マキペディア(発行人・牧野紀之)

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アマゾンのPOD

2019年04月08日 | ア行

 1、朝日紙2018年10月19日に次の記事が載りました。

注文に応じて印刷⊥製本⊥出荷。アマゾン設備公開、出版社の在庫不要

 アマゾンは、注文に応じて1冊ずつ本を印刷して販売する「プリント・オ
ン・デマンド(POD)」の設備を報道陣に公開した。具体的な売上金額は
明らかにしていないが、日本では2012年から17年の間に20倍以上に成長
しており、アマゾンは個人出版の市場拡大につなげる考えだ。

 公開されたのは、千葉県市川市の物流拠点内にある設備で、バレーボール
コートほどの広さに印刷や製本などの機械が計11台並ぶ。通常は1日18時間
ほぼ絶え間なく稼働している。

 10年にサービスが始まり、16年からはカラーにも対応。アマゾンのサイト
から本の注文を受けると、サーバーからデータをダウンロードして印刷、製
本、出荷する。関東地区なら、午前中に注文すれば最短でその日のうちに本
が届く。現在、約300万冊分のデータが登録されており、うち9割は洋書だと
いう。

 最大の利点は、出版社が在庫を持つ必要がないこと。通常の書籍印刷に比
べ、売り上げる冊数の見込みが少なくても出版の可能性が広がる。一方、1
冊あたりの値段は割高になる。

 メディア事業本部事業企画本部の種茂正彦本部長は「少量多品種の出版が
可能で、個人出版のハードルが下がる。日本は出版のオンデマンド化が進
んでいないが、今後は出版社との連携を強化してコンテンツを充実させてい
きたい」としている。(滝沢文那)

2、牧野の感想とお願い

 私はこれを読んで大いに興味を持ちました。私の本などは、残念ながら、ろくに売れないのです。しかし、それなりに評価をして、買ってくださる方もいる訳で、かつて鶏鳴双書として出したものを、今は「pdf鶏鳴双書」という不十分な形で出しているのもそのためです。

 しかし、これもやはり「正式の本」として、いつでも読者に買える状態で提供しておきたいと思っています。この願いが、このアマゾンのPODのルートに乗せれば実現できるかもしれないのです。

 読者でもあり協力者でもあるSさんに調べてもらいました。まだ不明な点も残っていますが、出来そうです。

 しかし、その前に、読者の皆さんに発表して、みなさんの意見を聞いてみることにしました。
 Sさんの調査によりますと、実際のシステムは「インプレス」とかいうところが仲介してくれるそうです。そのインプレスが「出版ブランド開設サービス」という事業をやっていて、そこと契約すれば、アマゾン以外でも売ることが出来るようです。

 私としては、もちろん、鶏鳴出版の名を使って、未知谷さんにお願いするのはどうかなと思われるが、出しておきたい本をこのルートで出そうかと考えています。
皆さんの周りで、このルートでアマゾンからPOD出版をした経験のある方に経験談を聞ける方はいませんか。そういう人の話を聞けるのならありがたいと思っています。
 よろしくお願いします。

4月8日、牧野 紀之
 
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