えくぼ

ごいっしょにおしゃべりしましょう。

黒柳徹子の賞味期限

2014-01-15 14:23:12 | 歌う

          「黒柳徹子の賞味期限」

❤もう我に着てはもらえぬ服があり、くびれた胴にシルクの黒蝶  (松井多絵子)

 細いウエストが自慢だった私、そのくびれた胴はいつしか脂肪が脂肪を招き、15年前より
17センチ太くなってしまった。ただ1度しか着ていない大切な服が着られないままである。

 今朝の新聞に★「毎日が発見」という雑誌の広告。創刊10周年とあるが、私は読んだことがない。2014年2月号・完全リニューアル、編集長・片寄斗史子、64歳。その編集長の顔写真よりはるかに若い黒柳徹子の顔が私に笑いかけている。「長く生きた者には何かつとめがあると思うの」。わかります、徹子さんの気持ち。
 「徹子の部屋」はあと11年すると50年間連続の大長寿番組になります。そのとき私は90歳を過ぎているんです。お客様とお話ができるかどうか。

 もちろんできますよ、徹子さん。アナタが長生きしてくれないと私も長生きできません。私は太りはじめてから徹子ファッション。アナタは80歳をすぎていられるとか、ならば私は遠慮なく派手に装うことにしょう、というわけです。徹子の部屋のアナタは顔の半分が髪。服もふわふわ、体の線がわからない。その巧みな装い、偽装が偽装に見えない装い、これぞ究極のファッション。私はアナタのように甘いピンクの服は着ませんが、苔色、レンガ色でふわふわファッション。平成生まれの歌人たちも多くなりましたから、私の偽装も念には念を入れませんとね。

 「100歳まで美しく強く生きる」ようにとアナタの写真の隣で老女を応援している池上彰さん。彼は偽装していませんから63歳の池上彰さんは徹子さんのお兄さんみたいです。

 冬こそ偽装に最適。マスク、マフラー、苔色のコートの私は男に見えるかもしれませんね。
                                1月15日  松井多絵子