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寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

彼は優秀か…2

2011年08月22日 05時55分28秒 | 日記
厳格で威厳の雰囲気を漂わせる高辻役員は部課長、本部長クラスでさえ非常に気を使っているのがはた目の私でも分かるくらいです。要するにビビっているのです(笑) これは他の役員さんと比べても確かなことでたとえば住友役員なんか友達みたいに接する部課長がいることを思うと随分違いがわかります。
しかし例外はあるものでただひとり山川課長だけは違いました。
以前営業所の飲み会で高辻役員をご自宅まで送った時でした。山川課長を含めて同じ方角だと3人乗せた時でした。 アルコールの入った高辻役員はご機嫌でいつもと違って饒舌でいらっしゃいました。 (秘書の橋村さんがいたからでしょう…)
車内は高辻役員の独演会と化していました。 さすがに難しい話はありませんがそれでも冗談を交えた話は成る程と唸るくらいに為になるお話です。
これは一種の話術だと思うのですが、高辻役員の場合、まず「こんなことがあるけど、どう思う?」とさりげなく問題を投げ掛けてこられます。
それに対して中々うまく答えられませんが「…だと思います」何とか答えると「そう…」短く返答されますが、決して自分の意見はおっしゃいません。むしろ他の社員の意見を引き出して「こいつらは何を考えているんだろう」そんな風に観察していらっしゃる様子です。
だからそれを察して部課長さんは、慎重にならざるを得ません。
だって役員さんには必殺の人事権がありますから… いらぬことを喋って役員さんの心証を壊せばその先(将来)は無いと覚悟しなければなりません。
かと言ってお座なりのごますり意見では余計心証を悪くしてしまいます。
役員さんは雲上人みたいに見えますが、以前は同じような部長だったしその前には課長であったわけですから、部課長の気持ちや考えていることなんか分かっているでしょうね♪ そんなことを前提に問題を投げてくるのですから、厄介です(笑)だから正解はなんだろう?と考えるとつい慎重に答えざるを得ないのです。
つまり一見何気ない雑談が面接試験みたいなものなのです。
これは高辻役員に限らず役員さんなら誰でも使う技でしょうか(笑)
これに気を使わずに気軽に返答出来るのはベテランの女性社員くらいでしょうか。彼女たちには労働組合という強いバックボーンがあります。いくら「役員の声は天の声」と言いましても不合理な転勤やボーナス査定はできません♪
役員さんが唯一手の出せないの治外法権でしょうか。
ただしこれには別の制約があります。それは人の上に立つような昇進は一切望めないのです。
非道いようでも、これはこれ、割りきったら気楽な人生でしょう…
コメント
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