関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

ベスト盤

2009年09月27日 16時47分30秒 | 音楽
先日「おくりびと」で東京乾電池の宮田早苗さんを見て、色々とご活躍なんだなあと思って喜んでいたら、続けてまた宮田さんご出演の映画を観ることに!久しぶりの人に続けて会った時のような感動。
以前ダンナさまが映画館に観に行った「ハッピーフライト」をたまたま日本映画専門チャンネルでやっていて「音楽をミッキー吉野がやっていてベースがナルチョ」というので、音楽を聞いているうちに面白くて最後まで観てしまいました。宮田さんは管制塔で飛行機をチェックする、とてもデキる感じの女性スタッフの役で、普通の主婦もぴったりだけど、てきぱきと仕事のできる女性もぴったりで、何でもできるバイプレイヤーの役者さんなんだなあと。ほんとステキです。

で、これも偶然なんですが、AIのベスト盤「BEST A.I.」を買ったら「おくりびと」のテーマ曲が入っていました。AIはテレビでライブを観てかっこいいな~と思っていて、CDも買って聴いてみたいけど何から聴いたらいいかわからないしなあ、と思っていたら、ちょうどベストが出るということで、これはちょうどいい!と思い飛びつきました。代表曲「Story」から始まって最近の曲「YOU ARE MY STAR」も入っているし、3曲目に入っている「ONE」のアレンジがすご~い。後半ゴスペルっぽくなったりしてカッコイイ。R&Bなのでjazzyなコードが随所に出て来るのがツボです。メロウで落ち着いた曲が多いので、ノリノリ~という感じではないけれど、これからそれぞれの曲をiPodでじっくり聴いてみようと思います。

ベスト盤については夫婦で色々と思うところがあるのですが(ダンナさまはあまり好きではないようで)今回のように取っかかりが欲しかった私にとっては、ちょうどよかったかな、と思います。以前小林香織さんのベストを買った時も、なかなかナイスだったし、今までのCDを全部持っているTRIXでも、人気のある曲のオンパレードは聴いててやっぱりいいな~って思います。

それにしても今年は歌ものを聴く機会が増えました。去年の秋ごろGATZのライブに行って、その後冬に吉弘知鶴子さんのライブに行って、それまでインストばかりだったのがボーカルというものに改めて感動したのでした。今年に入ってすぐに上原梓さんのピアノ伴奏をして、春に木下航志くんのライブに行って。木下くんのCDは最近でもよく聴いています。AIもライブで生を聴いちゃったら、ハマるんだろうな~。


おくりびと良かった~

2009年09月22日 17時24分23秒 | Weblog
映画館で観たかったのですが、なかなか足を運べず、遅ればせながらテレビ放送を録画して今朝早起きして1人で観てました。

いや~、良かった~。笑えて泣けて最高にいい映画でした。映像も音楽もステキだったし、何より役者さんが最高でした。邦画の楽しみは知ってる役者さんがたくさん出て来るところ。本木、広末コンビが素晴らしいのは言うまでもなく、山崎努さん、吉行和子さんが素晴らしいのはもっと言うまでもなく・・・。
「もうこの役はこの人しかありえない」と思ったのは、余貴美子さんでした。この人のためにある役と言っても過言ではないくらい。杉本哲太さんもハマリ役だったなあ。笹野高史さんの渋い演技に涙したり、峰岸徹さん、山田辰夫さんについては、観ていて感慨深いものがありました。

そんな中、私が大好きな女優さんを発見!山田辰夫さん演じる、時間に遅れて来たからとブチ切れる夫の、亡くなった奥さんを演じていた方です。疲れてやつれていた顔にお化粧を施され、とてもきれいになっていく女性。遺影の写真を見て「あ、あの人だ」と。エンドロールにあった「宮田早苗」という名前に見覚えがあり、ネットで調べてみたら、東京乾電池所属の女優さんでした。
何年か前に妻夫木くんの彼女役で、ゼリー飲料のCMに出ておられました。前の晩遅くまで、妻夫木くんにもらった指輪を探して、その時はすごくかわいい甘えんぼの彼女なんだけど、翌日会社に行ったら妻夫木くんの切れ者の上司、という設定で、その見事なツンデレぶりに思わず見入ってしまいました。CMやドラマの脇役でちょこちょこと拝見しますが、変わらずきれいな女優さんです。

重い題材なんだけれど、ところどころに温かなユーモアがちりばめられていて、優しさを感じる心に残るいい映画でした。そりゃあアカデミー賞も取って当然!

敬老の日によせて

2009年09月21日 08時46分22秒 | 音楽
私の大好きな祖母が亡くなったのは、もう20年近く前のことです。今でも私を呼ぶ優しい声をちゃんと覚えています。今では私の両親がすっかり高齢になりました。おばあちゃんのお墓参りにもなかなか行けないのと、母が花が大好きなので、ちょっと変わったアレンジメント・フラワーを送ったら、風邪気味で花も買いに行けなかったからと、とても喜んでくれました。今日だけに限らず、年配の方を大事に思う気持ちは大切だと思います。

きのう伺った老人ホームでのコンサートも、敬老の日のイベントだったようです。エントランスもレストランも、まるでホテルのようにきれいで、スタッフの方もみなさんとてもきちんとしておられて、過ごしやすそうな施設でした。

KAWAIのアップライトは調律前とのことで、ひっきーさんのソロ2曲と私はしゃぼん玉酒場バージョンをピアノで、あとの曲はひっきーさんのエレピ、Priviaで弾くことに。
時間になりエレベーターからは続々と居住されている方々がレストランに集まって下さり、その数は40人はいらっしゃったでしょうか。結構広いレストランがいっぱいになっていました。

「私のお気に入り」からスタート。続けて「渡る世間は鬼ばかり」を。童謡を弾いたら一緒に口ずさんで下さってうれしかった~。ひっきーさんの「乙女の祈り」が圧巻で、みなさんから盛大な拍手が。クラシックはこれ1曲だったのですが、1時間のライブにメリハリが出て、今回弾いてもらって良かったです。
後半で木下くんアレンジをちょっとマネた感じの「蘇州夜曲」を弾いたら、こちらもやはりご年配者にビンゴだったみたいで、一緒に口ずさんで下さいました。昔の日本の曲はメロディがきれいで、案外コードも凝っていて素晴らしい曲が多いです。これからもっと色々な歌謡曲も、レパートリーにしていけたらいいな、と思います。

今回「アメイジング・グレイス」を連弾にして、ゴスペルっぽくアレンジしたものを弾きました。以前はそれほど琴線に触れる曲ではなかったのだけれど、木下くんのCDに入っているブレンダ・ヴォーンさんとのバージョンが素晴らしくて、クリスマスに向けて用意する段階で、有名な曲なのでご年配の方にもぜひ聴いていただけたらと思い、急きょ準備しました。私のわがままで「この曲を連弾にしたいのでメロディを弾いて」とお願いすると、すぐにちゃんと素敵なプリモ・パートを作って弾いてくれるひっきーさん。この人だからこそ、こうして色んな曲にチャレンジできるんだと思うと、本当に貴重な出会いなんだなあ、と。以前から「老人福祉施設でコンサートができたらいいな」と考えていたところ、ひっきーさんのお知り合いの方からこのお話をいただくことができました。人との出会いやつながりが全ての物事を動かしているかと思うほどです。思わず感動してしまいます。

反省点はいくつかあったものの、おおむねお客様には楽しんでいただけた様子だったので、それが何よりでした。毎回毎回、ライブは本当に勉強になります。

1時間のライブがもっとさらっと余裕でできるようになりたいです

音楽ってほんといろいろ

2009年09月19日 08時44分19秒 | 音楽
きのうのAIのライブ、録画&リアルタイムで観ました~。や~、すごい!あの大所帯バンドから繰り出されるファンキーなサウンドに、AIのパワフルなボーカル。やっぱり観に行けばよかった・・・。マサさん大フィーチャーの曲なんかもあって、また一つお宝映像が増えました。

ところで、キーマガ・コンテストの2次予選の発表が気になる今日このごろ、さっきキーマガのブログを見たら、浅倉大介さんのコンテスト?ではないのですが、デモテープを聴いて浅倉さんがコメントしてくれるというセミナーの発表がされていました。で、やっぱりあの方がエントリーされてました。前回アレンジコンテスト準優勝で、今回のアレンジ部門にも選ばれている方です。その作品はとにかくすごい!シンセの全てを知り尽くしているような、私にはとてもとてもマネのできない、カラフルで緻密なサウンド。こんなすごい方と文字通り肩を並べることができて光栄です。

で、他のエントリー作品も聴いてみたら、女性の方がパフュームをほうふつとさせる作品を出されていて、これもすごいな~と。シンセを知り尽くしている人って断然男性のほうが多いと思うんです。この人にシンセのことを教わりたい~!

他の作品も普段わたしが聴かないジャンルのものだったのですが、とてもかっこよかったです。今ってシンセやパソコンである程度のことが素人でもちょちょっとできてしまう。曲の完成度のレベルは昔よりはるかに上がっていると思うのですが、結局最後に何が重要になって来るのかといえば、浅倉さんがコメントで言っておられた「ハーモニーとメロディという音楽の原点」だと。見た目の派手さとは違い、すごく真面目なコメントをされていました。ええこと言わはるなあ~。

シーケンサー類を一切使わないライブに感動し、かたやデジタル・ミュージックの進化に圧倒されたり。どちらが絶対!ということではなく、うまく融合させることで、また新しい音楽の形がどんどんできていくんだと思います。そのいい例がTRIXなんじゃないかな。

明日放送!AIのライブ

2009年09月17日 19時32分21秒 | 音楽
きのうはマサ小浜さん出演のライブに行くはずが、せきがひどくて断念。代わりにダンナさまが行ってきてくれました。行きたいライブに行けないことはたま~にあります。その時は残念だけれど、その選択が正しかったと後で感じることが多いので、今回もよしとしよう。とりあえずチケットが無駄にならなかったのが救いでした。

その代わり、うれしい情報がダンナさまから。明日夜19時30分からMUSIC ON!TV(CS)チャンネルで「VIVA A.I. Japan Tour」 SPECIALが放送されます。13日放送のリピート放送みたいです。録画録画!先週のMステにもAIが出演とのことで、予約録画したのですが、バンドはいなくてコーラス隊のみの出演でした。それでも「STORY」の演奏がライブバージョンだったので、一応AIのところだけチャプター編集。「MUSIC LOVERS」のあとにNHKの音楽番組で生放送されたツアー初日、そのあとにMステ。AIの映像(=マサさんの映像)が増える増える♪

人間には時としてモチベーションを上げる必要があります。そんな時自分だけのお気に入りをいくつか用意しておくと良いんだそうです。私にとってAIライブのプレイリスト(当然すぐ観れるようにハードに保存)は、お気に入りの一つ。そこに同姓同名のパティシエさんの作ったシフォンケーキとコーヒーがあれば、この世はパラダ~イス♪あ、もちろん「TRIX Live in Tokyo」もね!

子供の成長に涙

2009年09月15日 09時25分28秒 | Weblog
夏の疲れか、急な気候の変化か、どんと風邪を引きました。20日に老人ホームでのコンサートも決定したので、何とかせねば~。幸い流行りのインフルではなさそうなので、とにかく食べて寝て治すことにします。しかしせきが出だすと4.2.5.1ので困った困った。

ところで先日、娘が幼稚園のマーチングクラブで大きな大会に出場しました。色んな年代の子供たち(少数派で大人のチームもありましたが)が、揃いの服装でたくさん出ていました。幼稚園部門の前に高校生女子のバトントワーリング部門(バトンとはいってもバトンは持たず、カラフルなポンポンを持って新体操とチアリーディングをミックスしたような踊りをしていました)を見たのですが、みんなでびしっと踊りを揃えて、すごく一生懸命やっている姿を見たら、数分の踊りのために長い時間をかけて努力したんだなあ、がんばるって素晴らしいなあ、と思いました。

かくいう幼稚園部門は、他の幼稚園のような派手さがない分(踊りの子がいたり、1人だけ目立つ子なんかがいて、そっちに目がいってしまうため演奏の子たちがその他大勢になりがちでした)娘たちのチームが一番マーチングバンドらしくて(もちろん親の欲目もあるのですが)子供たちだけで完結していてスマートで好感が持てました。夏休みの夏期保育中からすでにこの日の練習が始まり、幼稚園から帰っても疲れて不機嫌な日が多かったのですが、当日は朝からゴキゲンで、終わってからもやりとげた充実感でいっぱいだった様子。赤ちゃんのときはしょっちゅうおんぶで、私の体の一部みたいだった娘。子育ては本当に大変な分、こうして神様がちゃんと大きな感動というごほうびをくれるんだなあ、と、この子を生めて本当によかったと思いました。

マーチングは結局幼稚園部門しか見れなかったのですが、曲について感じたことがありました。それは「どこが終わりかをはっきりさせることが重要」ということ。娘たちのチームは曲の最後に子供たち全員で「ヤア!」と大きな声を出すことで「これで終わりですよ」とはっきりわからせていたので、すぐに大きな拍手が起こったのですが、終わりのわかりにくい曲をやっている幼稚園があって、観客のこちらがとまどってしまったんです。でもこれは普通のライブにもあてはまることで、以前行ったソロピアノのライブで、やはり「もう終わり?まだあるの?」と悩んで、拍手のタイミングを間違えてしまったことがあり、できればわかりやすい終わり方がいいよね、とその時思ったのでした。

大舞台に立って、娘がまた一つ成長しました。あと半年で小学生かぁ


コンテスト1次審査発表~

2009年09月10日 14時02分38秒 | 音楽
今日はキーボード・マガジン秋号の発売日でした。ドキドキしながら駅前の本屋さんへ行き、1次審査通過者発表のページをめくると・・・。

載ってました~~。またも本屋で小さくガッツポーズ(笑)

今回曲を完コピするプレイヤーズ部門が新設されたため、選ばれる人数もほぼ半分に。17人という少ない人数の中に選んでいただいて、キーマガ編集部のみなさま、本当にありがとうございます。
今回、マジうれしいっす。それというのも、前回のアレンジ・コンテストは全く初めての出品だったので、とにかく出せてよかった、くらいの感覚でした。1次を通過できたときも「これってまぐれ?」という感じで、おばさんがFantom使って作って来たのがめずらしかったのかも?とか思っていました。それが今回、前回よりもさらに一生懸命になって、作っている途中の段階でも色んな人に聴いてもらって、たくさんのダメ出しに顔で笑って心で大泣きしながら、歯をくいしばって作った作品でした。

それと音楽関係のお仕事をしているような方でも、1次を通過しない場合がある、というようなことも聞いていたので、正直なところ不安もありました。でもでも、これで何とか自分の中での面目が保てました。まぐれじゃなかったんだ。よかった、本当によかった

前回のコンテストがきっかけですっかりお友達になったsattonさんも、無事1次を通過されました。よかった~。今回sattonさんもかなり気合を入れて臨んでいました。コーラスやストリングスを緻密にデザインした、私には到底マネのできないアレンジ。作っている途中の段階からお互いに聴き合って、それぞれアドバイスしてもらったりしていました。

sattonさんの今回のコンテストへの意気込みと共に、私の後押しをしてくれたのが、前回入賞者のタケさんでした。タケさんの体験談や強力なバックアップがあったからこそ、この数少ない予選通過者の中に残れたんだと思うと、感謝してもしきれません。
そして、私の鍵盤だけのアレンジに素敵な華を添えてくれたひえっちさんのギター。このギターあってこそのアレンジだと思っています。彼の息子さんがキーマガ愛読者だったということも、今回参加してもらう大きなきっかけになりました。だからひえっちさん&息子さんにも感謝♪

あと、曲を作っている途中で聴いてもらったひっきーさん、ママ友のみんな、このブログで聴いて下さったみなさま、そして誰よりも厳しくチェックしてくれたダンナさま。今回もダンナさまの力なくしてはここまで来れなかったと思います。私の逆ギレにつき合って、何度も聴いてくれてありがとう。

たくさんの人のお世話になってここまで来れた私は、本当に幸せ者です

みなさん本当にありがとう

櫻井さぁ~ん

2009年09月09日 19時12分46秒 | 音楽
きのう櫻井哲夫さんのデビュー30周年記念アルバム「My Dear Musiclife」が届きました。前作「TETSUJINO」に続きキングレコード・エレクトリックバードからのリリース。またもキングさまさま。豪華ゲストが多数参加の素晴らしいアルバムです。DIMENSIONから勝田さん、小野塚さん、盟友野呂さん、それに何といってもボブ・ジェームスが参加しているという!うお~、豪華~。他にも則竹さんや櫻井さんとお誕生日が一緒の本田雅人さん。勝田さんと本田さんといえば、今の日本のジャズ・フュージョン界における2大人気サックス奏者。そのカラーの違いがはっきり出るのが面白いんですよね。

まだしっかりと聴き込んではいないのですが、1回目を聴いて衝撃だったのが6曲目「ドミノ・ライン」。言わずと知れたカシオペアの名曲です。私は中学生の時、ユーミンの深夜ラジオのテーマ曲として流れていたこの曲を聴いて、体に電流が走るような衝撃を受けました。「な、なんじゃ、このカッコイイ曲は~?!」と。
当然のように学生時代、バンドでコピーしました。ドミノ倒しのところをみんなで合わせるのが難しくてね~。何度も練習したなあ~。
そんな「学生が一生懸命コピーする曲」という印象の強いこの曲を、勝田・小野塚・則竹の今や飛ぶ鳥も落とす勢いのミュージシャンたちが演奏しているのを聴いたら、何だかうれしくて思わず大笑いしてしまったんです。実際、小野塚さんや則竹さんは、若い頃この曲をコピーしていたそうで、向谷さんや神保さんのフレーズがしっかり頭に入っていて困ったとか。私も同年代なので、何だかすごくわかる気がしました。今回のアレンジ、後半のドミノ倒しは2009年バージョンになっていて、かなり違う曲のようになっているのが、かっこよくてまた楽しい。よくぞこの曲を選んでくれました!って感じです。

私がベーシストの人をかっこいい!と思ったのは、櫻井さんが最初だと思います。チョッパーという言葉を知ったのも櫻井さんのお陰。私の中でカシオペアのベーシストはやっぱり櫻井さんです(ナルチョはナルチョで好きだったのですが)
そのカシオペアを脱退後も、我が家ではずっと櫻井さんの音楽を追っかけていました。忘れもしないシャンバラの1回きりのライブ。JIMSAKUのCDはダンナさまがずっと買っていました。伊藤たけしさんも参加したJIMTAKESAKUなるライブにも行きました。関東に越して来て、最初に行ったのがSTBでの櫻井哲夫セッション。そこで初めて小野塚さんの生演奏を見て、すっかりファンになったのでした。あの時のライブはすごく良かったなあ。そう考えると櫻井さんと小野塚さんのお付き合いも長いんですね。デニス・チェンバースとのライブでもキーボードは必ず小野塚さんでした。
ここ最近はダンナさまが時々ライブで拝見していますが、私はとんとごぶさた状態。でも、何だか久しぶりに櫻井さんに会いたくなって来ました。それはCDのライナーノーツの一番最後を読んだから。何だか読んでいるうちに泣けて来てしまいました。とっても素敵な文章の一部を引用させていただきます。


・・・自分がベースを始めたとき、ある思いがありました。自分の一生が終わるとき、後悔しないようにしたい。人生が終わる迄一生懸命やり続けられる何かを見つけたい。それは、本当に好きなことでなければならない。・・・


ああ、素晴らしい

これからもずっと、櫻井さんの音楽を聴き続けます。30周年本当におめでとうございます


木下航志 Do The Soul!! vol.6 @BAJ 2009.9.5

2009年09月07日 00時28分44秒 | 音楽
前回初めて木下くんのBAJライブに行ったときは、ライブ3日前くらいに予約したので、いわゆる楽屋席だったんですが、こちらはステージがほぼ全部見渡せて、ちょっと遠いけれどなかなか良いお席でした。今回気合いを入れて結構前から予約をお願いし「できれば木下くんとマサ小浜さんが良く見える席を」とお願いしておきました。すると!一番前の木下くん特等席ともいうべき、素晴らしい席をご用意いただいたのですが・・・。何と!コーラスのお姉さまに隠れてマサさんが見えないという非常事態。うーん、まあこんなこともあります。幸いダンスされてる合間に見えたり、ソロの時はちゃんと体をずらして下さったので、マサさんのギタープレイを間近で楽しむことができました。良かった~。

10分ほど遅れてのスタート。いきなり今、我が家で大ヒット中の木下くん版「赤とんぼ」から始まってびっくり!先日の越谷レイクタウンでのイベントで、ダンナさまが買って来てくれたデビュー・ミニアルバム「絆」に入っている、ちょっと変わったラテン・アレンジの赤とんぼで、娘がお気に入りで夕食時はしょっちゅうこれがかかっているのです。「娘が聴いたら喜んだだろうな~」と思い聴いていると、途中でいきなりサンタナの「OYE COMO VA」のイントロが!ええ~~?!この斬新な取り合わせ!でもリズムは全く同じなので、そのまま普通に「♪OYE COMO VA」と航志くんのボーカルが始まり、マサさんの超カッコイイサンタナそのままなギターソロに早くもノックアウトされていると、それがまた「♪夕焼け小焼け~の」に戻り、最後は「ハアッ!」で終わるという、何とも楽しいオープニングでした。さすが航志くん!

今回もあまりに渋い選曲で、知らない曲半分、知ってる曲半分でしたが(最前列のお姉さま方はほとんどの曲に反応しておられて「おお~、すごい人がいるんだな~、私はまだまだ勉強不足~」と感心しきりでした)どれもとてもソウルフルで楽しませてもらいました。いつもながら航志くんのパワフルな歌声には感動です。小柄な航志くん、足もとっても小さいんです。一番前だったので足元まで見えました。

ルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」では、野太い声の原曲とはまた違った味わいで素敵でした。こんな曲歌える20歳は航志くんくらいしかいないのでは?!
この時のマサさんのギターソロは最高でした。今年に入ってマサさんの演奏を聴かせていただくのは4回目。JINOさんとのデュオ(ロック&ブルース系)だったり、小林香織さんのバック(フュージョン)だったり、それぞれにかっこよかったですが、やはりジャズやR&Bのカバー曲を弾いている時のマサさんのギターが、心底カッコイイと私は思います。とにかくギターの音が耳にキンキン来ることがないんです。演奏って技術はもちろんですが、お客さんの耳に心地よい状態で届くのがいい演奏なんじゃないかと思います。(ロック系でキンキンだからノリノリ!みたいなのは、それはそれでサウンドに合ってていいんだと思いますが)

アコースティック・ギターとフィリップ・ウーさんのハーモニカをフィーチャーした「蘇州夜曲」も、しっとりと落ち着いた感じでとても良かったです。この曲のアレンジはコードが結構凝っていて、マサさん、楽譜とにらめっこ状態に。でも裏を返せばそれは今日初めて演奏する曲だということ。あんな複雑なコードをあれだけ正確に弾きこなせてしまうなんて!!楽器を演奏する人間としては、そういうところにもつい注目して感動してしまうのです。やっぱりプロはすごい~

1部の最後は「あの曲だったらいいな!」と思っていたらビンゴ!で大感激!大好きな木下くんのオリジナル曲「We Got Rhythm」でした。ノリノリの状態で1部が終了。

今回、両隣が1人で来られている感じの女性だったのですが、どちらかに話しかけてしまうともう1人の方に悪いかなと、お話大好き大阪のおばちゃんとしては戸惑っていたのです。それが休憩時間、左隣の方がまず声をかけて下さり、話している途中、何と席にキーボードのフィリップ・ウーさんが、ご自分のライブの宣伝に回って来てくださり(優しいお顔立ちにちょっと長めの髪&メガネ、しかもオルガンがめちゃウマという、私が好きにならずにはいられないタイプの素敵なお方なんです)それを機に右隣の方ともお話ができて、3人で会話がはずみました。それぞれの出身地が西日本だったこともあって、すごく親近感が湧きました。こんな時、ああ~1人で来てよかった~♪と思います。時々こういう素敵な出会いがあるのが、お1人様の醍醐味だったりして。やっぱりキライじゃないです(笑)以前TRIXでお隣になった方とは、今でもライブ会場で会うとうれしくてお話しています。今回の方々とも、次の木下くんでまた会いましょう!と約束しました(Wさん、コメントありがとうございます!今度はぜひニックネームでコメント下さいね♪)

今回、特に聴けて感動だったのは、EW&Fの「Reasons」。EW&F大好きなので感激でした。ご本人いわく「今回一番難しい曲でした」とのことでしたが、そこは歌がうまい航志くん。フィリップ・ベイリーばりの高音で歌い上げていて、それはそれはかっこよかったです。終わってから客席からは惜しみない拍手が続いていました。

山下達郎の「さよなら夏の日」にじーんとしたり、スティービー・ワンダーの曲もあり、「SMILE」もステキでした。ジャクソン・ファイブからの流れで2部の最後、マイケルで盛り上がりましょう!ということで演奏されたのが「ROCK WITH YOU」で、これも大感激でした。以前マイケル追悼で書いたのですが、超メジャーな「THRILLER」より「OFF THE WALL」の曲が好きなんです。マイケルの曲の中でもかなり好きな曲なので、自分の中で超盛り上がってしまいました。マサさんのギターも最高にかっこよかった~。今度のマイケル・ジャクソン・トリビュート@BAJ、ダンナさまが行くのですが、きっとマサさんのギターは涙が出るほどカッコイイんだろうな~・・・。今年に入って、夫婦でマサさんのライブに行きまくりです。ギターの音色にもそのアメリカンなお人柄にも、すっかり参ってます。

それにしても航志くんってやっぱり前世は黒人だったのかも?と思ってしまうほど、ブラック・ミュージックにしっくり来るボーカリストです。でも日本の歌を歌ってもしっくり来る。ま、要するに何を歌っても上手いってことなんだなぁ(オチになってないですね、すみません)
アンコールの最後、黒人女性ボーカルの方とのゴスペルも、とっても感動でした。JAZZYで独特なピアノとオルガンの響きも素晴らしかったです。

今度の「Do The Soul!!」は12月開催のようです。う~ん、お友達も出来たことだし、はずせないな~。クリスマスが近いので、きっとそんな内容になるんでしょうね。ああ、想像しただけで楽しみ

このライブに行くことができて本当によかったです。ダンナさまをはじめみんなに感謝ありがと~~。