関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

夢は叶う

2009年10月06日 21時24分49秒 | 音楽
最近上原ひろみのソロピアノ・アルバム「PLACE TO BE」を聴いています。ひろみさんはどちらかというとダンナさまがファンで、CDが出たら買うのは決まってダンナさま。ただ今回はソロピアノということで、私が聴いてみたくて注文してもらいました。

今までのアルバムを聴くかぎり、アグレッシヴでファンキーな独特のひろみワールド全開というイメージがあり、どうしようもなく早いフレーズは同じ鍵盤楽器を弾くものにとって、まさに脅威なのであります。今回のアルバムでもそういったイメージの曲もありつつ、JAZZYかつポップな曲もありで、ひとくくりにジャズピアノとはいえないこの個性は、すでに上原ひろみのサウンドを確立していて、若いのにすごいな~とついつい感心してしまうのです。

そんな中、アルバム最後の「GREEN TEA FARM」は、心あたたまる優しいタッチの曲で、矢野顕子さんのボーカルがまた見事にマッチした素敵な曲。それがなぜそれほどマッチするのかと思ったら、先日放送された「東京JAZZ2009」の中で、上原ひろみ自身が明かしていた事実を知って驚いてしまいました(ちなみにこの時の2人の2台ピアノは本当にゴージャスで見事な演奏でした。生で聴きたかった~)
以前この曲をテレビ番組で聴いた時は、歌詞はなくピアノソロで弾いていたので、たぶん後で歌詞を書いたのだと思うのですが、ひろみさんは矢野顕子さんと全く面識のない時に、すでに矢野さんに歌ってもらえたらいいな、と思ってこの曲の歌詞を書いたそうなんです!

上原ひろみくらいの人なら、矢野顕子と一緒に仕事をするという可能性もあるにはあったでしょうが、やはり音楽家としてのキャリアには段違いの差があると思うんです。いわば上原ひろみのラブコールを矢野顕子が受けた形。でもよく見てみると、実は世の中にはそんな素敵なお話がところどころに転がっていたりします。
最近出会った幼稚園ママで、骨盤矯正の体操やダンスのインストラクターをやっている方も、その体操の考案者であるいわば先生の先生みたいな方に、どんどん自分をアピールしていって、アシスタントの座をゲットしたんだそうです。
「当たって砕けろ」の精神でアタックしてみたら、案外すんなりOKが出て・・・ということは、実はよくあることみたいです。

人間はついつい遠慮したり周りの目を気にしたり「これを頼むとあつかましいんじゃないかな」と勝手に相手のことを想像してあきらめてしまうことって多いと思うんです。ただ意外と人に頼られることってうれしかったり。度が過ぎては何事もダメだとは思うのですが、
「やるかやらないかを決めるのは頼まれた相手なんだから、とりあえず頼んでみては?」
これはある人から教わって「う~ん」とうなってしまった言葉です。

確かに

正確にチャンスをつかむためのアンテナを常に張って、時には大胆に行動したいと思います。私も大好きな人をイメージした曲を書こう