時の流れの中に!

少子高齢化の中で高齢者はどう生きて行けば良いのか。

認知症を予防する ⑯ 母と暮らす

2017-09-20 09:44:09 | 認知症
病院の担当医から母の近況について聞いた。骨折した骨はついて

きているのでリハビリを進めているが、最近母はリハビリに消極的

になってきているらしい「少し認知症が出始めているのではないで

しょうか!」と言われた。その後、母の病室に向かった。最近、母

は無口になってきている。母から話題が出ることはない、私が話し

かけるが短い言葉が返ってくるだけだった。認知症の症状が有るか

無いかは分からなかった。ただ気になることを思い出した。

それは二週間ほど前のことだった。仕事の帰りに母の見舞いに行っ

た。病室が変わったと聞かされ新しい病室に向かった。

病室に入ると「あんた誰!勝手に入ってきたら駄目!」と奥のベッ

ドから怒鳴るように声が聞こえてきた。入口近くの母を指差し「息

子です」と答えた。するとその女性は「もうすぐ私の息子たちがや

ってくるので言うからね」と大きな声で独り言のように喋っている。

少しボケているのかなと思いながら母のベッドの近くの椅子に座

った。母の好きな飲み物の紅茶花伝を渡し、身体の状態などを話し

合った。その後は奥のベッドから声は聞こえてこなかった。

母に怒鳴ることはないかと思うが、同じ病室なので仲良くして欲し

いと思い、次の面会の時に、その老婦人にチョコレートを渡そうと

した、その時、後ろから入ってきた看護婦さんに「駄目です」と声

を掛けられた。その方は糖尿病で食事制限をしているので糖質は

控えているとのことでした。小さな声で前回の事を話して「あの

方はボケているのですか」と聞いてみた。

すると看護婦さんは、認知症のことは言わず「ご家族が一度も面会

に来られないので、寂しかったのではないですか」と返事をされた。


※怒鳴るように問いかけられたのは、最初の一回だけでその後は

声をかけられることはなかった。でも昼間の病室の様子が気にか

かる。病室を変えてもらうように医師に相談しようと考えたが、

退院を急がされるような気がして言えなかった。病院、介護施設

でも認知症の方と一般の方が一緒に暮らすのはダメなのではない

のだろうか、奇声を発っしたり、暴れる人が一緒に生活している

と、動けないお年寄りは不安とストレスで身体に変調をきたす恐

れがあるのではないだろうか! 
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