スケール(音階)というのは、不思議なものだ。なぜ周波数を階段状に表すのか、なぜオクターブに集約するのか?まあ全ては人間の脳の都合だ。音楽の素材としての音波を判別しやすくしているんだ。スケールの概略はほとんどの人がすぐ理解したような反応をする。でも実は問題はそう簡単じゃない。音楽には縦軸と横軸がある。譜面をみれば一目瞭然
楽譜というのはグラフなんだから。横軸は時間軸、一定の時間いわゆる小節を割り算する、これがリズムだ。縦軸は音程、周波数を階段状に区切ったものを表示している。ボクはピアノをずっとやってるせいもあって、ひとつの音をなにかハーモニーの中の代表の音のように感じてしまう。ちいさい時からそうだ。でもそれがなぜだか分からなかった。でも大人になって音楽理論を勉強するうち、それがまんざらおかしな感覚ではないことに気がついた。一つの音が時間軸にそって移動する、いわゆるメロディーだ。これは常に倍音列を伴っているわけだ。だから倍音構造の時間の経過を感じていたんだ。メロディーを聞くというのはそういう、<時間も含めた総合的な空間>を聴覚が感知しているということだ。スケールというのはそのメロディーを作っている素材を順番に並べただけだ。不思議なものではあるけど実はその程度のものでもあるわけだ。スケールのいろんな音の並びを大事そうに説明したりする人がいるけど、全くナンセンスだと思う。まあ音階なんて目次みたいなもんだ。こんなこと言ったら怒る人もいるかな?でもたくさんの種類があるといったってあんなものはだれでもすぐ覚えられるし、ブッチャケ、ジャズの演奏にほとんど役にたたない。いやホント。ボクはある頃からメロディー、リズム、ハーモニーの位置付けについて頭の中でボンヤリだけどイメージするようになった。それは小学校の時に習った距離と速さと時間の関係だ。メロディーというのは距離なんだ。リズムとハーモニーをかけてできる。まあすごく個人的なことだからどうでもいいことだけど・・・。
