『高島先生教育報国60年』に寄稿した高島米峰のユーモアも中々だったが、融道男『祖父 融道玄の生涯』、勁草書房,平成25、234P.に収録された高島米峰も中々、米峰らしい。
後略の文章だが、女人禁制の高野山に肉食妻帯という異文化(破戒行為)を持ち込み、それを押し通した「新仏教」提唱者融道玄の図太い神経と奥さんの心理状態に同情を寄せた一文だが、ここでも「米峰節」全開! 省略部分は引用先の融道男『祖父 融道玄の生涯』か、収録雑誌「新仏教」で直接読んでほしい。
新仏教11-1、1910、pp41-42
高嶋米峰自叙伝,高嶋米峰、学風書院、昭25
米峰回顧談,高島米峰、昭26、初(続高島米峰自叙伝・装〔百穂〕)
雑誌「新仏教」論説集・・・・・雑誌に掲載されたはずの短報などの記事は所収されていない。雑誌の元版は京都の龍谷大学図書館(西本願寺近く)が所蔵。復刻(CDーROM)版は国会図書館など。
融道玄と鈴木大拙とは同年代、東京帝大は鈴木が卒業した年に相前後して融が入学する。前者はスペイン風邪が悪化して46歳で亡くなり今ではほぼ世間的には忘れられた存在、鈴木は「近代日本におけるもっとも偉大な仏教者」として賞賛され、文化勲章も受章。
融道玄と高島平三郎は子供時代からの知り合い。道玄の兄貴:小田勝太郎と高島はともに講道館で柔道を学んだ。
道玄と高島米峰はともに宗教学者で、同志的間柄。高島平三郎と米峰は東洋大学の教員で、ともにそこの学長経験者。両者は道玄を媒介としながら親密な間柄だった。
後略の文章だが、女人禁制の高野山に肉食妻帯という異文化(破戒行為)を持ち込み、それを押し通した「新仏教」提唱者融道玄の図太い神経と奥さんの心理状態に同情を寄せた一文だが、ここでも「米峰節」全開! 省略部分は引用先の融道男『祖父 融道玄の生涯』か、収録雑誌「新仏教」で直接読んでほしい。
新仏教11-1、1910、pp41-42
高嶋米峰自叙伝,高嶋米峰、学風書院、昭25
米峰回顧談,高島米峰、昭26、初(続高島米峰自叙伝・装〔百穂〕)
雑誌「新仏教」論説集・・・・・雑誌に掲載されたはずの短報などの記事は所収されていない。雑誌の元版は京都の龍谷大学図書館(西本願寺近く)が所蔵。復刻(CDーROM)版は国会図書館など。
融道玄と鈴木大拙とは同年代、東京帝大は鈴木が卒業した年に相前後して融が入学する。前者はスペイン風邪が悪化して46歳で亡くなり今ではほぼ世間的には忘れられた存在、鈴木は「近代日本におけるもっとも偉大な仏教者」として賞賛され、文化勲章も受章。
融道玄と高島平三郎は子供時代からの知り合い。道玄の兄貴:小田勝太郎と高島はともに講道館で柔道を学んだ。
道玄と高島米峰はともに宗教学者で、同志的間柄。高島平三郎と米峰は東洋大学の教員で、ともにそこの学長経験者。両者は道玄を媒介としながら親密な間柄だった。