昨日の記事で、2020年終了時点の2歳種牡馬ランキングを掲載しました。(下図)
**2020種牡馬ランキング(JRA/2歳/総合/12月27日終了時点)**(馬名赤字は新種牡馬)
改めて2020年の結果を眺めているうちに、『そう言えば、この世代の種牡馬勢力図はダービー終了時点でどう変わったのだろう?』ということが単純に気になりまして、世間一般では取り上げられることが比較的少ない、“JRA3歳種牡馬ランキング”なるものを作ってみました。
**2021種牡馬ランキング(JRA/3歳/総合/6月13日終了時点)**(馬名赤字は新種牡馬)
2歳戦終了から半年なので、基本的には大きく変わっていないとも言えるのですが…。
そんな中でも目につくところはと言うと、4位だったキズナがAEIを1.48から1.77に上げつつ順位も2位に上げたこと(バスラットレオンが代表産駒であり続けているのも素晴らしい!)、モーリスとドゥラメンテの関係が逆転しており、ジワジワと成績を上げているモーリスに比べると、ドゥラメンテがやや失速気味に映ることでしょうか。
そうですねぇ、まだ中盤戦ですから何とも言えない部分はありますが、もしも今後の出資検討においてモーリスかドゥラメンテかで迷ったら、(1年だけの傾向であることを承知のうえで)2歳戦からある程度走れるうえに成長力もあるモーリス産駒を狙いたい…と考えて良いのかもしれません。(カイザーノヴァには、将来、ルークズネストさんから代表産駒の座を取り返して欲しいっすねぇ(^^))
それからキズナについてですが、これはもう本当に優秀な種牡馬だなぁと改めて思います。3歳世代で徐々に存在感を増しているのもそうですが、(下に載せたように)全世代の総合ランキングでもディープインパクト、ロードカナロアに続く3位ですからね。しかも、偉大な父がS級繁殖牝馬をかっさらっていく状況下での成績であること、AEI1.71を叩き出していていることを考えると、いずれ産駒がG1を勝つのは間違いないだろうと思います。
と言いますか、キズナの課題は『産駒がまだG1を勝っていない』こと、これに尽きるのかも。。
ただし、一口馬主的に考えるとですよ、キズナ産駒のお値段がある程度に収まっているのは代表産駒がG1馬でないからかもしれず、しかも、近い将来G1を勝つ産駒が出る可能性が高いとすれば、これはもう18年産世代、19年産世代のキズナ産駒は目を瞑ってでも出資しておくべきだったのかもしれません。
その意味ではバスラットレオン、アシタカ(ミスペンバリー’19)に出資ができた私はラッキーだったと思いますし、もしも20年産世代にキズナ産駒がラインアップされていたら、やはり注目すべき募集馬なのだと言えるでしょう。(ちなみに、キズナ産駒のG1勝ちについては、バスラットレオンがマイルカップでマトモに走っていれば今頃は…なんてことを言う気は全然ありません(^^ゞ)
話が段々と発散してきましたが、とにかく、種牡馬ランキングを眺めているだけでもそれなり以上に楽しめてしまう、広尾TCにもそんな出資馬検討の時期が迫ってきているのは確かです(^^)
**2021種牡馬ランキング(JRA/総合/6月13日終了時点)**
キズナについては、
バスラットレオンがG1制覇の栄誉!!
アシタカがクラシック制覇の栄誉!!!
という流れが簡単に妄想できるのですが…
オルフェーヴルについては、とにかくヴィジャーヤがデビューしないことには始まりません(^^;)
魅了のキズナ産駒
オルフェーヴル産駒は(・・;)
いや、まだまだこれから(^^;
キズナ産駒!
バスラットレオンがG1制覇の栄誉を!!
アシタカがクラシック制覇の栄誉を!!!
そうやって考えていくと、大人の事情がプンプンしますねぇ。
実際どうなのかは闇の中ですが、キズナとしてはそれも含めて乗り越えるしかない…
いや、産駒の募集価格高騰は望ましくないので、ホドホドの評価でイイ馬をたくさん出してくれた方が良いのかも(^^;)
成績、実績の割りには評価されていない…
それはお父さんの産駒がいなくなった時に変わるのか、その前にG1馬を出して突き抜けるのか!?
いずれにしても、キズナはすごく優秀な種牡馬ですよね(^^)