関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

5月最後の日に

2008年05月31日 17時39分37秒 | 音楽
今日は戸田のイトーヨーカドーで行われた「Passport to Heaven」のアコースティック・ライブに行って来ました。元々はひっきーさんのご主人がドラムで参加されているバンドで、今回はアコースティック・バージョンということで、ドラムの代りにひっきーさんがピアノで参加。ギター、パーカッションとボーカルの小麦さんの、見た目のキュートさとは違う深みのある歌声が店内に響いていました。一番最後の曲がとっても良かったのでCDを買おうと思ったら、まだCDになっていなくて残念。何でもギターの山田さんはレベッカのNOKKOの実のお兄さんとか。CD制作やプロデュースもやってらっしゃるとのことで少しお話をさせてもらいました。今後何かしらでお世話になることがあるかも。

さて、5月からスタートしたコラボ企画。相手の人のブログに私の名前が公表されたので、こちらでもご紹介したいと思います。
昨年のキーボード・マガジンのアレンジ・コンテストで、私と同じく1次予選を通過して、ブログに書き込みをくれた大阪在住のsattonさん。彼はMySound(旧プレイヤーズ王国)にも曲をたくさんUPしている人で、超初心者の私とは段違いの打ち込みのプロ。でもベースはクラシックだそうで、ピアノへの愛もとても深い人です。

ひっきーさんのご主人がCDを作っておられて、そのアレンジをさきほどの山田さんに依頼したところ、自分では考えつかない曲になったという経験から、私にも他の人にアレンジを頼むことをすすめて下さいました。何とその矢先、sattonさんから「フュージョン系の曲を作ってもらえませんか?」との依頼があり、これはやってみるべき時期なんだと思い、GW頃から曲作りをスタートさせました。
先日最後の録音を終え、MIDIファイルをsattonさんに送りました。彼は今、仕事をするかたわら、音楽の先生になるための勉強をしたり、プロのギタリストのサポートをしたりと多忙な中、コラボの曲も何度も作り変えてくれて、そのたびにどんどんいいものになっていきました。あと1週間もすれば完成の運びだそうで、もうすぐ公開できると思います。いつもはYahoo!ブリーフケースから入ってもらうのですが、今回はわたくし、この曲でMySoundデビューします!ちなみにユニット名は息子がつけてくれた「satocof」に決定。あとMySoundで聴けないという方には、こちらから宅ファイル便というもので送らせていただきますので、コメント横のgooをクリックしてメールアドレスをお知らせください。

あと最後になってしまいましたが、sattonさんが一足早くCDを発表されています。「ねいろにっき」は懐かしくて切ない、誰もが持っている思い出のようなものを、sattonさん独自の歌とサウンドで表現した、切なくも温かいアルバムです。ちょっと聴いてみたい、と思われた方はメールでお知らせいただければ、ご本人から無料で送っていただきます。ただしご感想と引き換えに。

このコラボ曲、本当にいい曲になりそうです



初めての人 ミッキー吉野

2008年05月29日 20時49分19秒 | 音楽
そういう意味じゃありませんよ!(笑)
「キーボーディスト回顧録」第3弾。前田憲男、ジョー・サンプルに続く、私が影響を受けてきた鍵盤奏者を振り返るシリーズ。3人目は私が初めて観るポップスのコンサートで、それまで何とも思っていなかったのに(思いっきりタケのファンでした)
「演奏しているところを生で観るとこんなにカッコイイものなんだ!」と思い知った、ゴダイゴのキーボーディスト、ミッキー吉野さんです。あれは中学1年のとき、京都会館大ホールの後ろから数えて何列目か(ここのホールはいじわるなことに、早い番号が後ろからだったんです!ぬか喜びもいいところ)女子大生のお姉さんの「タケ~~!!」という叫びにおびえながらも、初ライブを堪能したのでした。思えばあれからライブというものの楽しさに目覚め、ゴダイゴはその1回だけでしたが、その後カシオペアの関西公演にひたすら通いまくることに。

今日ひっきーさん宅にピアノの練習にお邪魔したとき、だんな様も交えて昔の歌謡曲の話になり、布施明の「君はバラより美しい」がミッキー吉野作曲だということを聞いたのです。それであの曲はよく出来ている、さすがミッキー吉野だ、と。何でもバークリーのご出身だそうで、ジャズの勉強をしている人の曲は違う、と。忘れていただけなのか全く知らなかったのか、私には初耳な話ばかりだったので、家に帰って「どんな曲だっけな~」と思い出しながら弾いてみたのです。するとさっそくJAZZYな響きが。どうやらDiminished7thの音がすごく印象的なようで「こんな曲を作ってみたら面白いかも」という話も出たので、いっちょ今度は歌モノに挑戦?なんて思ったりしてます。連弾の新曲を作るときもコラボの曲を作るときも、出来上がるのを待ってる人がいると思うとやる気も出るし、何せ「早くしないとあまりお待たせしちゃ申し訳ない」という気持ちも働くので、わりとさくさく仕事が運びました。人間本当は何でも期限付きの方がはかどるんですよね。いっそ他の全ての曲作りにも期限を設けたほうがよいのかも・・・。

ジョー・サンプルに涙する

2008年05月27日 20時08分31秒 | 音楽
先日NANIWA EXPのライブで、Skoop on SomebodyのKO-ICHIROさんがメインで演奏された「RAINBOW SEEKER」があまりにかっこよかったので、曲を聴きたくなってCDを買いました。昔はレコードをレンタルしてカセットテープに録音して聴いていたみたいで、他の曲も覚えていました。3曲目の「THERE ARE MANY STOPS ALONG THE WAY」を車の中で聴きながら、信号待ちで思いっきりエア・ピアノを!(めっちゃヘンな人・・・)そして4曲目の「MELODIES OF LOVE」を大音量で聴いていたら、何だか涙が。ジョー・サンプルの曲って歌心があるというか、日本人の心にすっと入ってくる感じなんです。リリカルという言葉がぴったりのジョー・サンプル、やっぱり好きです。

5月からスタートしたコラボ企画も、大詰めを迎えています。先日かなり完成されたトラックが相手の人から送られて来ました。これがすごいんだ・・・。
最初は私が曲を書いて、アレンジを相手の人、という形で進めていたのですが、作っていくうちに「コラボっていうからには、それぞれの演奏の個性のぶつかり合いが必要なんでは?」と思い始め、かなり出来上がった状態のアレンジをまた作り直すという大変な作業を、快諾してもらいました。そしてほぼ出来上がったトラックに私がエレピを入れて、最終的な調整をしてもらって完成、という運び。
今の時代だからこそできる、パソコンを駆使しての楽曲制作。データのやりとりは全てメールです。こんなことが出来ちゃうんだなあと、やってる本人が実は結構感動してたりして。私、基本は機械は苦手なんです。普段は普通の大阪のおばちゃんなので。ただ父親が機械関係のエキスパートだったので、ちょっとその血を受け継いでいるのかもしれません。苦手だけどキライじゃない、という。

この数日間でエレピの録音を完成させる予定なので、近々UPできると思います。フュージョン好きな方にはたぶんニヤリとしていただけると思うのですが


いわきへGO!

2008年05月26日 21時45分36秒 | 音楽
TRIX皐月のミニツアーも盛況だったようで、行かれたみなさんはうらやましい限りです。
最近急に暑くなったせいか、どうも元気の出ない日がありまして。その一因はどうやら
「TRIXのレコ発ライブに行けないかもしれない」
これが大きかったかも。

今回の千葉イクスピアリはどうしても行けない事情が重なりパス決定。実は今朝までサッポロ・シティジャズを真剣に考えていたのです。きのうもダンナさま、子供たちと家族会議。ただ昨年は北海道に行くことを先に決めていて、偶然ライブと重なったため「これは呼ばれてるとしか思えない!」と、4人分のチケットを買って参戦したのですが、今年は正直なところ北海道に行く予定はありませんでした。2年続けて家族で北海道というのは、なかなかリッチなことでもあり、北海道は毎年でも行きたいけれど、現実にはちょっとぜいたくかな~、と。ただ昨年のライブで味をしめた子供たち、5歳の娘までが「トリックスわたしもいきた~い」。

シティジャズのテント型ステージなら、まだ子供連れも許されそうな雰囲気。で、きのうやっとこさ本格的に旅の計画を立て始めたのですが、昨年はGW前後だったので、飛行機の早割を利用したり、ホテルも中島公園そばの格安のファミリープラン(家族4人でほとんど1人分の宿泊料金でした、しかも山盛りのお菓子&くじ引きつき)がネット予約できたのですが、飛行機の割引率が上がっていたり、今朝同じホテルに電話したところ、ファミリープランはもういっぱいで、それ以外の部屋を予約するとお値段は倍。去年のファミリープランで泊まれるならぜひそこに、と思ったのですが、やはり動くのが遅かった。きのう飛行機の空き状況を調べてくれたダンナさまが、空きの少なさに萎えてしまったこともあり、今朝の電話で私も札幌行きをほぼあきらめてしまいました。

残された可能性は福島いわきのBar QUEEN。私はなぜか勝手にロック系の小さなライブハウスをイメージしていたので、5歳の子を連れて行くのはちょっと無理かな?と思っていたのです。それがHPを見て「通常は落ち着いたレストランバー」との紹介文に「これは大丈夫かも」と。ただお店は午後5時からの営業なので、電話番号を控えて5時5分前に電話してみました。6月29日のTRIXのチケットはまだありますか?と聞くと「ありますよ」とのこと。やった!名前と電話番号を伝えると、関東方面の番号とわかったのか「開演時間が早くなりましたので、日帰りもできますよ」とのこと。はい、もちろん日帰りです。実はダンナさまが以前ブログに「開演が30分早くなれば、いわきにも行けるのに」と書いたところ、熊ちゃんのブログに「早くなりました」とあり、「これはいわきに行かなあかんでしょ」と、息子と2人でいわきに行くことをプッシュしていたのです。
お店の人に「子連れなんですが」と伝えたところ「大丈夫ですよ、地元のお客さんも子連れで来られます」と、何とも優しい応対をしていただき、感激しきりでした。

これで家族みんなが納得の結論が出ました。あとは無事に行けることを祈るのみ風邪引かないように気をつけよう!

麻溝公園に行ってきました

2008年05月23日 20時16分44秒 | Weblog
7年ほど前、私がクレマチス栽培に一番興味のあった頃、神奈川県の相模大野にクレマチスがいっぱい咲く公園があると知り、幼稚園の延長保育に息子をお願いして、1人カメラを持って訪ねたことがありました。
今回は娘を延長保育にお願いし、朝の9時過ぎに家を出ました。湘南新宿ラインで新宿に行き、そこから小田急に乗り換えて、相模大野の駅からさらにバスで30分。さいたまの自宅から現地まで約2時間。で、滞在は約1時間(笑)広大な公園でクレマチスが咲いているのは、公園の外周のフェンスとあと数ヶ所。それでもじっくり観ると本当に様々な種類のクレマチスがあり、お天気が最高に良かったこともあり、気持ちのいい時間を過ごすことができました。ここでも1曲作れるといいな、と思っていたのですが、花びらが6枚なので8分の6拍子でAメジャー、というところまで・・・。写真を何枚か撮って来たので(7年前はまだデジカメではなく、一眼レフのフィルムのカメラを持って行きました)それを観ながら続きを作れたら、と思います。

ジャズピアノの師 前田憲男

2008年05月22日 01時12分54秒 | 音楽
きのうの「徹子の部屋」にジャズピアニストの前田憲男さんが初出演、ということでビデオに録画したものをさっき観ました。大阪出身というのは前に聞いたことがあったけれど、東京に移って1週間で言葉を直したとか。そう言われてみれば全然大阪の人っぽさがないなあ、と。
最初の「徹子の部屋」のテーマと、曲は「MISTY」1曲だけでしたが、それはそれはエレガントかつダイナミックな演奏で、流石御大、という感じでした。ふたなしのスタインウェイにマイク2本で音を録っていたので、トークと同じスタジオとは思えない音の良さと大きさに、徹子さんも最初びっくりしてました。

前田憲男さんといえば、私が高校生の時NHK-FMで放送された「初春やジャズピアノでおめでとう」という番組で、前田さんの弾く「鉄道唱歌」(♪今は山中、今は浜~というフレーズの曲)のジャズバージョンを聴いて「すごい!」と思ったのでした。何せその頃はまだジャズピアノというものをまともに聴いたことがなく、ちょうどラジオで特集があるから、録音して聴いてみよう!と。だからビル・エバンスの「My Foolish Heart」を聴くよりも前、私のジャズピアノの原点ともいえるのが前田憲男さんなのです。
その後テレビ大阪で、中尾ミエさんの歌番組のバックでウィンドブレイカーズを率いて演奏しておられたのを、よく観ていたのを覚えています。やっぱり私は昔から、ダンディでメガネの似合う鍵盤奏者が好きだったんだなあと、改めて気がつきました(たまたまですけどね)
数え切れないほどのアレンジをこなす前田さんでも、音大を出たわけでもなければ演奏も独学とのこと。ただ曲は2回聴けば覚えてしまうといわれるほどの耳と記憶力の良さ。う~ん、すごい。
最近ちょっと音楽のことでヘコみ気味だったのですが、独学でもやれる人はやれるんだ!と、ヘンなところで共感してしまいました。

私がしゃぼん玉をアレンジして弾いてみようと思ったのも、たぶん心のどこかで前田さんの鉄道唱歌を思い出していたんじゃないかと。ジャズってどんな曲でもアレンジできてしまう不思議な音楽。これからもちょっと今まで弾いてる人がいないゾというような意外な曲を、かなり遠く引き離したコードでアレンジして、「お、あの曲か~」とびっくりしてもらえるような、そんな選曲をしたいと思いました。でも本当は前田さんの鉄道唱歌、弾けるようになりた~い!(左手のベースがオクターブで移動するので、手の小さい私には結構ツライのです・・・)

音楽から遠ざかった数日

2008年05月19日 10時25分24秒 | 音楽
娘の5歳のお誕生日パーティと、雨で延期になっていた遠足が立て続けにあり、延々とお料理をする日々でした。今回のバースデー・ケーキはちょっと大人っぽくなっちゃったヤッターマンのアイちゃん。スポンジのふくらみは相変わらずでしたが、味はまあまあで、娘も喜んで食べてくれました。

そんなこんなで、ここ数日は全くといっていいほど鍵盤を弾いていませんでした。GW頃はコラボの新曲を作るのに燃えていて、先週はずっとひっきーさんのお手伝いでバレエの練習曲を録音していました。ひっきーさんの知り合いのバレエの先生から、元となるCDを演奏したものを録音して欲しいとの依頼があり、まずピアノ連弾で一発録りにチャレンジしたところ、1曲目は案外うまくいったのですが、何せ2分前後の曲が10曲以上あり、これを全てノーミスで弾ききるのは困難ということで、うちにあるFantomの修整機能を多用して、先週全曲を録音することができました。
ただ先生がピアノ・バージョンも気に入られたらしく「ピアノの方も全曲ちょうだい♪」とのこと。これからそちらの方のチャレンジですが・・・。うまくいくかちょっと不安。
今回のこの作業のお陰で、ずいぶん打ち込みのノウハウを覚えることができました。今までは足りない音をうまく挿入することができなかったのが、ちゃんと音の長さや音量も適正なものを入れられるようになり、感動しています。Fantomについていた「FantomX Editor」というソフトもパソコンに入れてみたのですが、イマイチ使い方がわからず・・・。今のところはやっぱり本体のみでがんばるしかないかな~と。

ほんとどんなことも経験すると、ちゃんとおいしいオマケが付いてくる!そんな気がします。で、バレエの曲はこんな感じ。Yahooブリーフケース

キメキメ大王 EARTH WIND & FIRE

2008年05月12日 22時22分14秒 | 音楽
先日TSUTAYAで「天空の女神」を借りまして、ずっと聴いてます。はい、大好きなんですEW&F。10代の頃、よ~く聴いてました。
CDは実はあまり持ってなくて、ベストばっかり買っていたら(CD屋さんにはベストしか売っていないんです、なぜか)同じ曲ばかりになってしまい、タイトル忘れちゃったけど聴きたいバラードがあるのに、なかなか探し当てられません。
レンタルはめったに行かないのですが、週末雨だったので子供と一緒に超新塾や陣内のDVDを借り、ついでにCDコーナーを見ていたら、意外と昔のアルバムが置いてあったので、思わず懐かしくて借りてしまいました。
それにしても・・・。このキメキメの嵐、フュージョンに負けてません。いや、フュージョン以上かも。特に久々に聴いた「Evolution Orange」(邦題は何だったかな)のキメといったら・・・。ほんとお見事です。勉強になります。この曲ラッパ入りでバンドでやれたら死んでもいいかも(いや、ほんとに死なないですけど)

このアルバムの発売された1981年には、きっとまだ打ち込みとかコンピューターでどうこうということはなされていないはずなので、大半が人間の力によるものだと思うんです。それでここまですごいキメが出せるというのは、やはり黒人のリズム感の成せる業、ということでしょうか。ほんますごい。

最近始動したビッグ・プロジェクトがありまして、かなりムフフな感じなのですが、それに伴い打ち込みを再開しました。ただフュージョンとかジャズ系の音楽はリズムが食いまくりなので、本当に難しい。でもできる人はできるんですね~。私は本当に駆け出しだな~と痛感します。曲が完成したらぜひ聴いていただきたいと思っていますので、お楽しみに♪


感謝♪

2008年05月11日 01時29分07秒 | 音楽
今日は母の日。小さいときピアノを習わせてくれて、学生時代にもたくさんの音楽に自由に触れさせてくれた母にありがとう♪

本当にたくさんの人に感謝の気持ちでいっぱいです。最近、音楽活動が本当に充実してきて、毎日色んな素敵な出来事があります。まず2006年の2月にこのブログを始め、そして同じ年の6月に音楽活動を本格的に始めることを心に決めてから、これはもうシンクロニシティ、としか思えないような出来事や出会いが、たくさん起こるようになりました。

以前は「人付き合いが苦手」と決め込んだ自分がいて、考え方もわりと内向きだったように思います。子育てのことを真剣に思い悩んだりして、胃の検査ばかりしていました。でも、だんだん性格が変わって来たんです。ブログと音楽を始めてから。胃の検査は年1回の主婦検診だけで大丈夫になりました(笑)

このブログには何度も書いているのですが、TRIXの音楽と出会って、窪田宏さんの存在を知ってから「私もTRIXや窪田さんのように、人の心を元気にする音楽を奏でたい」と強く思うようになりました。人に聴いてもらえる演奏をするためには、まず自分の耳が納得のいく演奏をしなければならないと、ピアノに向かう時間が以前より格段に増えました。何度かミニ・ライブを開いていくうちに、選曲の方向が変わって行ったり、新しい出会いもありました。ピアノがない場所で演奏できるように、持ち運び可能なFantomを購入した数ヵ月後、キーボード・マガジンのコンテストがあることを知り、それに応募することでシンセの扱いを覚え、素晴らしい音楽仲間とも出会いました。人付き合いが苦手だったはずの私が、今は仲間と一緒に音楽ができることを、心から楽しんで、そして嬉しく思っています。そして今日、また一つ新しい音楽が生まれそうな予感が。

ブログを書くということは、うれしいこと、楽しいことなど、いいとこ探しの作業なので、実はそれも気持ちを明るくしてくれる大きな要因なんですね。コメントをいただけるのも本当にうれしくて、いつもありがとうございます!と思いながら、お返事を書いています。同じ音楽が好きな人と交流できる、ブログって何て素晴らしいツールなんでしょう!

今日はありがとうの気持ちでいっぱいです


NANIWA&Skoop 最高でした!

2008年05月07日 16時37分32秒 | 音楽
2部制のBAJというのも私は初めてでした。3時すぎに目黒に着き、時間があったのでいつものモスバーガーでお茶を飲んで、20分頃BAJの前に着いてびっくり。結構な人の列。しかもちょっといつもと違う感じの、ステキな若い女性がいっぱい。これはまさにゲストのSkoop on Somebodyのファンの人たちでは?それにしても何でゲストがゴスペラーズやSkoopなんだろうと、NANIWAファンの私としてはちょっと複雑なものがあったのですが、実は以前から「SOUL POWER SUMMIT」なるイベントで競演していたことを後で知ってなるほど!と。そういえばゴスペラッツのバックでNANIWAが演奏している映像を見たことがあったけど、あれがそうだったのか!と、色々納得。

25番目にお店に入って前の方の席を探しました。最初いつもKK JAMで座る席に着いたのですが、左側はYAMAHAのキーボードが1つだけ。で、右側を見ると赤いNORDを2段と下にやはりYAMAHAの黒いキーボードの3段積みを発見。しまった!建治さんは右側だった!で、真ん中の席に移動。ちょうどお隣に力哉さんと江川ほーじんさんファンのステキな女性がいらっしゃったので、声をかけると快くおしゃべりに応じてくださいました。西脇さんや水野正敏さんなどの色んなお話が聞けて楽しかった~。やっぱりライブに行ったら音楽好きな方との出会いも楽しみの一つ。また会えるといいなあ。
そうそう、開演前に大画面に映っていた映像、今回はタル・ウィルケンフェルドが参加したジェフ・ベックのライブでした。

あっという間に開演が近づき暗転、まずNANIWAの4人が登場。1曲目は懐かしい涙チョチョギレの「ORIENTAL MAKIN' LOVE」!ケンジター健在!建治さんとかずぼんのアドリブ・バトルが楽しい。今回NANIWAの曲として演奏していたのは、ほとんど昔の曲だったので嬉しかったです。今はお休み中の青柳さんの難しい曲「スポット」。最初タイトルを聴いてもピンと来なかったのですが、曲を聴いたら覚えていました。ライブではかなりレアな曲だったみたいで「おお~」と声をあげている男性がいました。「JASMIN」のイントロはいつ聴いても感動~。それにしても興さんのダミ声、しんどそうだったなあ(前日までの神戸チキンジョージの杮落しで毎晩飲んでいたからだそうです)

途中それぞれのルーツを演奏するコーナーがありましたが、若干古くてわかりませんでした。わかったのは力哉さんのベンチャーズくらいかな。かずぼんが高校生の時組んでたロックバンドの名前が「集中豪雨」というのがすごく笑えました。

この日はとにかくTRIXのライブ並みに立ち見のお客さんがいっぱい。普段はホールでコンサートをするようなグループが出るのだから当たり前なんでしょうが、その「Skoop on Somebody」から、まずキーボードのKO-ICHIROさんだけが登場。この方は前に塩谷哲さんのコンサートに出ておられるのを、BSで観たことがありました。刈り上げの不思議なヘアスタイルだけど、物静かな落ち着いた雰囲気。で、始まった曲のイントロが何か聴いたことあるけど何だろう何だろうと考えていたら、何と!!ジョー・サンプルの曲だったのです!!もう涙が出てしまいました。ジョー・サンプルは若い頃結構聴いてて、海外のキーボーディストの中では好きなうちの1人。ご本人のライブには行ったことがなくて、彼の曲のカバーをやってる人のライブも観たことがなかったので、かなり感動でした。1番有名な曲だからあれかな、と思っていたらビンゴ!「虹の楽園」でした。選曲が渋い!KO-ICHIROさんのピアノ、かっこよかった~。これ1曲でかなり満足してしまいました。

ボーカルのTAKEさん、ドラムのKO-HEYさんの登場で、力哉さん、かずぼん、建治さんが一旦退席、しばらく興さんとSkoopのグルーブ・タイム。一番前のテーブルだったので、ファンの人ごめんなさいというほど近くでTAKEさんを観ましたが、う~ん、何か男臭くてセクシーでかっこいいんですよ。3人のコーラスでアーバンな雰囲気漂うバラードを歌うのを聴いて「こりゃ女子はイチコロ(死語?)だわ~」と。まともに聴いたのは初めてだったのですが、引き込まれましたね~。普段ボーカルをあまり聴かないせいか、たまに聴くとほんと新鮮で。関西弁トークも親近感が湧きました。ツイン・ドラムでのスティービーの「SUPERSTITION」も、ソウルのカヴァーも超かっこよかったです。

NANIWAの新作「30th」からは「Vacuum Vox」だけでしたが、何ともいえない音空間に力哉さんのドラムが映える1曲。
今回のライブで一番すごいな~と思ったのが力哉さんでした。50歳を過ぎているとは思えないパワフル・ドラミングで、普通フュージョンの曲ってギターやキーボードがソロを取ることが多いのですが、NANIWAに関してはドラム・ソロが一番多い!もうちょっと建治さんのソロが聴きたかったかな~、と思うくらい。
ギター・ソロはドラムの次くらいにあったので、とてもかっこよかったです。ギターのフレーズに合わせて歌うかずぼんを見て

「これぞナニワの、ジョージ・ベンソンや~(彦麻呂風に)」

例えがめちゃくちゃありきたりで申し訳ない。でもほんとにかっこいいんです。ロック系もカッティング系もバリバリで、私実はかなりかずぼんのギターが好きだったことを再認識。1メートルと離れていないところでトークをじっと聞いていたら、何だか目が合ったような気がして、これまた嬉しかったです。

アンコール最後の曲は「METEOR」でした。壮大なバラードでいい曲なんだな、これが。じーんとしてしまいました。
NANIWAにかかせないのはやっぱり興さんのソウルフルでファンキーなベース。そして建治さんのプログレッシブなシンセ。今は4人だけど4人の音もすごくステキでした。そして今回、同じソウルを感じさせるSkoopの3人を迎え、7人での演奏、本当に観れてよかったです。こんな機会でもないと一生Skoopのライブを観ることなんてなかったかもしれない。NANIWAのお陰でまた一つ、素晴らしいバンドを知ることができて、22年ぶりにライブに足を運んだ甲斐がありました。

NANIWA EXP、そしてSkoop on Somebody最高