本当に温かい雰囲気のライブとなりました。オープニングはスタンダードで「マイ・ファニー・バレンタイン」「アメイジング・グレイス」と進み、何か真面目なジャズライブ?と思いきや、MCはパワー全開(笑)その後「かあさんの歌」で「白い衣装に着替えるのに概ね1時間」で大ウケ(笑)ニコニコしながらひどい事言うのがやはりウケます。これは何となくきみまろ師匠から教わった気がします。
「micaduki」「おぼろ月夜」でしっとりした後は、大人向け絵本の読み聞かせタイム。これがまた直球で響いたママさんたちがいらして、あー、なんだかすすり泣きが聞こえる気がする、と思っていたら、どうやら結構泣いて聞いて下さってたそうで。なかなか大人になって絵本で泣く機会ってないと思うので、やすべーさんにこの1冊のためだけに来てもらって、本当によかったです。
その後休憩をはさまず「Hallelujah!!」に突入。昭和の歌を2コーラスほど弾いて、何の曲か当てていただくコーナーは、みなさんご唱和下さり大盛況!「上を向いて歩こう」がちょうどこの日、アメリカのビルボードチャートで1位を獲得して50年の記念の日だったそう!あー、前もって知っていたらその話もできたのにー・・・。でも演奏はきちっとできたので、きっと九ちゃんも喜んでくれてると思います。
引き続き「これ何の曲だろう」と思ってもらうよう、タイトルは「虹の楽園」として「ほたる」を弾き「しゃぼん玉酒場のジャズバージョン」ではサングラスをかけ(「カッコイイ!」という声援をいただきうれしくなって思わず「レイ・チャールズ」を名乗ってしまった不届き者)最後の「JoyfulJoyful」はシンセのハンドクラップがうまく同期せず、ちょっとグダグダしてしまいましたが、お店のオーナーさんの上手いあおりもあってアンコールを頂戴してしまいました。これまでのお店でのスイーツコンサートの流れから「アンコールは準備しておいて」と言われていたので「おかあさん」を用意していたら、思いがけず「micaduki」をもう一度聴きたい、とリクエストして頂き、短い曲も含め14曲を弾いた後だったので、集中力もかなりキテます状態だったのですが、十八番を失敗するわけにはいかないと、最後の力を振り絞り、何とか「micaduki」「おかあさん」を無事弾き切りました。
終演後、CDも何枚かご購入いただき、お店のご厚意でお茶とお菓子をごちそうになりながら、やすべーさんとダンナさまと3人でアイスコーヒーで乾杯。自分の中では荒い演奏もあって、反省する部分も多かったのですが、全体的に見て概ね良かったと80点をくれたダンナさま。とにかくお客様に楽しんで頂けたことが一番ではないか、とのことでした。
実はこの「ぷらっとカフェ」さんで今までライブをやって来た方は、みなさんプロとして活動されてる方だそうで、1回目、2回目とお客さんの評判もとても良かったと聞き、結構なプレッシャーでした(次回4回目は何でもタレントの林寛子さんがプロデュースするサックス奏者・八巻和行さんだそうで・・見に行きたいけどちょうど予定が・・・惜しい!)
そしてきのう病院で検査を受けて異常なしだったので良かったんですが、ちょっと体にも心配ごとがあり、このライブを「これがこのお店で最初で最後のライブ!」と思って一生懸命やろう!と決めたのでした。やっぱりライブとはいつも「これが最後!」と思うくらい、全力でぶつかって行くものなんだなーと思いました。出せるものを全て出すつもりでやる。普通の人ならやらないだろう、ということまでやる。
優しく温かい常連のお客様のお陰で、こちらの方が元気になっちゃう、そんなとてもいいライブでした。お越し下さったみなさま、ぷらっとカフェ・オーナーのKさん、スタッフのみなさま、いつも前向きなご意見番・やすべーさん、そしてローディー・PA・カメラマンと働いてくれたダンナさま、みなさま本当にありがとうございました