活動報告、2019年4月29日
『フォイエルバッハ論』の原稿は完成間近です。
本文の翻訳は出来ました。例によって「付録」を、今回は沢山つける予定です。出版社がどう言うかですが。
「前書き」も書きました。後は「後書き」を書くだけです。後書きには「エンゲルス理論の評価」を書くつもりです。大功績は二つ、そして「失策」も二つですが、「体系」を否定した事は「エンゲルスの全功績を帳消しにするくらいの大失敗」とする予定です。
他者を批判するのですから、事実誤認がないように慎重を期しています。なかなか終わりません。「平成」の終わりには間に合わなかったようです。残念。
それの準備の中で確かめたい点があるのですが、以下の事についてご存じの方は教えて下さい。私の記憶違いなら諦めます。
お聞きしたい点
──パリ・コミューンの敗北後、コミューン戦士たちは外国に逃げた人も多かったようですが、ロンドンのマルクスを頼ってきた人もいたようです。
その人たちについて、マルクスの奥さんが、「コミューン戦士は堕落していて、困る」といったような事を口にしていたそうですが、どこに書いてあるか、知りませんか。どこかで読んだ記憶があるのですが。分かる方がいらしたら、教えて下さい。
人間は、前向きに生きて、戦っている時は、精神的にも健康で、苦難にも耐えますが、敗北して希望が無くなった時とか、金に困った時とかには自堕落に成る人もいます。人間は苦境に陥った時にこそ、その人の真贋が試されるのだと思います。
よろしくお願いします。──
報告に戻りまして、
アマゾン・ルートでPOD(注文があるごとに印刷し出版する方法)を始める事も準備は進んでいます。
鶏鳴・ヘーゲル原書講読会は、3月の終わりに、当時の二人の会員と三人で「総会」を開き、ゼミ形式の勉強をしました。やはり一堂に会して議論をすることは有意義でした。
その後、3人目の入会者がありました。喜ばしい限りです。
「鈍足のマラソン・ランナー」は「牛歩のマラソン・ランナー」に「退歩」しましたが、まだ「戦う姿勢」は保っています。
今後もよろしくお願いします。
2019年4月29日、牧野 紀之