- 松永史談会 -

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松永史談会5月例会のご案内-第一報-

2023年04月29日 | 松永史談会関係 告知板
松永史談会5月例会のご案内-第一報-

開催日時及び開催場所 5月26日 午前10-12時 「蔵」2階
話題:続「中世歌島荘研究の成果と課題」
松永湾岸の住民と関係の深かった旧御調郡向島町東部の中世(歌島郷土研究会や西条静夫氏(『和泉式部伝説とその古跡』)の研究成果、そしてさらには網野善彦・松井輝昭氏等の論攷を踏まえながら、次のステップに関わる問題圏)をハイライト化させる形での話題提供となる。
テーマ自体は形式的には2021年11月例会(話題:大炊寮領備後国御調郡歌島(荘)の研究ーその成果と課題ー)の続編という形を取ったが、内容的には、これまで行ってきた松永史談会の研究成果の断片化を回避するために、2022年5月例会(中世今津に存在した金剛寺(現在は廃寺)の本尊:如意輪観音像の拝観及び「中世沼隈郡新庄今津における『弁財天女の霊廟』-薬師寺蔵今津金剛寺本尊如意輪観音像の拝観に事寄せて-」)及び2023年4月例会(「つる木大明神が(式内)高諸神社へ-江戸時代に横行した偽文書制作とか偽史言説(or fakelore)の流布について-」)と関連付けながらのものとする。
松井輝昭「厳島神社の弁財天信仰の成立とその性格」、県立広島大学人間文化学部紀要8,2013年、137-148ページ。
11月例会当日参加者には尾道市提供の歌島郷土研究会編『歌島の中世文書』など配布済み。
連絡事項
①2022年12月例会(話題「松永町出身の著述家高橋淡水(1872-1922)を偲んで」)は市民雑誌「文化財ふくやま58号」(2023年6月刊、査読なし)に「方法としての作家高橋淡水」として掲載されます。抜刷版を7月例会(7月28日)時に配付予定。
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松永史談会4月例会第一報

2023年04月03日 | 松永史談会関係 告知板
松永史談会4月例会を下記の日程で実施します。

開催日:4月28日 開催時間帯(午前10-12時)。
開催場所:喫茶「蔵」二階
提供する話題「つる木大明神が(式内)高諸神社へ-江戸時代に横行した偽文書制作とか偽史言説(or fakelore)の流布について-」

4月例会は偽文書の制作や偽史言説の流布に関して善悪/虚実/正誤という(現代人の)価値軸の中での邪悪で負性を帯びた存在として非難や不正行為の暴露に終始するのではなく(、それはそれとして)、次段階の問題でもある、前論理的思考が蔓延していた江戸期に於ける日本人の歴史制作(ここでは寺社縁起・由緒書・事書類)や歴史認識(→生活環境をデザインしたり、生活世界の在り方を特徴付けている時代的知や社会的知の総体=geosophie)の在り方を念頭に置きながらの話題提供となる。
前論理的思考に関する追加資料9(松永史談会2019‐4例会配布資料の一部)10・・・関連記事11(2018年1月例会配布資料の一部)


3月例会の話題は来年度の市民雑誌に投稿(「中近世移行期における松永湾北岸域の風景点描-2-」)予定です。





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