ひっきーさんとその先生がたとの合同ピアノ発表会、さいたま芸術劇場小ホールにて、日曜日に行われました。お天気にも恵まれ、大人の方から子供の生徒さんまで多数参加され、ホールにはエレガントな音楽世界が広がっていました。聴きに来て下さったみなさま、そして今回も快く参加させて下さったS先生、T先生、そしてひっきー先生、ありがとうございました。
2年前の前回、変な気負いや練習不足や慣れないドレスや初めての場所等、色んな要因で不本意な演奏でした。そのリベンジも兼ねての今回だったのですが・・・。
芸術劇場の雰囲気に飲まれずに、楽しんで演奏することができました!!自分の中では合格!!!リベンジ成功~。
結局また「リベンジしてやる~」みたいなマイナスのオーラがあると、それが気負いとなって失敗するな、とわかったので、当日は朝から一通り練習して、その後はマサさんの出ているAIのライブビデオを観たり、先日行ったコーチングのセミナーで買った、ひろっしゅコーチのマンガ本を読んで感動したりして、プラスのオーラに身をまかせることにしました。
この日のホールのスタインウェイ、あまりにも音が素晴らしく、オープニング演奏の「TRUTH」連弾は、弾いていて本当に楽しくて楽しくて仕方ない状態になりました。ひっきーさんが先生としてオープニングを飾るための演奏としては、OKだったのではないかと思います。次の生徒さんのお世話のあるひっきーさんとは舞台そででちょっと言葉をかわしただけで、私は大きなミスなくちゃんと弾けたことに満足で、思わずガッツポーズしてました(笑)
その後数人の生徒さんをはさんで、Nちゃんとの「フレーミー」連弾。これも私はあくまで伴奏者であり、Nちゃんの出番に私が失敗するわけにはいかないので、気をつかいました。ちょっとしたアクシデントはあったものの、最後がちゃんと決まったので、これもOK。自分の子供ではないお子さんとの連弾、楽しかったです。何かピアノの上で気持ちが通じ合うような。またやりたいです♪
そして次は一番の難関(私の中で)譜めくり。naoさん、ひっきーさんの連弾「花のワルツ」の譜めくりを、人生で初めてやらせていただきました。この時が実は一番緊張していて、心臓ばくばく、譜面はガン見。何とかスムーズに最後のページまで来て、演奏も練習の時のようにうまくまとまって、最後はゴージャスに決まった時は、心からホッとしました。Nちゃんの時と同様、自分の仕事で相手の人を動揺させてはいけない。ほんと勉強になりました。でも実はこれがあったからこそ、緊張を使い果たしてしまい、自分のソロを楽しめる余裕ができたので、こんなに楽譜にうとい、不安材料満載の私に譜めくりを頼んでくれて、逆にありがとう!という感じでした(笑)2年後の発表会にもし出させていただけるなら、また譜めくりやらせてもらおうと思います。
2部の最初がひっきーさんの生徒さんで、その3人あとくらいの出番のはずが、行ってみたら2人欠席でいきなり私に回って来たのも、緊張する時間がなくなってちょうどよかったです。「おしょうがつ」がきれいに弾けたのに気を良くして、「Amazing Glace」では冷静に音を聴きながら指運びできました。実は前日、練習を聴いていたダンナさまに感想を聞いたところ「この曲は繊細さがないよね」と言われたんです。確かに耳コピして弾けるようになることに重点を置きすぎて、パワフルにガンガン弾くのが定着してしまっていたので、珍しく素直に言うことを聞いてみようと思い、なるべく繊細な音の部分を作るよう心がけました。今回はスタインウェイくんが仲良くしてくれたので、納得のいく演奏ができました。
ソロが終わって舞台そでに戻ったら、順番を待っている2人の大人の方が満面の笑みで拍手で迎えて下さったのがうれしかった。客席のほうに行こうとしたらnaoさんと会って、ホッとした気持ちがゆるんで思わず泣いてしまいました。
2部の終わりはひっきーさんのソロでEL&Pの「タルカス」ソロピアノバージョン。前回のファイナル・ファンタジーの曲もびっくりしたけれど、クラシックの曲を選曲する人の多い発表会でEL&Pを弾こうとする先生なんて、日本中どこを探してもいないと思います(笑)そこが彼女の面白いところ。今回も先生としての演奏というプレッシャーの中、迫力ある演奏で観客を魅了していました。生徒さんとの連弾、私たち大人との連弾に、生徒さんの椅子や楽譜のお世話など、大忙しの中での演奏、大変だったと思います。ほんとお疲れ様。
2部と3部の間の休憩時間に、聴きに来て下さった方とお話することができました。mikaさんとSさん、前回の2年前と同じ席に座って聴いていて下さいました。ステキなお花をいただいてお話する中、お2人が「まつこふさんが出て来ると、雰囲気が変わる、演奏を聴かせる人、というオーラが出ていました」というお言葉をかけて下さって、心底うれしかったです。2年前はそこを意識しすぎて失敗していたのが、今回はもっと謙虚に、こんな華やかな舞台に出られてうれしい!という素直な気持ちで臨みました。2年の間に得た経験がちゃんと生かされていたんだとしたら、場数も踏んで練習もして、だんだん自分の理想に近づいているのかもしれないと、何ともうれしくなりました。
連弾が終わった後とソロが終わった後、それぞれダンナさまに感想を求めたところ、どちらも「よろしいんじゃないですか」とのこと。私の中でこの言葉は、ダンナさまからの最高のほめ言葉と受け取っているので、帰りの車の中は疲れを感じない、ハイな状態でした。いつものように、下の子の面倒を見つつ迎えに来てくれたダンナさまと、後半たいくつして来たのをがまんして付き合ってくれた娘ちゃんにもありがとう♪
今回、自分で納得のいく演奏ができたことで、また一つステップアップできたような気がします。これからもがんばります