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ポール・オースターの詩集とエッセイ

2006-06-09 17:56:20 | ノンジャンル
 ポール・オースターの詩集とエッセイ集も読んでおこうと思って、詩集「消失」とエッセイ集「空腹の技法」を読みました。というか、眺めました。
 最初っから全然付いていけません。意味が分かりません。例えば、「消失」の最初の詩「根が虫とからみあう-時計の/ふるいは雀の心臓に共棲する。/枝と葉身との間で-ことばは/その巣をちぢこまらせ 種子は くっきりした/境界に揺られても 告白するものでもない。/卵だけが沈下する。」
 これ、意味分かりますか? この調子で一冊最後まで押し通すのです。少なくとも私向けの本ではありません。
 「空腹の技法」も同じです。エッセイ、本の序文、インタビューでなっているのですが、エッセイの難解さは「孤独の発明」を思わせるものでした。序文も付いていけない。インタビューだけでもと読んだのですが、少なくともあまり面白いものではありませんでした。
 「最後の物たちの国で」以降、あんなに面白くて分かりやすい小説を書く人が、詩とかエッセイとかになると、なんでこうなっちゃうのか、理解に苦しみました。答えを知ってらっしゃる方、ぜひ教えてください!