関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

今日は招き猫の日

2008年09月29日 18時35分16秒 | Weblog
なんだそうです。朝ズームインでやってました。少し前にうちに来たほっぺがふっくらのかわい子ちゃん。ちょっとお値段が張ったので悩んでいたら、陶器市のおじさんがおまけしてくれました。で、即購入となったわけですが、その陶器市を開催していたのが何とデパート。デパートで値切ってしまった大阪府民なわたし・・・。いや、値切ろうとしたわけじゃないんですよ。おじさんが「これも何かのご縁だから」と言って下さって。おじさんありがと~。

さて、出会いがあれば別れもあるわけでして。今日をもって息子が8年通ったピアノ教室を一旦お休みすることになりました。1回もお休みすることなく(休んだ日はちゃんと振替えして)ずっと皆勤賞でした。幼稚園の年少の時、一番最初に始めた習い事でしたが、プールや野球、そこに塾が入って来て、にっちもさっちも行かなくなり、とうとう泣きが入りました。私としては妹との連弾を発表会で見たい一心で、どうにか続けて欲しいと思っていて、本人も嫌いではなかったのですが。
ただ今日教室にごあいさつに行ったところ、レッスンに通っていなくても、妹の連弾相手としてなら発表会に出ることはできると聞き、うれしくなりました。(ただ本人は妹とはあまりやる気がないようで・・・)ある男の子の兄弟のお家は毎年お母さんと3人で6手連弾をするのが恒例で、毎年とても見応えがあるので、うちもその路線でやらせてもらおうかと考え中。

練習も大変で発表会前は泣きながらやっていたこともあったけど、将来おじいさんになっても子供の頃に覚えたピアノの感覚は役に立つと思うよ。お休みせずによくがんばった♪中学になって他の習い事が落ち着いたら、また始めれば良いよ。おつかれちゃん。

TRIX 「STYLE」ツアー@STB 2008.9.23 その2

2008年09月27日 21時52分58秒 | 音楽
いつもTRIX情報が超早いブログお友達のyokさんによると、BESTRIXの曲目が明らかになったとのこと。おお~~あの曲入っててウレシ~!詳しくはyokさんのブログをご覧ください。

さて、STBでの千秋楽ライブレポの続きを。7、8、9曲目は新譜「STYLE」からまずは「Complex」。窪田さん大フィーチャーのこの曲、シンセソロ、サイコ~でした。何でこんなにカッコイイんでしょ。ユニゾンもばっちしでした。8曲目「狂騒曲「騎士」」、こちらもピアノ・ソロがとってもステキ。とにかく早い!イントロとエンディングのピアノだけになるところ、6月のいわきでのライブの時は結構ゆっくりめで、CDと違ったのでちょっと違和感があったのですが、今回はCDと同じテンポになっていて、何だか安心して聴けました。で、9曲目はCDと同じ曲順で「Perfect Game」に。ただイントロが色々あって。私はロック系はとんと不勉強で、曲は聴いたことあるけど誰の何という曲かはわからないものが多くて。映画「20世紀少年」のCMで使われているあの曲を平井くんが弾いていて(あれはT.REXの曲なんだそうで。そういえば一文字違いだ)その後もブルースっぽいのを弾いていたんだけど、どこで終わるのかがわからず一瞬間が空いてしまいました。それでもあの曲に続くことがわかっていたので、そのまま何事もなかったようにノリノリ~。平井くんのギターはやっぱりロック色の強い曲でこそ、イキイキとして聴こえました。

「ストさん、山形弁で「狂騒曲「騎士」」ってどういうの?」との質問に、何ともステキななまりで答えた須藤さん。その後「熊谷さんはバークリーにいた時、どこに住んでたんですか?」という質問に、これもとってもステキな発音で「ヴァストゥン」と答えた熊ちゃん。しばらくボストンネタで引っ張った後
「次の曲はボストン!」客席大爆笑。「今ボストンってはっきり日本語だったよね」そんなおちゃめな熊ちゃんが・・・好き。

「Recollection」ではダンスあり回転あり最後の明るい終わり方ありの盛りだくさん。「puma」では須藤さんの乱入ソロ、そしてあとの3人に「そこまでたたくとは」と声を揃えて言われた熊ちゃんのドラムソロ。今回も大盛り上がりでした。

「最後の曲になりました~」「え~~」「これ気持ちいいからいっぺん言ってごらん」となぜかささやき声で次は窪田さんが。次に回った平井くんが「来週も見てくれるかな~」「いいとも~」ですっかり落ちたので、すみません、最後須藤さんが何て言ったか覚えてません。とにかく最後の曲ということで「Jeunesse」を。これが今回のライブで一番記憶に残る曲となりました。パンパンとみんなで手をたたくのももちろん楽しかったのですが、最初のほうに出てくるピアノソロのところが、何と4ビートのジャズに変わって、そこで流れて来た窪田さんのJazzyなピアノといったら!!もう叫びたくなるほどかっこよかったのです。で、終演後「STYLE」2枚目を購入してサイン会の列に並び、そのことをお伝えしたところ、窪田さんは何とおっしゃったと思います?

「適当ですけどね」

えええ~~~!!!あ、あれが適当だったら、世の中の演奏家はどうすれば・・・。いやほんと、窪田宏のすごさを垣間見た瞬間でした~。あの数分間のアドリブが聴けたことで、またまた宝物が増えました。ああ、あんな風に弾けるようになりたいなりた~~い!

アンコールの拍手の中、いきなりエレドラの爆音が響き、巨大クワガタが登場。曲はもちろん「クワガッタン」。この曲、ほんと面白いのにカッコイイ。ステージ上ではクワガタ同士のケンカ、そして順番に客席へ。私はこの日一番後ろのカウンターに座っていたのですが、みなさん目の前を通ってくださりカンゲキ。その後アンコールもう1曲は、これももちろん「Passion」。この曲で窪田さんが「ダンボールかぶるぞ」と。最初登場のときにかぶっていた顔写真入りダンボールをかぶっての演奏は、何でそんなことできるの?という驚きとともに、演奏中のお顔が見えないのがちょっと寂しかったりして。平井くんはソロの時はすっかりぬいで演奏してました。サンバの振り付けで盛り上がりも最高潮。この日とうとうダブル・アンコールが。曲は須藤さんの「Double Up」!この曲大好きなので、何だかとっても得した気分でした。うれしかった~。

15曲もの超絶曲を休憩なしで演奏できてしまうTRIXには、いつも感動してしまいます。その上終演後には笑顔でのサイン会。このサービス精神がファンをとりこにして離さないのかも。それまでフュージョンのバンドのサイン会なんて、出たことありませんでしたから。これからも時間とお金の許す限り、TRIXのライブには足を運びたいと思います。

ほんとTRIXサイコ~~♪♪♪♪

TRIX 「STYLE」ツアー@STB 2008.9.23

2008年09月25日 17時58分20秒 | 音楽
この日のSTBは本当に大入り満員で、チケットも完売だったそうです。TRIX人気、ここに極まれりといった感じ。

いつものようにカッコイイSEで登場した4人。平井くんの黒シャツ以外、みなさん白っぽいシャツでした。窪田さんは大きな柄が少し入った白いシャツに茶系のパンツ姿。やっぱり窪田さんには白シャツが似合います。カッコイイ~~~。
1曲目は「敦煌」。ポップなテクノ・サウンドでいきなり盛り上がります。首をコキッとやる須藤さんと平井くんの踊りつき。2曲目後のMCで「「とんこう」ではありません、「トゥンホワン」ですよ、みんなで言ってみましょう、トゥンホワン、はい!」客席「トゥンホワン」というやりとりが、ここは英会話教室か、はたまたみのさんの番組か、みたいでおかしかったです。(FIREもやって「これ全曲やるの?」って平井くん)
2曲目は「FIRE」。あ~やっぱりいい曲だよね~、これはBESTRIXに入るよね~と、いい気分で聴いていたら、最後が何かおかしい。こ、これは「Recollection」と同じ終わり方では~~っ??客席大爆笑。

メンバー紹介の時、熊ちゃんが「中年の魅力」とか言ったもんだから、当然お客さんの視線は窪田さんのほうへ。そしたら「ギター平井武士~」で、窪田さん「何でみんな中年っていうとオレのほう見るの?」と。いや、それは熊ちゃんがいかにも窪田さんを紹介する風だったのでつい。
その後リハーサルの時に窪田さんが、自分のたばこがないと探し始めて、すぐそこに置いてあったのを見つけて「いや~最近目が遠くなっちゃって」と言ったことについて平井くんが「耳が遠いっていうのはわかりますけど、目が遠いって何ですか?」と詰め寄っていたのがすごくおかしかったです。でもあんまりみんなで窪田さんをいじめないで下さ~い。今回も1回楽屋に戻ろうとされてましたし。DVDの時も引退宣言が出ちゃったり。もうすっかりそういうキャラが確立してて笑えるので、内心はもっとやって欲しいけど。しかしほんとはすごい人なのにな~。

「子供に優しいTRIX」と言おうとして「コリックス」と言っちゃった平井くん、「夫婦円満TRIX、あ、でもそれはまた楽屋で~」みたいな、何か意味深なことをつぶやいてた気がしましたが。でも確かにうちの家ではTRIXが夫婦の会話の中心になっています。私の席のちょうど目の前に座っていたファミリーも、ご夫婦でファンなんだろうなあと。考えてみたら家族で行けるライブはTRIXくらいのもの。私たちフュージョン全盛世代にはほんとありがたいバンドです。

3曲目、須藤さんがあの曲で何とボーカルを披露して下さいました!ほんの少しでしたがお歌が聴けました。終わってから「これだけたくさんお客さんがいると、ブログとかに書く人がいるかもしれない、それでバレたらもうオレたちひとたまりもないから」と。あ、それ私です、ブログに書くの。では曲のタイトルやら歌手名をふせれば大丈夫♪須藤さんの歌声、とってもステキでした。「ああ~~」って朗々と(これくらいならバレないですよね)

4曲目は平井くんの「shadow puppet」。窪田さん須藤さんの両ベース、この日も冴えていました。窪田さんのエレピ・ソロからシンセ・ソロに移る瞬間「うお~、カッコイイ~~」って思いました。考えてみたらD-DECKで1人でもバンド演奏ができてしまう窪田さんがバンドの中の1キーボーディストというのが、すごくゴージャスだしTRIXの魅力だな~と。キーボードが2人いるようなものでしょうか。
「以前アンケートに「窪田さんの足鍵盤が見れなくて残念でした」と書いてあって、ああオレさえいなければ、と思ったことがありました」と須藤さん。よほどショックだったのでしょうか、前にも話しておられました。でもこうして両ベースの野太いサウンドが聴けたということは、実はそのアンケートを書いた人のお陰だったりして。TRIXのベースはあくまで須藤さんだけど、こういうベースバトル的な曲は、ファンとしては大歓迎です。平井くん、ほんといい曲を書いてくれてありがと~。個人的に平井くんの曲は好きなの多いです。

しっとりと美しい「Cecilia」に続き、とうとう熊ちゃんまで扇子を振り出した「MA-TSU-TA-KE」、盛り上がりました~。「王!」が出てくるたびに笑いが。
平井くんが「ぼくだけ扇子振れな~い」と言ったら「振ったらいいじゃん、CD流しちゃう?手パクで」「手パクって何ですか?パペット・マペットじゃあるまいし」「おお~、良く言えたねタケ」みたいなトークあり、なぜか「君といつまでも」の話になり窪田さんがちょろっと「♪ふたりの~」と弾いてみたり。
そしてそして、何でアルバムタイトルが「STYLE」になったかという話で、平井くんが舞台裏に。真っ赤でかわいいノートパソコンを持って戻って来たと思ったら「YOUTUBEでスタイリーのCM見つけて、きのうの夜中の3時にダウンロードしました」と!もうそれを聞いただけで大爆笑。照明を全部消してみんなで平井くんのパソコンの画面を凝視していると、マイクを通した小さい音で「♪スタ~イリ~スタイリ~」と。もう大笑いです。懐かし~~!こういうところがTRIXのサービス精神の素晴らしさ。本当のサービスとは「ここまでやってくれたの?!」と人が感激することを言うんだそうです。面白くて懐かしくて、思わず感動してしまいました。ちなみに熊ちゃんが健康器具で運動しながらニューアルバムの曲を聴いていて「カラフルだな~と思って」「じゃあカラフルでもよかったじゃん」「いや、それは前のバンドの・・・」そこまで聞いて勝手に「そういえばそんなタイトルのアルバムがあったかも」と思ってしまい「そっか~、それでやめたんだ」と思っていたのですが、家にあるカシオペアのアルバム(たぶんだいたいそろってるはず)を見回したところ「カラフル」というのはないみたい。でも何かすごくありそう。じゃあ、あまりにそれっぽいということでやめたのかな~、と。やっぱりそれぞれのバンドごとにアルバムタイトルのカラーってありますよね。TRIXのアルバムタイトルはシンプルで覚えやすくてしかもカッコイイ!7枚目はどんなタイトルになるのかな~。

長くなりそうなので、続きはまた後日。

TRIXにずっとついて行きます

2008年09月23日 22時55分45秒 | Weblog
結局席は、ちょうど狙っていた一番後ろのカウンター席(お一人様にはサイコー)の一番端、窪田さんがよく見える小高い席をゲットすることができました。
それにしてもTRIXの人気もここまで来たか~と。家族連れはもちろん、若いカップルやおしゃれな女性のグループからカジュアルな感じのご夫婦、はたまたいかにも部長さん!といった感じの初老の男性など、お客さんの層もさまざま。もちろん私を含め、フュージョン大好きのちょっとオタッキーな人たちも。千秋楽で「おとなぶくろが出ましたよ」(by平井くん)とのことでした。
ライブはいつものように大盛り上がりでした。最近色々と違う方に気が行ってしまっていたのですが、やっぱり私は窪田宏さんが大好きなんだということを再確認。だって本当に本当にカッコいいんですもん。そして世界中のどのバンドよりもTRIXが好きなんだ~!と大声で叫びたい気持ちになりました。
ライブレポ、順次書いて行きます。
ありがとうTRIX。心から愛してます!

裏BESTRIX考え中~

2008年09月22日 18時26分57秒 | 音楽
11月に発売が決定したTRIXのベスト盤「BESTRIX」。入るのはあの曲?この曲?考えるだけで楽しい♪ただやはりライブでウケのいい曲が選ばれるとなると、ある程度予想がついちゃったりして。そこで!あまんじゃくな私は考えた。ここ最近ライブであまりやってくれないけど、自分としては大好きなんだけどな~という曲を集めた「裏BESTRIX」を考えてみようかと。あ、もちろん時々まんべんなくやって下さるので、おひさ~な曲ばかりとは限りませんし、「STYLE」についてはあてはまらないので、あくまで好きな曲を。たとえば・・・

「Jumping Flash」「ゴクロウサン」「Labyrinth」「Malaga」「クワガッタン」「Redress」「Good Luck!!」「rosso liquido」「Jeunesse」「Justice」「Grass Island」

こうやって上げていって思ったのが、須藤さんの曲って人気のある曲が多くて、どれも本家に入りそうで選べなかったんですよね~。それだけ須藤さんの存在が大きいということかな、と。
ツッコミどころ満載かと思いますがあくまで私のセレクトなので、あなたのセレクトもよかったら教えてくださいね。
んでもって、明日はTRIX@STB139へ行って来ます!前回の「STYLE」ツアーから3ヶ月!今回は1人参加なので開演前はちょっと寂しいのですが、知り合いの人を見つけて1人なりの楽しみ方をしたいと思います。窪田さんがよく見える席に座るゾ~!

ジャズピアノ6連弾 第2部

2008年09月21日 20時28分44秒 | 音楽
第2部の最初は、国府弘子さんと小原孝さんの国立音大の先輩後輩コンビが「わかりやすいことをして来なさい」との先輩のご指示で、ジャズの難解な部分を取り払った楽しいコーナーを見せて下さいました。以前ひっきーさんが小原さんのコンサートに行って、ギロックの楽譜というのを買って来て見せてくれたのですが、ギロックという人が書いた、楽譜の通り弾くだけでジャズになるという曲を、小原さんが楽譜通りに、その後国府さんがジャズ的に自由な感じで弾くという、とてもユニークなデュオでした。次に国府さんのラテン色たっぷりのオリジナル「GYPSY BAROQUE」を。2台ピアノの真髄を見た、そんな感じのカッコイイ~お2人なのでした。そしてそして!3曲目は何と「ねこふんじゃった」をモチーフに、2人が1台のピアノで連弾を。それがもう本当に楽しくて。プリモとセコンドを何度も入れ替わったり、6台のピアノを転々としていったり。楽しさにかけてはこの曲が1番でした。そしてこれは、今後私たちのライブでぜひマネさせていただこうと思いました。連弾で人を楽しませるにはこれしかない!いいものを観させてもらいました~。

デュオ・コーナーが終わり、入れ替わりにあとの4人の男性陣が登場。山下さんが映画「カンゾー先生」のために作られた「Dr.KANZO」を。最初はかなり混沌とした山下ワールドで、どんな曲になるのかと思ったのですが、そのうちメロディアスなフレーズになり、また混沌として、そして延々と続く3拍子のフレーズに、ある一定の長さで4台でのキメが入るという、難しくもカッコイイ曲でした。ペダルを踏み続けてゴワーンとした響きをあえて作るなど、BGM的にきれいにまとまったジャズを弾く機会の多い私にとっては衝撃でした。本当のジャズって何でもありだよな~って、もうちょっと踏み込んだものにも挑戦していこうって、すごく思いました。実は塩谷さんが一番のお目当てで行ったのですが、完全に山下氏にやられてしまいました。写真入りのプログラムをいただいたのですが、多くの方がピアノの上で腕を組んでいる写真。その中で山下氏(呼び捨てでと書きましたがやっぱりできない)だけピアノを背にピアノ椅子の背もたれの上部を抱え込んでいるお写真で、何かすごくカッコイイので、今度公民館の椅子で同じポーズで写真撮ってこようと思いました!(ほんと私ったらおバカ)

最後は全員での「ラプソディ・イン・ブルー」。これはかなり長く、ゴージャスな曲でした。いくつかの有名なフレーズが出てくるたびに「そうそう」と。そしてその間にはそれぞれのソロまわしみたいに、メインで弾く人が次々に変わっていきます。曲の終わりに近い頃、塩谷さんのソロでいかにも「塩谷さんの音だ!」とわかる響きが出てきてうれしくなりました。そしてそんな響きを持つ塩谷さんは確かに個性的な魅力を持つ方なんだと。それぞれの方の演奏を目をつぶって聴いて、これは誰!と答えられるくらいにならないといけないなあ、と思いました。
曲の最後、もうこれ以上の盛り上がりはないというくらいの大音量でピアノが鳴って、じんわりと感動の涙が染みてきました。もう割れんばかりの大拍手。クラシックのコンサートなんかだと「ブラボー!」とか声がかかりそうな、そんな感動でした。
アンコールに応えて「A列車で行こう」を6人で、楽しくそしてJAZZYに弾いて下さり、さっきの盛り上がりからどんなゴージャスな終わり方をするのかと期待していたら、とてもかわいく「♪チョン」と終わって、ああ、これもまたしかり!緩急織り交ぜることで音楽が生きてくるのだなあと、本当にいろんなことに感動していました。

6人での曲の最後のほうのかなり盛り上がるところでは、佐山さんや塩谷さんは体を椅子から浮かせて、体重をかけてピアノを弾いておられる様子が伺えましたが、それ以外は「ほんとに弾いてるの?」と思うくらい、力の抜けた、鍵盤の上を優しくなぞるようなタッチに見受けられました。力を必要とするところでは全身の力で、そうでないときはあくまで脱力で。普段ひっきー先生に教えてもらっていることをこの目で見て、すごく説得力がありました。

どの曲が終わった後も、感動とともに演奏者のみなさんの清々しい笑顔に、こちらも満面の笑みになっていました。どの方も本当に素敵でオーラがあって、少しでもこの人たちに近づきたいな、と思いました。

ジャズピアノ6連弾最高~~♪

ジャズピアノ最高~!!

2008年09月20日 01時19分55秒 | 音楽
行って来ました~。最初会場に入った時、舞台上に6台並んだスタインウェイに思わず「おお~~」と声をあげてしまいました。すごい、すごすぎる。ただ、うれしいことに私の席は1番前!一番後ろから歩いて行って席に座ってみると・・・。

低い!

目の高さがみなさんの足元くらい。ピアノは当然奥のものは見えません。ただし一番前のピアノに座る方についてはしっかり見れそう。
最初に6人で出て来られたとき、そのピアノには佐山雅弘さんが座られました。何かベテランの貫禄。
「Saitama Reborn Blues」でいきなりシビレました。うう~~、6人でブルース。想像してみて下さい。ゾクゾクしませんか?カッコイイ~~。先日2台ピアノを初体験して、複数のグランドピアノで音を出すってすごい!と思っていたのですが、何せそれより4台多い。しかも弾いてる人はそれぞれがソロでライブをやってるすごい方ばかり!同じコードを6台で弾くこのゴージャスな響き。いきなり参った!
奥のほうの国府弘子さんのおみ足が結構見えて、あらセクシー。この日の国府さんは2パターンの衣装で、赤いドレスと今日浦和の伊勢丹で購入されたというカラフルなお洋服。足元もキラキラしたミュールに細くてきれいな足で、すごく素敵でした。塩谷哲さんのベストの中のTシャツ、ネクタイを手でぎゅっとつかんでいるイラストがかわいかった。山下洋輔さんの白のスーツも素敵でした。

佐山さんを残してみなさんいったん引き上げ。代りにスタッフの方が1台のピアノの後ろにピアノ椅子を5個並べていきます。これから同じ1台を交代で演奏していこうという趣向。トップバッターの佐山さんが弾かれた「恋に恋して」。初めて聴いたのですが、それはもうクリアでキレのよい演奏で、「こんな風にカッコよく弾きた~~い」と思うことしきりでした。
塩谷さんの「ワルツ・フォー・デビー」出だしの感じはビル・エバンスそのもの。ピアノの音は少しこもったような優しい音で、さっきの佐山さんと同じピアノを弾いてるとは思えませんでした。国府さんの「枯葉」もきっぱりとしたちょっと男らしい?演奏でかっこよかったです。島健さんの「虹の彼方に」はゆったりとしたバラード調で、大御所に対してせん越ながら書かせていただくと、私のピアノの音は6人の中で島健さんのピアノの音に似ているような気がしました(どこがどうとはうまくは言えないのですが何となく)
小原孝さんのスタンダード曲は、イントロからどう聴いてもジャズのそれではなく「何だっけな?石川さゆり?」正解は八代亜紀の「舟歌」でした。でもこれはこれで面白かったです。元々小原さんはジャズピアニストというくくりではなさそうで、前回のツアーでは「なぜジャズピアノのステージに僕が?」と自分の居場所を探していたそうです。ひたすらジャズジャズするよりは、若干異色の人が入っていたほうが、それはそれで面白いです。
で、最後は超大御所の登場。1969年にトリオを結成、ということは、私が2歳の頃からプロとして活動されているわけで、ほんとすごい方なんです。最初曲が始まってしばらくは、何の曲なのかわかりませんでした。これは10年前に枯葉を聴いたときと同じ、いきなりアドリブから入って、ところどころにテーマが見え隠れしてくるという独特の演奏。だんだん何となく「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」かな~とわかって来ました。山下洋輔独自の奏法といえば、手やひじでピアノをたたくように弾くスタイル。今日も健在でした。昔はそれが何か理解できなかったのが、もうそういうもんだと思って見ると、だんだんかっこよく見えてくるから不思議です。今日一番かっこよかったのは山下洋輔その人だと思います。やっぱりすごい。別格でした。オスカー・ピーターソンやハンク・ジョーンズを敬意を込めて呼び捨てするように、呼び捨てにさせてもらいます。山下洋輔はすごい。

ソロ・コーナーの後は1人ずつ増えていく「TAKE FIVE」。ある1台のピアノを弾いている人をどかしては、順番に弾いていくという楽しい演出でした。続いて1部最後の「BOLERO」が圧巻でした。最初は1台のピアノの単音が、最後には6台でバーンと。この音の厚みの差といったらすごいのなんの。感動ものでした。

1部と2部の間の20分休憩に、ちゃんと調律をするんですよね。びっくり。
長くなっちゃったので、2部についてはまた今度。

本日ジャズ6連弾

2008年09月19日 18時16分30秒 | Weblog
おととい夜からエンドレスのKKJAMⅡを聴きながら、さいたま市文化センターにただいま向かっているところです。楽屋では今頃、あの方やあの方がリハーサルを終えて談笑してらっしゃるのでしょうね。ああ~、一体どれほどアカデミックな光景なんでしょう!(実はオジサン的なノリで大爆笑!だったりして)そのすごさにしばし時を忘れて来たいと思います(帰りのお天気の事も今は置いといて、っと)
山下洋輔さんが実に10年振り、塩谷哲さんでも下の子がお腹にいる時でしたから5年振り。あとの4人の方は今日初めて拝見します。ピアノだけのライブ、実は初めてかも!どれほどすごい感動が待っているのか、予想がつきません。むしろ今はちょっと怖いくらい。

HAPPYな1日でした♪

2008年09月17日 14時46分46秒 | 音楽
敬老の日、地元公民館でのピアノ・ライブ「Piano Party」無事終了しました。3連休の最終日ということもあり、前回より若干少なめのお客さまでしたが、それでも20人以上の方に今回もお越しいただき、概ね楽しんでいただけたようで本当によかったです。ゲストが来るなら音響もちゃんとした方が良いと、ひっきーさんのご主人のEITAさんが奔走して下さり、セッションのお仲間の機材を今回も思いっきりお借りして、最強の音響設備のライブとなりました。片付け等お手伝いいただいたお友達のCossy!さん共々、本当にお世話になりました。子守&その他いろいろお願いしたダンナさまにも感謝。

第1部のスタートは連弾の新曲、デヴィッド・フォスター作曲「Winter Games」。テンポの速いちょっとクラシカルなフュージョンで、かなり練習したのですが、何ヶ所かミスしてしまい、しっかり弾けるにはまだまだ練習が必要だな~と。ほんと連弾って奥が深い。1人では弾けていても2人で合わせると音数も増えるので、どうしても間違ってしまう。。10月にさいたま芸術劇場でひっきーさんの所属教室のピアノ発表会があり、そこでもこの連弾を披露させていただく予定なので、それまでにはさらに完成度を上げたいと思います。ほんとひっきーさんの家が近くでよかった!この曲、すごくいい曲なので、またこなれた頃に録音して聴いていただけたらと思います。「渡る世間は鬼ばかり」も始めた頃は「こんなんできるの?!」と思っていたけど、今回大トリに弾いたのですが、やはりもう1年以上練習しているので、かなりいいカンジでまとめることができました(そこで「終わりよければ全てよし~、バンザ~イ」状態になってしまうのが私の悪いクセ?)

第1部は主にソロで映画音楽を。最初「そうだ、京都行こう」でおなじみの「My Favorite Things」を連弾で。これはいつも来ていただいているひっきーさんのご近所の方に公園でお会いした時、何かリクエストがあればと伺って出てきた曲だったので、ご本人にはとても喜んでいただけました。その後「虹の彼方に」「星に願いを」をひっきーさんに情感たっぷりのジャズ・バージョンで弾いてもらい、その間に私が「ディズニー・プリンセス人気投票」で姫の人気で選ばれた「美女と野獣」を弾いて(これ「アラジン」のジャスミンにならなくてセーフでした、実はちょっと弾けなくなっていたので直前に猛練習したりして)映画音楽の最後は、ちょっとがんばって「天使にラブソングを2」の最後に出てきたベートーベンの第9でおなじみ「Joyful Joyful」を、映画のようなちょっとゴスペル・タッチのアレンジで。実はこの曲、夏にsattonさんとセッションする予定で練習していたのですが、8月にはちょっと間に合わず、9月に入ってからもまだ完成はしていなかったのですが、ひっきーさんの「だいたいできてるんじゃない?」という一言と、スターダスト☆レビューのみゅーじんを見て、やっぱり自分の限界に挑戦してみるべき!との思いから、直前まで猛練習して何とか曲に仕上げました。本番では時々キーを見失うし、荒削りな部分も多々ありましたが、今後改良を重ねてもっとゴージャスで聴かせられる演奏にしたいと思いました。
この曲でかなりの集中力とエネルギーを使ったので、2部までの10分の休憩のありがたかったこと!その間に以前子育てサークルのようなものを一緒にやっていた時のリーダーさんがきれいなお花を持って来てくださって大感激。お時間がなくて1部で帰られたのですが、また近々お会いする約束をしました。

休憩をはさみ、2部の最初は連弾オリジナル曲「I'm mom」から。お母さんの1日を表現したこの曲、途中忙しくなったり最後に居眠りしちゃったりというのがもっとはっきりわかった方がいいとのご指摘に、ひっきーさんが時計の絵をスケッチブックに貼ったものや、居眠りしてる時の「zzz」の吹き出しなど、小道具を作ってくれました。こういうことがささっとできるのが、さすがピアノの先生。
お昼の時間という頃にちょろっと「笑っていいとも!」のテーマを弾くのですが、これが意外に曲にマッチしすぎてわからないらしく、その直後にぺらっとめくったスケッチブックには、大きなタモさんの絵が。そこでみなさん「あ~~♪」とわかって下さったようでした。小道具作戦、大成功。

その後ゲスト・コーナーに入る前に、私の関西人に戻る導入曲として、吉本新喜劇のテーマ曲(ほんわかふぁっふぁ~、ほんわかほんわか♪というアレです)を連弾で。これがコンパクトながらテンポもよくていい曲だったりして。今後東の笑点、西の吉本でセットで弾こうっと!
で、いよいよナニワのピアノマンの登場。まずはひっきーさんに司会進行をしてもらいながら2人の出会い?をご説明。年齢不詳のsattonさん、8月のセッションの時にピンクレディのUFOの楽譜を持って来たのでびっくり。私が10歳くらいの頃流行っていたのですから、sattonさんはその頃まだ赤ちゃんのはず。う~ん、ほんとの年齢はもっといってるはず。Fantomとの2台ピアノでちょっとけだるい感じの「UFOジャズ・バージョン」を。終わってから「で、ほんとの歳は?」「45、ってなんでやねん」と。はい、仕込みでした(笑)ほんとは「43」ってちょっとナベアツっぽく言ってほしかったんやけど・・・。
その後sattonさんのソロ・コーナー。客層で曲をチェンジするという臨機応変さでポニョとトトロをくっつけた「崖の上のトトロ」を。これが大人の人にも大好評。またアンジェラ・アキの弾き語りライブに触発されて、どうしても1曲歌いたいとのことだったので、ゴダイゴの「銀河鉄道999」を。これまたお客さんの手拍子も手伝って最高潮の盛り上がりに!う~ん、すっかり持ってかれた感(笑)
観客の惹きつけ方やダイナミックで自信に満ちたピアノの音など、若いsattonさんから学ぶことは多かったです。人前で1人でピアノを弾いたり歌ったりするのが今回初めてとはとても思えませんでした。

せっかく3人メガネが集まったので、3人でコラボを!ということで考えたのが、ピアニカ3台によるセッション。以前から「太陽にほえろ!」と「名探偵コナン」の2曲をピアニカでやりたいね、と2人で話していたので、それを3人バージョンにリアレンジしました。最初ひっきーさんが「私もこれで参加していい~?」とピアニカを。そこに続いて「あれ~、それなら私も」「実は僕も」と、わざとらしいことこの上ない演出で(笑)この2曲、大野克夫さん作曲で、最初似ているということを私は下の娘に教えてもらいました。すると実はコナンの曲の方を似た感じで作って欲しいとの依頼があったそうで。そりゃ似てるハズだ。これがやっててとても楽しい~。バンドの楽しさを思い出した気がしました。今後ピアノじゃない楽器の曲も、1曲くらいアクセントに入れていきたいかも。

続いてsatocofで「Yokohama Date」をバンド・バージョンで。2台ピアノ・バージョンも良かったですが、バンド・アレンジを鳴らしながらのピアノ&エレピは、なかなか感動でした。改めてこの曲好き~♪って思いました。終わってから感想を伺ったところ、この曲が良かったと言って下さった方が数人おられて、初めて聴く曲でもいいと思ってもらえるんだ~とうれしくなりました。この曲を最後の方に持っていくべきとアドバイスしてくれたひっきーさんに大感謝♪

で、最後の最後は2人の連弾で「渡鬼」を。納得のいく演奏ができてホッ。やっぱり練習量の違いが出るのですね。それにこの曲のアレンジ、毎度毎度弾いてて本当にじーんとします。連弾を始めてよかったな~ってしみじみ思える1曲。

今回ゲストに来てもらって、何だかまた新しいライブのスタイルができた気がします。トークも3人になるとがぜん楽しいし。またいろんなスタイルのライブができるといいな、と思いました。sattonさんに毎回来てもらうのはなかなか難しいのですが、今度はsattonさんの大阪の知り合いの方がやっておられる、私設公民館でのライブに出演させてもらう話など、楽しい夢がふくらんで、本当にフワフワと不思議で楽しい1日でした。

音楽をやる!と決めたその日から、音楽に関わる色んな方々と知り合って、少しずつ仲間が増えていきます。そんな全ての方々に感謝の気持ちを♪♪♪
音楽って素晴らしい!!!


セットリスト
第1部
・Winter Games
・私のお気に入り
・虹の彼方に
・美女と野獣
・星に願いを
・Joyful Joyful

第2部
・I'm mom
・吉本新喜劇のテーマ
・UFO
・崖の上のトトロ
・銀河鉄道999
・コナンにほえろ!
・Yokohama Date 
・渡る世間は鬼ばかり