関西人のつぶやき

ジャズピアノプレイヤーmatsucofの音楽と日常

♬初心者ジャズピアノ教室♬

場所はさいたま市見沼区の自宅。コードや簡単な耳コピの仕方など、それぞれの方のレベルに合わせて、丁寧に教えます。珍しいヤマハの木目グランドピアノで、好きな曲を弾いてみませんか?左の「メッセージを送る」からお問い合わせ下さい。

本日15周年

2008年10月30日 13時44分10秒 | 音楽
20年前の今頃の季節でした。就職先も決まりホッとしていた頃。同じバンドでサークル内のオーディションに勝ち抜いたり、合宿で寝食を共にした同士のような存在の彼を、GONTITIのコンサートに誘ってみました。それがバンドとしてではなく、2人で音楽を共有した最初でした。

就職で横浜と大阪に離れ離れになったのは切なかったけれど、会えた時はお気に入りのCDをカセットテープに録音したものを交換したり、コンサートに行ったり。その頃はケータイはなかったし、パソコンも今のような便利なものではなかった。電話は寮の呼び出し電話でした。

数え切れないほど出た友人の結婚式はほとんどが快晴。私の誕生日に式を挙げたギターの友人の時は雪が降りました。そんな中、自分の式の当日はというと・・・雨。笑っちゃいました。大阪駅の構内にあるホテルにしておいて本当によかった。彼の親戚が遠くから電車で来てくれたので、雨の中を歩いてもらわずにすみました。
披露宴ではエレクトーン奏者の方にBGMをお願いしました。曲は指定できなくて、その方のレパートリーの中から。今の時代だとそれでは通らないかも。当時は「そんなもんなんだ~」と、ちょっと残念ながらすぐあきらめましたけど。
それでも何とかキャンドルサービスの時はお気に入りの曲をと思い、ボズ・スキャッグスの「We are all alone」を弾いてもらいました。
会社の同期の友人に今井美樹の「瞳がほほえむから」を歌ってもらったら、感動して涙が出ちゃって、歌ってる友人までもらい泣きさせてしまったということも。彼女も大学のサークルで歌っていた人だったので、歌はうまかったです。

2次会ではバンドで演奏したり、なぜか私は「世界中の誰よりきっと」をダンナさまとではなく、サークルの友人とデュエットするハメに。人前でマイクを通して歌ったのは(カラオケを除く)後にも先にもあの1回だったと思います。バンドの練習はあるし歌の練習もあるしで、何か大変でした。

それでも2人のためにたくさんの人が集まってお祝いしてくれて、うれしくてうれしくて、披露宴の間からずっと笑っていた、そんな記憶があります。

1人目の子供が生まれる前後に熱狂していた沼澤尚さんは、ダンナさまを通じて知りました。13CATSを私は全然知らなくて、でも聴いてみたらすごくカッコイイ音楽で。ダンナさま以上にファンになって、角松敏生のライブやシアター・ブルックのライブは単独参加。アガルタだけはどうしても一緒に行きたくて、ダンナさまの実家を頼らせてもらったり。

2人目の子供が生まれて1年くらいして、TRIXの「INDEX」を買って来たのも、その半年くらい後に窪田宏さんの「Kool Jamming」を買って来たのもダンナさまでした。カシオペアやスクェアのコピーバンドを一緒にやっていたので、夫婦でTRIXのファンになるのには全く時間がかかりませんでした。ただ私が窪田さんに溺れる?きっかけを作ったのも結局はダンナさま。

ARTが出た後に「やっぱり音楽をやりたい」と思って相談した時も、子育てや家事に支障が出ないんならいいんじゃない?と言ってくれた。お休みの日にライブをやるので下の子の面倒をお願いすれば引き受けてくれるし、先日はSLAP×SLAPのライブのあった横浜のライブハウス「Hey-Joe」で、ジャズ・フュージョン系の有名ミュージシャンがレコーディングに参加してくれるというスゴイCD制作の情報を仕入れて来てくれました!

ライブを観に行くといえばお留守番&子守をしてくれて、私が今これほど音楽に接する機会を得られるのは、このダンナさまあってこそなんです。この出会いには本当に感謝しています。

面と向かって言えないけれど・・・いつもありがとう。おじいちゃん、おばあちゃんになってもよろしくです

あっという間に

2008年10月29日 20時17分02秒 | 音楽
10月も残すところあと2日。う~~ん、早い、早いよ~。今月中に作りかけの新曲を完成させようと思っているのですが、もうちょっと時間がかかりそう。

11月2日に去年初参加した地元公民館のおまつりに出演します。去年はまだ連弾のレパートリーが少なく、ソロも織り交ぜての30分だったのですが、今回は連弾4曲の25分。今日ひっきーさんとのお家リハーサルで、MCも入れつつやってみたところ、ちょうど20分!ピアノの移動等を考えるとちょうどいい時間。
とにかくたくさんの団体が出演するので、時間厳守!コンパクトにがんばります。

その前日の1日は、県民活動総合センターの小ホールで林家正蔵×佐山雅弘「ジャズと噺」に行ってきます。落語は一度行ってみたいと思いつつ一度も行ったことがなかったので、今回のライブはとてもいい機会です。しかも以前マサちゃんずに行きそびれたけんかつ。保育付きのコンサートホールは今のところここしか知らないので、いずれここで「子育てママ応援コンサート」を開きたいなあと思っているのです。今回娘を連れて行ってみます(保育は300円でおやつまで付くんですよ~)
それにしても埼玉県の伊奈町という、ちょっと田舎な感じのところにあるけんかつに、佐山さんはわりとよく出演されるんですよね。今年の春にはジャズ6連弾の小原孝さんも出演されていました(その1週間ほど後にこどもフェスティバルというイベントで、私も同じスタインウェイを弾かせていただいたのでした。カンド~)

BAJで同じライブを観ると5000円近くすると思うのですが、けんかつでは3000円。他のコンサートもだいたいお値段はおさえめで、普段都内のライブハウスに行かないような方でも、3000円なら気軽に行けると思います。保育同様、そこがけんかつの素晴らしいところ。

さいたまに越して来て来年で10年。もう立派な埼玉県民なので、これからもけんかつをどんどん有効利用していきたいと思います!(あ、でも関西人なことに変わりはありませんヨ)

GATZ original vibrations @BAJ 2008.10.23

2008年10月24日 17時48分35秒 | 音楽
8時を10分ほど過ぎてメンバーのみなさんが登場。女性コーラス2人を含む総勢10名が、BAJのステージに並びます。いつもよりだいぶ遅れてチケットを予約したので、今回初めて柱がちょっとジャマな席に。ホーンセクションのみなさんは見えなかったのですが、とりあえず西脇さんとGATZがちゃんと見える席でよかった。

全てオリジナル曲だったのでタイトルは皆目わかりませんが、1曲目は確か「君の瞳」と紹介していました。それはそれはファンキーで初めて聴くのにもうノリノリ。あ~、思った通りのサウンドだ~とうれしくなりました。女性コーラスのお2人の手拍子につられて、1曲目からとても盛り上がるBAJ。おお~、すご~い。
GATZの声はちょっとハスキーで、聴きようによってはサザンの桑田さんの声にも似ているような感じ。パワフルでソウルフルで、惹き付けられるものがありました。巨体を揺らしながらギターを弾く様子は、やっぱりINCOGNITOのブルーイに似ていました。

歌の歌詞はいまどきの若者の等身大といった感じで、好きな人への気持ちや、悩める若者に前を向いて行こうと応援するような、明るく元気なものが多かったです。お客さんに若い女性が多い気がしたのは、そんな歌詞をすんなり受け入れてうれしく思えるからかな~と。私はもう若い女性の部類には入れませんが、それでも結構歌詞にグッときて、3曲目のバラードではアレンジの素晴らしさも手伝って、思わず泣いてしまいました(他にも泣いてるお客さんがいたので、あれは泣かせる曲だったんだと思います)普通のポップスのコードワークやアレンジにあの歌詞が乗っただけでは、ここまで感動しないと思うのですが、歌詞と曲がミスマッチとも思える分、それがGATZサウンドの個性になっているような気がしました。

女性コーラスが洋楽のあの曲のあの部分に似てる!とか、ホーンアレンジがCHICAGOにそっくり!とか、ブラック・ミュージックやブラス・ロックの好きな人にはたまらない、カッコイイアレンジ。西脇辰弥さんの本領発揮といったところでしょうか。それはそれは厚いサウンドに、ただただ感動。いや~、やっぱり西脇辰弥さんは天才です!GATZの個性と西脇さんのサウンド・プロデューサーとしての個性が見事に調和したという感じ。

今回初めて1ステージで行われたのは、西脇さんと一緒にやるようになって10回目の記念すべきライブ。まだ半分もいってない位のところで「はい、みんな立ってくださ~い」帰ってからお留守番をしてくれたダンナさまにそのことを話すと「俺、ブルースアレイで立って聴いたことねえぞ」ああ、確かに私もあんまりなかったです。曲によっては振りつけあり、コール&レスポンスもありで、楽しさからするとデイヴ・コズのライブに通じるものがありました。やっぱりお客さん巻き込み型、おっともとい、お客さん参加型のライブは楽しい♪自分たちのライブをやる上でも、あの楽しさはものすごくマネしたい!って思いました。

後半にやった「ロング・バケーション」という曲、ライブ映像配信サイトで観て「カッコイイ!」と思っていたのがやっと生で聴けました。アルバムは来年あたりリリース予定とのことでしたが、あのサウンドはライブで聴いてなんぼなんでは?とすごく思いました。
アンコールの2曲目に、GATZと西脇さん、そしてベースの下野人司さん(スラップ・ベースのソロ、かっこよかった~)の3人でバラードを。西脇さんのFantomGでのピアノ・サウンド、とっても素敵でした。そういえば今回西脇さんはハーモニカの曲は1曲だけで、MCもほとんどGATZだったので(ブログの紹介でCGの話になり、ちょっとあぶない発言もありましたが、いかにも西脇さんらしい~)アンコールの最後の最後でピアノを堪能できてよかったです。またソロ・ライブもやっていただきたいです(そこにゲスト・ボーカルGATZというのも観てみたい)

生演奏の持つ力はすごい。そしてプロの演奏は本当にすごい。
GATZ&西脇さん、バンドのみなさん、元気の出る演奏を本当にありがとう

追伸:下野さんを観るのはきのうが初めてだったのですが、今日は何という偶然!ダンナさまが「SLAP×SLAP」を観に横浜へ行ってます。夫婦で2日連続下野人司2days。

元気をくれる音楽♪

2008年10月23日 23時15分26秒 | Weblog
今GATZライブの帰りです。
行ってよかった~~!とってもファンキーで、でもバラードでは聴かせる泣かせる!いつもはインストに行くことが多いのですが、歌っていいな、って思いました。
西脇さんはやっぱりFantomG8でした。西脇さんあってのあの素晴らしいサウンド!GATZと西脇さんの音楽世界が見事に調和したという感じ。

ああ、やっぱりライブって素晴らしい!

元気~~!!

2008年10月21日 23時02分51秒 | Weblog
先日のピアノ発表会。あまり納得のいく演奏ではなかったのですが、その後聴いて下さった方々から、温かくうれしいコメントを頂戴し、感激しきりです。ありがとうございます。お1人でもお2人でも、連弾なりソロなりを聴いて喜んでいただける方があったなら、それは本当にうれしいことです。やっててよかったって思います。これからも前を向いて、よりよい演奏を目指したいと思います。

さて、そんなちょっとアカデミックな記事の次がコレ?と、自分でもツッコミ入れたくなりますが、書いちゃいます。きのうの深夜に放送されたタカアンドトシの「お試しかっ!」を録画したものを見ました。テレ朝の深夜番組にハマっているダンナさまの影響で時々見るのですが、この番組の中でお笑い芸人やタレントの男性が女装して、ファッションショーのように美しさを競い合う「Aniコレ」にすっかりハマってしまいました。第2回から見始めたその時は、第1回優勝の杉浦太陽くんのあまりのかわいさに「太陽~~!超カワイイ~~」と。で、その回2位になったお笑いコンビあきげんの石井元気くん(それまで全然知らなかったんですが)が、今回もうほんとに女の子にしか見えないくらいかわいくてそれでタイトルが「元気~~!!」。
トータルテンボスの大村くんは普段ちょっと熊ちゃんに似てカッコイイので、女装するとどれだけかわいいかと思ったら、実はそうでもなかったり。桜塚やっくんが出るのは反則~と思ったけど、さすが本職。ミニの下からのぞく生足のきれいなこと!ああ、私ももうちょっとオシャレに気を使わなくっちゃな~って思ったり。

それぞれが登場する時の音楽が意外とイケてたりして。「シャイン・オン」という昔よく聴いた懐かしい曲がかかっていたのですが、誰の曲だったか思い出せません。ご存知の方があれば教えてください。

で、今日見て一番びっくりしたのが、それはそれはカワイイ「夜の蝶」に扮したのが、お笑いコンビ流れ星の瀧上伸一郎くん。いつもは「う~~ガンダムぅ~」の声しか聞いていないので、実はかわいいということに全然気付かず。100人の美容学校の女の子が、きれいと思ったら点数を入れるというシステムで、太陽も元気もかなり危なかったくらい。でも結局第3回も優勝は太陽くんでした。
お化粧や女の子の衣装が似合う人って、本当に似合うんですよね。で、そこらへんの女の子よりかわいい。だいたい登場しても最初誰だかわからないんですから。
逆にコンビで出てきてはっきりと誰だかわかる場合は笑っちゃう。

そのうち第4回もあると思うので、一度見てみてください。結構面白いです。

日々精進

2008年10月20日 09時26分31秒 | 音楽
きのうはひっきーさんが先生として出演するピアノ発表会に、生徒の1人として出させていただきました。さいたま芸術劇場の小ホールは、うちっぱなしの天井にライトがたくさんぶら下って、客席がすり鉢状になった、なかなか今っぽい雰囲気のホール。200席くらいはあるでしょうか。スタインウェイのグランドピアノとお花で飾られたステージがとてもきれいで、落ち着いた照明の中にとても華やかな空間が演出されていました。

リハーサルで弾かせてもらったところ、音の聴こえがまるでふたを閉めたようで、タッチも慣れたものとは違い、若干のとまどいが。それでもお客さんが入っていない状態だと普段どおり弾けたのですが・・・。本番は違った。いつものライブではそんなに緊張するほうではないのですが、何かすごく緊張してしまいました。

連弾で「Winter Game」、その後お1人おいてその次が自分のソロでした。連弾は9月のライブのリベンジでかなり練習もして、最終調整はかなりいい感じでできていただけに、自分の小さなミスの多さが悔しいところ。結構力のいる曲なので、心臓がバクバクした状態で次の方の演奏を待ち、これではとても弾けたものではないと、何とか手のひらのツボ刺激でバクバクをおさえ(便秘やコリにも効く合こくというツボです)まずルパンを。ここでも小さなミスに動揺してしまい、一番心配のなかったしゃぼん玉でボロボロに・・・。うう、なんてこった。

質の高い演奏を目指そうとかなり気負いが入ってしまったせいで、自滅してしまったというのが、きのうから今日にかけて出した自己分析です。メンタル面の強化はやはり何の心配もないくらいの練習量に比例するんだと思います。自分では結構練習したつもりだったけど、それでも足りなかったということ。

そんな私に比べて、先生として演奏しなければならないプレッシャーを数日前にポロリとこぼしたひっきーさん。彼女は普段あまり弱音は吐かない人なのです。連弾は後で録音したものを聴いた限りでは、9月のライブの時よりは進化していたのでとりあえずはよしとして、またひっきーさんの生徒さんたちの演奏もそれぞれよかったので、まずは一安心。一息ついた後、最後から2番目のソロ前はかなり緊張した様子でした。私はご主人のEITAさんと下の娘を連れて、前の方で聴いていたのですが、最初の「虹の彼方に」は100%といっていいほどミスもなく、エレガントで素晴らしい演奏に、思わず涙が出てしまいました。問題はその次の曲、ひっきーさん自身も心配していた「闘う者達~Those Who Fight~」これはファイナル・ファンタジーに出てくる曲なんだそうで、現代音楽に通じる難解な部分と美しい旋律が交ざりあった、ゴージャスかつ繊細な曲。これも大きなミスなく弾ききったひっきーさんを見て、心からカッコイイ!と思いました。これがプロ意識というものなんだ、と。そういえば以前もとあるライブにゲスト出演する際、前日にかなりのアクシデントがあったことを後で知らされ、それでもちゃんと役割をまっとうする彼女をすごいと思いました。

違う場所で聴いていたダンナさまも「あの曲はすごかった、アクセントが効いていて、この日の演奏の中で間違いなく一番よかった。後ろの席から終わったあと「すげ~」という声が聞こえた」と言っていました。小さい音は小さく、そして大きい音は最大限に大きく。そのダイナミクスの素晴らしさ。「大げさにやらないとなかなか客席には伝わらない」といつも聞かされている、まさにそのことを身をもって教えてくれたひっきーさんに、これからもついていこう!と思いました。

子供だけでなく大人の方の出演も多い、ステキな発表会でした。クラシックの難曲を弾いている方もいっぱいおられました。2年に1回の開催だそうで、今度は再来年。それまでに何のためらいもなく、自分の納得のいく演奏を本番できちんと出せる、プロ意識を持った演奏家になっていたいと思います。

日々精進

ついしん:ひっきーさんのお友達で、時々ライブに足を運んで下さるみなさん、声をかけていただいてありがとうございました♪みなさんの優しいお言葉のお陰で何とか元気を取り戻しました

音楽の秋♪

2008年10月16日 18時21分39秒 | 音楽
夏休みの間ライブをがまんした反動なのか、たまたま行きたいものが秋に多いのか。来週は遅~い夏休みを取るダンナさまのお相伴にあずかって、23日ブルースアレイで行われるGATZのライブに行かせてもらう予定です。西脇辰弥さんがバンマス的なこのライブ、前々から一度行ってみたいと思っていました。ベースはSLAP×SLAPでおなじみ、下野人司さん。どんなベケベケのベースを聴かせてくれるのかな~。GATZのパワフルでソウルフルな歌同様、楽しみ。あ、もちろん西脇さんのキーボード&ハーモニカも久々なので。Fantom-G使ってたりするのかな?ラッパ隊のいるバンド、大好きなわりに行く機会が少ないので、こちらも期待大です。

さてさて、最近やっと打ち込みモードに入りまして、ただ今新曲を作成中です。まず曲のイメージができて、だいたいのメロやらサビができて、そのイメージをFantomくんと相談しながら音にして行くという作業。地道です、とっても。昨年の夏、キーボード・マガジンのアレンジコンテストに出すために、初めて本格的な曲を作った頃から比べると、使い方がだいぶわかって来ました。あの頃は音の修整の仕方が全くわからず、間違えたら手弾きで録音しなおしの繰り返し。もうキ~ってなってました。でも今はエディット画面で音程を変えたり、音を増やしたり消したりのばしたり、ということができるようになりました。和音の出だしを揃えたり、ドラムの音量の粒を揃えたりすることで、かなりすっきりとするものなんですよね。ああ、この技術を昨年生かせていたら・・・などという後悔はしないとして、今回もあまり打ち込み打ち込みしていない、生の楽器のあたたかな雰囲気を感じられる楽曲になりそうです。完成したらまたこちらでご披露させていただきたいと思っています。

がんばるぞお~~

TRIX@横濱ジャズプロムナード 2008.10.11

2008年10月11日 22時47分07秒 | 音楽
さいたまは午前中雨が降っていたので、横浜もお天気が心配でしたが、ライブが終わって大さんばしホールの外に出た4時すぎには、写真のようなきれいな空。いかにもYokohamaという風景。今日と明日は街のいたるところでジャズのライブが催されるようです。地下鉄の駅を降りると、Tースクェアのコピーバンドが「トゥルース」をやっていました。

イベントのHPの前売りのところに「小学生以下無料」の表記がなかったので、ペアチケットを2枚買ってしまい、熊ちゃんのHPで無料なのを知って事務局に問い合わせましたが、電話を受けて下さった方のご尽力もむなしく払い戻しはできないとのこと。mixiで買って頂ける方を募ったりしていたのですが・・・。しかし、捨てる神あれば拾う神ありで、大さんばしホールの受付の方のご協力により、何とか開演前ギリギリに買っていただける方が見つかり、ホッと一安心。お陰でノリノリでライブが見られました。買って下さった若いカップルの方、本当にありがとう~!

で、TRIXライブです。最初開場になった時、まだリハーサルをやっていて、おお~これはめずらしい、と。「Passion」とかやっていたので、ああ、今日もやってくれるんだ~、と。ただその頃私は余ったチケットのことでバタバタしていたので、リハをゆっくり楽しむことはできませんでしたが・・・。
会場はかなり広いホールで、椅子は500席くらい置いてあったでしょうか。あれほど大きいところでTRIXを見たのは初めてだったので、ホールでのライブも良いな~と思いました(アンコールの一番最後に平井くんが全速力で2周回っていました!)

席についてしばらくして、開始のアナウンス後、例によってSEとともに箱をかぶった4人が登場。今日の窪田さんはニシキヘビのような?(ちょっと例えが悪いですが)柄にテカリのある薄いブルーのシャツに黒T、黒のジーンズに白っぽい靴でした。熊ちゃんはやっぱりなぜか似合うオレンジのTシャツ(先日のSTBのサイン会もオレンジTだった)
「敦煌」は1曲目にとてもよく合います。須藤さんが頭をクイクイッとやるところで今日は窪田さんも一緒にやってました。続いて「Phoenix」。今日は歌がなかった・・・。2曲終わってのMCで、平井くん以外の3人が横浜在住ということを熊ちゃんが明かしていました。「いきなり仲間はずれの話~?ぼくだけ埼玉」と平井くん。いいよね~埼玉は自然がいっぱいあって。最初は横浜に住む予定だったのがなぜか埼玉になった我が家としては、同じ埼玉県民の平井くんを応援します!
今日は1時間半という時間の都合上、MCも短め。熊ちゃんの口調も何かちょっと早口な感じでした。それでも要所要所で笑いを取って、曲は「STYLE」からは「COMPLEX」「騎士」「Cecilia」(バラードは直前に却下になったとのこと)以外の6曲と「Recollection」「MAーTSUーTAーKE」「puma」「Passion」と、盛り上がる曲ばかり10曲を。コンパクトにまとまっていた分、これはこれで良いな~って思いました。ほんとTRIXのオイシイとこ取りとでも言いましょうか。初めてTRIXを観るという方~という挙手に、結構たくさん手が挙がっていたので、そういう方をも意識した構成という感じがしました。

STBの時、平井くんが扇子を振りたいと言っていた「MAーTSUーTAーKE」。今日はとうとうギターメロを放棄してまで、平井くん初扇子。そうまでして振りたかったんだ~。ギターがないと曲が寂しいんだけど、ほんのちょびっとだったし、平井くんも「今日だけ~」と言っていたことだし。
「Jeunesse」ではまた4ビートのJAZZYな窪田さんのピアノが聴けました!トシちゃんカンゲキ~~(byマカロニほうれん荘)窪田さんのピアノは早弾き、だけどメロウで繊細で時にダイナミックで。鍵盤の端から端までを行き来するその縦横無尽さがたまらなくステキ!最初の2曲だけ聴いて会場を後にした人が20人くらいいたそうですが(須藤さん談)この窪田さんのピアノを聴いたら「おっ、ジャズじゃん」と思ったはずなんだけどな~。TRIXを聴かないなんて、ほんともったいない!

STBでも観たのですが「puma」のイントロのキメの合間に、なぜか須藤さんと窪田さんが右手をななめ後ろにピャっと挙げる仕草を。とっても大変そうなんですが、これってお2人のチャレンジ?そういう仕草を入れても次の音をどれだけきちんと弾けるか、みたいな。案の定?時々アヤシイ音が出たりして、これはこれで結構笑えます。

「クワガッタン」の客席乱入では、何と窪田さんが私のすぐ前の席に座ってmicro Kontrolを弾いてくださりカンゲキ。「Jeunesse」が終わって前のおじさんが帰ってしまったお陰で、手をのばせばクワガタがさわれるくらいのところに窪田さんが~。うれしかったです~。「Passion」はまたもや娘をだっこでのダンスとなりました。もうこれで3回目。たくさんのお客さんが立って踊る様子に、みなさんうれしそうでした。去年札幌で体感した盛り上がりにも似て、やはりジャズフェスっていいな~と思いました。

今回さすがにもう買うものがなくなり、サイン会はスルーしてしまったのですが、また12月にお会いできるのを楽しみに会場を後にしました。TRIXは日本のジャズ・フュージョン界の宝。これからも楽しくてカッコイイライブで、観客を魅了してください。TRIXはやっぱりサイコ~♪♪♪♪

実は好きでした

2008年10月07日 23時38分19秒 | 音楽
TOTOのラスト・ツアーに行ったダンナさまからその名前を教えてもらって、初めてその存在を認識しました。マイケル・ジャクソンの「スリラー」のサウンド・プロデューサーとして、また数々の名盤にキーボーディストとして参加しているグレッグ・フィリンゲインズ。ややこしくて長い名前なせいか、今までずっと覚えられずに来てしまったのですが、この数日で色んな発見があり、すっかりファンになってしまいました。
事の起こりはつい最近、ダンナさまがまず彼の2枚目のソロ・アルバム「pulse」を買ったことに始まります。1曲目にYMOの「ビハインド・ザ・マスク」をカバーしていることや、ドナルド・フェイゲンが書き下ろしたという、いかにもスティーリー・ダンなナンバーが入っていたりと、なかなか興味深かったのですが、アルバム全体のカラーがかなりポップでシンセがバリバリのダンス・サウンド(ポインター・シスターズの「ジャンプ」にソックリな曲があるな~と思っていたら、実際に彼女たちが歌っていました!)という感じで、ピアノが聴きたい私にはちょっと物足りない気がして、あまり聴いていなかったのです。
ところがそれから1週間ほど後に、今度は1枚目が届いて「なんや~、また買ってる~」とか思いながら聴いてみると、何か2枚目とは趣きが違う。
81年発表のアルバムなのですが、その頃に流行っていて大好きだったグループの音楽のオイシイところがいっぱい詰まったような、そんな感じだったのです。1曲目のエレピはいかにもドゥービー・ブラザースのマイケル・マクドナルドだし、EW&F的な曲あり、プリンスっぽいものあり、クインシー・ジョーンズのアレンジを思い起こさせるようなものあり、そして極め付きはハービー・ハンコックと競作のいかにもハービー!という曲が入っているところ。本当に好きで聴いていた人につながるものばかり。1曲目のサックス・ソロが世界のナベサダ、渡辺貞夫氏というところもすごい。またこれが何とも落ち着きのあるいい音なんです。で、そんなカンゲキをダンナさまに話したところ、実はうちの家にも彼の参加アルバムはたくさんあるということがわかりました。
少し前に「愛のコリーダ」の「ヴェラス」に彼が参加していることを知ったのですが、大好きなドナルド・フェイゲンの「ナイトフライ」では、今までずっとドナルド・フェイゲンが弾いているものとばかり思っていたピアノを、実はほとんどグレッグが弾いていたと知り、びっくり!「マキシン」のあの泣けるようなイントロなんかもそうだったんです。自分で打ち込みでオケを作って、ライブでも演奏しているスティービー・ワンダーの「Isn’t She Lovery」はスティービーとグレッグが2人だけで作った曲なんだそうで、そういうことも全然知らずに「いい曲やな~」って聴いていた私…。ダンナさまの統計によると、彼が参加しているアルバムはうちに20枚はあるそうで、いいな~このキーボード♪と知らず知らずのうちに聴いていたのは、デヴィッド・フォスターだけではなかったんです。ちなみに「この曲好き~」と思って聴いていた洋楽のドラムが、実はジェフ・ポーカロだった!ということも結構多いです。
これからしばらくは、グレッグ・フィリンゲインズを探す音楽の旅(今もダンナさまが色々と探してくれてます)ピアノが弾けてエレピも弾けてシンセもカッコイイ。そこに持ってきて歌もかなり上手い。
これからは好きなキーボーディスト(窪田宏、西脇辰弥、ブライアン・シンプソン)のところに追加決定!