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[愛チャンピオンS(G1)]シンエンペラーしぶとく巻き返して3着!

2024-09-15 09:57:00 | 競馬・一口馬主全般

【愛チャンピオンS】エコノミクスが4連勝でG1初制覇 シンエンペラーは3着:サンスポZBAT!
凱旋門賞の前哨戦となるアイリッシュチャンピオンS(G1、芝2000m)が14日、アイルランドのレパーズタウン競馬場で8頭によって争われ、トム・マーカンド騎手とコンビを組んだ英国のエコノミクス(英・Wハガス、牡3)が、4連勝でG1初優勝を果たした。勝ちタイムは2分3秒20(良)。日本から参戦したシンエンペラー(栗・矢作、牡3)は3着に敗れた。連覇を狙ったディープインパクト産駒のオーギュストロダン(愛・Aオブライエン、牡4)は勝ち馬と直線の叩き合いでクビ差で敗れて2着だった。
レースはルクセンブルクが引っ張る流れ。シンエンペラーは好スタートから4、5番手を追走、その後ろにエコノミクス、オーギュストロダンと続く。最後の直線を3番手で迎えたエコノミクスは残り200メートルあたりで先頭に立ち、外からオーギュストロダンが襲いかかるが最後まで抜かせなかった。シンエンペラーは直線で窮屈になるシーンもあり6番手まで下げるシーンもあったが、最後は力強く追い込んで2着から3/4馬身差の3着だった。
◆矢作芳人調教師「予想通りというか厳しいレースでした。暑さで日本で仕上げられなくて、フランスで徐々に体調が上がっていましたが、7、8割の状態の中でよく頑張ってくれました。勝ちに来たので悔しいのは確かですが、次に向けてはいいレースだったかなという部分はあります。次、しっかり勝てるように頑張っていきます」
◆坂井瑠星騎手「厳しいレースでした。勝てなかったのは悔しいですし、今回は一流の素晴らしいメンバーですから。凱旋門賞に向けては、決して悲観する内容じゃないと思います。凱旋門賞に向けて僕自身も成長していきたい」

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今年の皐月賞5着、ダービー3着だった矢作厩舎のシンエンペラーが愛チャンピオンステークスに出走、中団待機から直線でしぶとく脚を伸ばして3着に入りました。

(JRAサイトなどで)レース映像を見て頂くと分かる通り、勝負どころで思うようにギアが上がらず、直線中ほどまでは窮屈になる場面もあり『このままズルズルと後方に沈んでしまうのか?』と思わせたものの、そこから外に持ち出され、坂井騎手の叱咤激励に応えるように巻き返し、上位2頭に迫る勢いを見せたのは印象的なパフォーマンスでした。

その上で、皐月賞、ダービーで足りなかった馬が愛チャンピオンステ-クスで惜しい3着になったわけですが、どうでしょう、やはり3歳58.5kg、4歳以上61kgの斤量差は結構大きいってことですよね。実際、58.5kgの3歳勢が上位を占め、そこに割って入ったのはあのオーギュストロダンだけですから…。

ただ、3歳馬なら何でもイイかというとそんなことはなく、例えばシンエンペラーはNureyev×Danzig×Sadlar’sWells×Nijinskyという血統構成で、日本のG1ではあと僅か足りずとも、いかにも欧州でこそ真価を発揮しそうなタイプなわけです。

まあ、この馬が欧州遠征にいく流れは最初から(本馬の購入時から)矢作先生が仕込んでいた作戦ですが、お金と野望の両面でかなりスケールが大きい挑戦であり、当然ながら誰にでもできることではありません。

果たしてシンエンペラーがこの先(凱旋門賞などで)どんな活躍を見せてくれるのか、矢作厩舎と坂井瑠星騎手を応援する意味でも、さらに注目していきたいと思います!

 

2024アイリッシュチャンピオンステークス(G1)の結果・JRA
3歳以上,定量 コース:2,000メートル(芝・左)

 

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