@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

Les Miserables

2006-04-25 13:11:00 | おでかけ
土曜日のソワレ、母校の上級生であるお姉さまの格別なご配慮によって
「Les Miserables」@日生劇場をE列18番という
素晴らしいお席で観劇してまいりました。

昔からミュージカルは大好き。
中高時代はもちろん宝塚…学校の終業ベルがなると同時に飛び出て
日比谷の劇場前でその日のチケットを手に入れ見に行っていたものです。
その後も宝塚・帝劇・劇団四季・海外のミュージカルと数は多くはないですが、
機会があれば足を運び、その感動に浸っておりました。

この1年日本を離れ観劇の機会を失い、心寂しく思っていた折、
お誘いいただいたのが、入手困難なこのLes Miserables!
神に感謝コゼット様に感謝

そしてこの観劇ツアー、チケットを手配してくださったコゼット様の
お友達総勢20名での観劇でもあり、
観劇後日生劇場階下の「春秋ツギハギ」での会食ありと盛りだくさんの内容。
そこに同級生も一人参加で、懐かしい2年ぶりの再会も果たしました。

まずLes Miserables。
実は原作も読んだこともなく、ちょっと前に友人からかいつまんでレクチャーを
受け臨んだのですが、その音楽・構成・演出・キャスト・歌唱力・ストーリーと
どれをとっても素晴らしく、手が震えるほど感動し、胸がつかえる思いで
必死に舞台を目で追いかけるという3時間15分でした。

舞台は19世紀フランス。
一片のパンを盗んだジャン・バルジャンから始めるその物語は、
一人の女性の薄幸の死、その一人娘を愛し守ること、
彼を追う警部ジャヴェールとの闘い、
パリにおける熱き思いで自由を求める学生達の革命運動渦中から生まれる
ヒューマニズムと愛と信仰(人間救済)の物語。

生きるということ、赦すということ、愛するということ。
深いテーマに支えられたこの舞台は全編歌によって紡ぎだされる。
クロード=ミッシェル・ショーンベルク作曲による音楽で包まれ、
さらに観るものに登場人物のメッセージが心に響く。

最後はスタンディングオベーションにて鳴り止まない拍手
はぁ~、久々にいいもの観ました。

終演後のお食事会では個室貸し切って18名で美味しいお料理をいただきながら
初めてお会いする母校の先輩方、友人、コゼット様を通して知り合えた皆様と
お話に花も咲き、名残惜しく日比谷の夜をあとに…。

その夜は興奮の渦で眠りにつくのもままならず…、
朝は劇中歌である学生達の革命の歌で目覚めました。(頭の中で鳴り響いた!)

東山アンジョルラスさま、さいっこう~!!←恋かしら。