- 松永史談会 -

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阿育王寺

2018年08月31日 | 断想および雑談
『笑雲入明記』には笑雲一行が育王寺(阿育王寺)を訪れたとき、育王寺の住職以下僧侶たちが山門の外まで出てきて、鉦や太鼓を叩いて歓迎してくれたと記載されている。その




東銭湖の位置

雪舟画「阿育王山図」・・・・雪舟は1468年の遣明船(正使:天与清啓)に乗り寧波に渡った。


笑雲ら一行が寧波の阿育王寺を訪れたとき、この寺の僧たちは住職を先頭に鉦太鼓をたたいて山門外まで出てきて歓迎した。
動画「阿育王寺」(中国語)

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旧沼隈郡役所敷地(本郷島)の埋立土

2018年08月31日 | ローカルな歴史(郷土史)情報



工事現場の土砂観察


地境のブロック敷設現場の土層断面。7,80センチの掘り込み箇所で最下層はかつての製塩業の産業廃棄物:石炭燃焼滓が埋立土として利用されていることが判明。わたしはこれまで柳津・松永境の妙蔵寺境内や今津島小代島で同様の例を観察してきた。この「埋立土としての石炭燃焼滓と環境問題」に関しては今後起きないことを願いうばかりだが、かつてはこの地方では海陸を問わず普通にそういう形で処理(廃棄)されてきた訳だ。



石炭燃焼滓(石炭には微量成分として重金属が含まれる・・・土壌汚染法が規定する9重金属



ファミール平田は旧沼隈郡役所跡(X)・・・ファミール平田の床の高さは道路面より7,80センチ高。
写真左端の道路の先には高度差2m程度の下り坂があって、その段差部分に福山商工会議所・松永支所が立地。
  

旧沼隈郡役所跡(X) 




海洋投棄とは塩田傍の海に投棄したり、柳津方面の沖合に投棄するパターンで、安永浜は石炭燃焼滓の捨て場を干拓したもの。天保山もしかり(炭ガラ埋立島)。用地転用に伴う埋立土とは農地を宅地にする場合とか例えば木履工場などを建設する場合に工場用地の埋め立て用土として石炭燃焼滓が利用されたケースを指す。
幼少期家族で貝拾いによく出かけたが、松永湾の沖合の土砂は真っ黒で、すこしへ泥臭さがあった。幼少期のわたしは親父が教えてくれなかったので、それが普通のことだと思っていたが、それは今にして思えば、明らかに異常なことであり、塩田からの石炭殻を大量に海洋投棄してきた結果だったのだ。
石炭灰の環境に及ぼす影響

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