍子抜けしました。テレビでシリーズ化され、続編も予定されているとのことですが、これほど多くの登場人物がそれぞれ独自のエピソードを持ちながら進行するストーリーをどのように処理したのか、まったくの謎です。是非テレビシリーズの方を見てみたいと思いました。なお、上記以降のあらすじは私のサイト「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)の「Favorite Novels」の「スティーヴン・キング」のところにアップしておきましたので、興味のある方は是非ご覧ください。
→「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/)