- 松永史談会 -

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備後国沼隈郡今津村『当村風俗御問状答書』(文化15年)

2014年11月09日 | 断想および雑談
ここでは柴田実先生古希記念論集『日本文化史論叢』(本書は福山市立図書館内松永図書館に寄贈済み)に掲載された備後国沼隈郡今津村『当村風俗御問状答書』(文化15年) by平山敏治郎を紹介する。原本は京都大学附属図書館所蔵 谷村文庫 『当村風俗御問状御答書』 にある。



















解説

この史料をどのように分析するか、それは分析者の能力次第。
「備後国今津村風俗問状答書」の筆者「四郎左衛門眉旨(むねなが)」の、父親:「保平知義」は四郎左衛門眉旨9歳の時に亡くなった。「保平知義」は天明元年に「四郎左衛門」に改名しており、『村史』中の文書(「天明元年・当村神社除地書上帳」)において剣大明神(「当国惣鎮守」と記載)の神主:四郎左衛門は保平知義その人を指す。「備後国今津村風俗問状答書」の筆者:四郎左衛門の方は文化15年当時の庄屋:四郎左衛門眉旨。御年26歳だった。

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