マキペディア(発行人・牧野紀之)

本当の百科事典を考える

近況報告、その1

2022年05月31日 | カ行
近況報告、その1。2022,05.29

 昨年の11月くらいからかな、ブログが書けなくなりました。この三年くらいの間、どうして病気や故障ばかりしているのだろうと考えました。七十歳の十年間に『関口ドイツ文法』と『小論理学』との、いずれも千五百頁を超える物を出したので、神様が「少し休め」と命じているのだと、ようやく気づきました。
 眼の悪化が少し落ち着いて来たようですので、悪名の高い長文のブログは避けて、かんたんな問題提起に絞って、忘れないうちに、日記を書くような気持ちで書くことにしようと思います。守れるかな?
 

 今やNHKの看板番組の一つとなった感じのある「ラジオ深夜便」の一つ(だと思います)に、月に一度「日本語についての問題」をその部署の人(たいてい男性)が出し、女性アナがそれに応じて話を進め、既定の結論に達するというものがあります。
 いつも「もっと up to date な問題を出せないものかな」と思いながら聞いています。

 先日の問題は、係の男性が「~から歩いてき『たら』~に出会った」という文の『たら』と、「廊下を進んで行く『と』~が見えた」という文の『と』とはどうちがうかということだったと思います。
 認知症の私の記憶ですから少しは間違っているでしょうが、趣旨は正確だと思います。
 さて、二人はこの問題に関して思いつく例文を出し合い、結局「どちらかでなければならないという原則はない」ということを確認して、「日本語はむずかしい」という結論を出して放送を終えたのでした。

 <私の疑念>
①言葉について考えたり議論したりする場合は、必ず用例を幾つか使ってしなければならず、作例で考えたり議論をしたりしてはならない、という事をNHKの職員は知らないのでしょうか。
②この人達はなんらかの外国語については「こういうあいまいさはない」と言える程の理解をもっているのでしょうか。
 
 次回の選挙では「NHKに~する会」という団体に投票することを考えてみます。


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