「ベレーバスク」
さて今年最後のプラで制作したのは前回に続いて、
Aquitaine(アキテーヌ)地方バスクもうひとつの代表的なお菓子。
さぁ、ずっーっとお顔を引いて遠くから写真をどうぞ…どうでしょう!
まさにベレー帽に見えませんか
そう、ベレー帽はバスク人の象徴。
その象徴を模ったこのお菓子の中身は濃厚なショコラづくしケーキなのであります。
ショコラのジェノワーズにたーっぷりラム酒シロップをアンビベ、
ショコラのクレームパティシエールをはさみ、
まわりにスプレーチョコをまぶして、ヴァニラのさやをちょこんと挿せば、
どこから見てもベレー帽なんて、可愛すぎる…。
ちなみになぜショコラづくしなのかというと…、
チョコレートは17世紀にスペインやポルトガルからバスクを経由してフランスに入りました。
そしてフランスで初めてチョコレート工場ができたのがバスクの中心地バイヨンヌ。
だからゆかりの深いベレー帽とショコラが結びついてこのお菓子が生まれたのですね
こちら本物のベレーバスクをかぶったバスク人のおじさま方。
2年前バスクを旅した時に出会った一場面
このように街の年配の方が本当に多くベレーバスクをかぶっていことは印象的な思い出…
ちなみに私の通っていた中高等学校にはベレー帽が制服の準規定にありました。
中学受験をする際に見学に訪れたとき、
在校生がかぶるベレー帽とボレロ&ジャンパスカートの制服に淡い憧れを感じたものですが、
意外に入学してみると、半年も経たないうちにタンスにしまいこんでしまったっけ
今回お菓子が仕上がった時、久しぶりに懐かしい母校のベレー帽姿の制服が
目に浮かび、妙にこのお菓子が愛おしく感じてしまいました。
せめて中等部の間くらい毎日がぶっておけばよかった…十数年後の後悔だわ
さて地方菓子Bコースもとうとうこの回をもって終了。
また新年からCコースが始りますが、
いったん長い冬休みに入るのでしばらくシェフやクラスメイトに会えません
毎週あまりに楽しい時間を過ごしてきたので、
さびしくてたまりませんが…この日授業は午前中で終了、
この後シェフも交えてクラス全員でランチ会がありました
その様子はまたのちほど…
知らなかった・・
真ん中のちょこんがお茶目。
チョコとラムって最高に好きな組み合わせです。
実物、食べてみたい~。
キュートなボディに似合わず、
お味はかなりパンチあるラム酒た~っぷりの大人系です。
ちなみにお酒に弱い私は一切れでいい気分♪
チョコとラム、相性抜群ですよね、私も大好きです☆
実はコレとっても簡単なのですよ~。
いつかお味見していただきたいです^^