時の流れの中に!

少子高齢化の中で高齢者はどう生きて行けば良いのか。

認知症を予防する ⑬ 母と暮らす

2017-09-16 10:01:25 | 写真
鬼怒川温泉へは東武鉄道で浅草駅から2時間チョットで行けるのが

嬉しい。母と二人で鬼怒川温泉に電車でいった。

帰りに日光に寄ったが母はあまり喜ばなかった。日光東照宮を見て

回ったが、歩く距離が長すぎたようだ。

レンタカーを借りて草津温泉、軽井沢を廻った。草津温泉に着いて

ホテルにチェックインしてから食事まで時間があったから母に「湯

畑を見に行こうか」と声を掛けたが、「いい、一人で行って来たら」

と返事が返ってきた。

レンタカーで一泊二日の伊豆半島一周、少し強行スケジュールかと

も思ったが北海道旅行では1日200km近い車の移動にも耐えてき

たのでなんとかなるだろうと思った。伊豆半島の先端にある下田、

一度は行ってみたい場所だが行く機会がなかった。少し遠い下田は

今回が最初で最後になるだろう。蘭の花を見せてやりたい、今回の

旅行のメインとしていた伊豆の国市の伊豆洋らんパークも車でなけ

れば来ることはなかっただろう。




母に見に行こうと命令調的に言うと黙ってついてくるが、

「この先に景色の良いところが有るけど、どうする!」と問いかけ

ると返事は「行かない」と返ってくる。何処へ行っても母に判断さ

せる問いかけには、100%NOの答えが返ってきた。

名所・名蹟を見せてやりたいと思っていたが、母は歩き廻るのが嫌

だと分かった。それ以降は下田温泉ほど遠くなく、熱海温泉ほど騒

がしくない。中間の伊東温泉のホテルを常宿として毎年訪れ、温泉

と食事だけを楽しむようにした。


※親孝行の定番といえば温泉旅行となっているが、皆さん本当に喜

ばれているのでしょうか、電車、車による長距離移動が苦痛に感じ

ている方も居られるのではないだろうか、腰痛コルセットを付けて

いる母の腰の痛みは判らない。疲れても立ち止まるだけで弱音を吐

かない母、喜ぶと思って計画した温泉地巡り。喜んでいるのかどう

か分からなくなってきた。
コメント
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