- 松永史談会 -

   こんにちは。ご機嫌如何ですか。

関寛之「児童学原理 : 児童の身体及精神」 アテネ書院、大正13年→東洋図書 昭和2年・9年

2014年02月20日 | 断想および雑談
関寛之によると洛陽堂は関東大震災で被災し、洛陽堂の金庫に保管されていた関の原稿などもすべて焼失した。
手元に残っていた原稿をベースに書いた本がここで最初に紹介する大正13年アテネ社から出された「児童学原理」だった。
洛陽堂から出されていた「児童学概論」「児童学要領」は震災時に烏有に帰し、この「児童学原理」書肆廃業のため絶版となっていた。ここにいう廃業した書肆とはアテネ社のことだろ。この「児童学原理」大改訂して刊行されたのが、「児童学原論 : 児童の身体及精神 東洋図書 昭和2」。

高島の弟子:関寛之の処女作品




向かって右側の本が「児童学概論」、T7


関寛之「児童学原理 : 児童の身体及精神」 アテネ書院、大正13年
児童学原理 : 児童の身体及精神

関寛之 著



[目次]
標題
目次
第一篇 序論
第一章 兒童及び兒童學 / 1
第二章 兒童硏究法 / 17
第二篇 發育現象-身體
第一章 胎兒期の身體 / 37
第二章 兒童期の身體 / 59
第三章 靑春期の身體 / 146
第三篇 發育現象-精神
第一章 胎兒期の精神 / 151
第二章 兒童期の精神 / 157
第三章 靑春期の精神 / 360
第四篇 發育規制
第一章 發生に於ける規制 / 374
第二章 遺傳による規制 / 397
第五篇 發育異常
第一章 身體の異常 / 418
第二章 精神薄弱兒 / 430
第三章 不〓少年 / 439
第六篇 發育原理
附錄











児童学原論 : 児童の身体及精神,

児童学原論 : 児童の身体及精神 東洋図書 昭和2

関寛之 著

[目次]
標題
目次
第一篇 序論
第一章 兒童及び兒童學 / 1
第二章 兒童研究法 / 13
第三章 兒童及び兒童學の歷史 / 29
第一節 兒童史 / 29
第二節 兒童學史 / 55
第二篇 發育現象 身體
第一章 胎兒期の身體 / 64
第二章 兒童期の身體 / 81
第一節 兒童の身體の成長 / 81
第二節 兒童の神經系統 / 134
第三節 兒童の筋骨系統 / 140
第四節 兒童の身體の機制 / 148
第五節 兒童の體力及び運動力 / 165
第一項 肺活量 / 165
第二項 握力及び握耐力 / 168
第三項 後反力及び脚力 / 170
第四項 押進力・索引力及び投擲力 / 172
第五項 運動の速度 / 174
第六項 運動の精度及び確度 / 177
第六節 兒童の生理的特性 / 178
第三章 靑春期の身體 / 186
第三篇 發育現象 精神
第一章 胎兒期の精神 / 189
第二章 兒童期の精神 / 193
【第一部】 / 193
第一節 兒童の行動 / 193
第一項 人類の本能的行動 / 193
第二項 兒童の本能的行動 / 208
第二節 兒童の情緖 / 297
第三節 兒童の習慣 / 303
【第二部】 / 308
第一節 兒童の注意及び興味 / 308
第一項 兒童の注意 / 308
第二項 兒童の興味 / 315
第二節 兒童の感覺 / 337
第三節 兒童の知覺 / 341
第四節 兒童の心象及び聯合 / 347
第五節 兒童の暗示 / 359
【第三部】 / 367
第一節 兒童の記憶 / 367
第二節 兒童の想像 / 379
第三節 兒童の思考及び言語 / 387
第一項 兒童の思考 / 387
第二項 兒童の言語 / 399
第四節 兒童の意志及び道德性 / 405
第五節 兒童の人格 / 412
第一項 自我意識及び人格 / 412
第二項 個性 / 414
第三章 靑春期の精神 / 419
第四篇 發育規制
第一章 發生に於ける規制 / 429
第二章 遺傳による規制 / 447
第五篇 發育異常
第一章 身體の異常 / 469
第二章 智能の異常 / 478
第一節 精神薄弱兒 / 478
第二節 精神高能兒 / 485
第三章 性格の異常 / 490
第一節 精神低格兒 / 490
第二節 不良少年 / 495
第六篇 發育原理
第一章 兒童學の基本問題及び發育原理 / 505
第二章 發育法則 / 542
參考書 / 552
索引 / 564









改訂増補版
コメント    この記事についてブログを書く
« パウル・サバティエ著(中山... | トップ | 高島平三郎の「心理漫筆」&... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。