8年間、ありがとうございました！ ＆チャレンジ富士五湖112km報告

リザルトが出た！32番目でした！ @ 20130424

サバンナの掟にコメントをいただいたみなさんには改めてお返事をします。
8年間、このブログにお付き合いいただき、みなさんありがとうございました。
忘れたころに更新するかもしれませんが…(^^;

[チャレンジ富士五湖112kmのゴール　過酷なRUNでした @ のりぞーさん視線]

日曜日は冷たい本降りの雨が降る中でのウルトラマラソンでした。
50km過ぎまで気温は0度、そして70km近くまで雨が降り続けた。
山中湖では前日の積雪が融けてできた水たまりで靴はぐっしょりと濡れ、足先の感覚がなくなる。
15kmで左の膝がしらに違和感、かばって右足で踏み込んでしまい右足の親指の爪は内出血。
30km過ぎには左足の甲が痛み始めた。
とにかく寒くて、体中に力が入りすぎ、背筋が張ってくる。
エイドステーションでは体や指先が震え、コップやお菓子をつかめない人もいた。
低体温症などで多くの人がリタイヤしていく。
僕自身も51km先の関門でのリタイヤが頭の中に常にあった。「楽になりたい」
とりあえず42.2km先の河口湖大橋まで8時29分に到着。グロスでサブフォー(^^
その先は、「行けるとこまで」という気持ちで走る。
「前の人も辛いんだ」「後ろの人も辛いんだ」
70km地点の関門、本栖湖で2回目の逡巡。
収容バスってこんなに停まっているんだ、と発見した。去年は気づかなかった。
残りフルマラソン。
本栖湖1周に走り出して5分、一旦ここで引き返した。
が、やっぱ思い直して一周12kmの旅を再開。
そんな積み重ね。登りは歩くぜ！という開き直り。
とにかく左足の甲が痛くて痛くて(≧▽≦;
それでも走れたのは、やはり沿道の応援だな。

ゴールでは、低体温症でDNFになったのりぞーさんと、
SNSを見て矢も盾もたまらず駆けつけてくれたa-rouさんが待っていてくれた。

[ @ a-rouさん視線]

走り続けてよかった！
タイムは12時間21分、去年より8分ほど遅かったけど、このコンディションで上等じゃね？
もう少し先には何かがある、そういう気持ちで走れたのは自転車のお陰かな。
そして、雨の600kmブルベを経験しているのも大きいかも。

ランニングの僕が今いるのも、自転車と僕のブログを見ていてくれた方たちのお陰です。

[自転車を漕ぎ続けたようにね]

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[20050826、ここから始まったロングライド @ 利根川]

2005年4月にMTBでの自転車通勤往復86kmから始まったブログでした。
それまでの1年もずっと自転車通勤をしていて、1万kmを超えたときにブログを書き始めた。

そして、大阪や直江津や九州や、伊豆半島一周や神奈川グランフォンドを走るきっかけが
この「房総半島でか過ぎ～266km」で、今自分で読んでもワクワクします。
このスタイルが「漕ぎ続ければ着くんじゃね」となって、大宰府まで僕のロードを走らせた。
なので、休止をするにはサバンナの掟のエントリーがいいかな、なんて考えたわけです。
あらためてサバンナの掟を一緒に走ってくれたみなさんありがとうございました。

では、当時のエントリーをそのままここに。よろしかったら！

ポイントは平均速度の速さだな(笑)
野島崎までのアベレージが29.7kmだよ！Σ(°◇°
途中リタイヤしようと御宿駅に逃げているのに最終的にも28km/hを超えている。誰だお前は！

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20050826「房総半島でか過ぎ～266km」

千葉の地図を片手に（MapFanWeb）

はずみで買った『青春18きっぷ』がある。5枚つづりで11,500円。
有効期限は9月10日。あと2週間。
どうやって消化しよう、
「遠くまで走っていって鈍行で帰ってくる」、これしかない。
1回2300円ってどのくらい走ればいい？　沼津まで行っても1280円。
銚子だな、銚子まで3260円。18時3分銚子発の鈍行に乗れば23時には帰れる。

房総半島って足みたいな格好をしてる。
洲崎が指で、母指球があって、九十九里が土踏まず、銚子がかかとだね。
房総半島足底（外房）制覇ツーリング！
制限時間は18:00の総武線乗車まで。
この時点で僕は房総半島をなめていた。三浦半島のでっかい版程度に考えていた。
大体千葉の地図も持っていないし、町の名前や順番も頭に入っていない。

銚子でのんびり「肴でビール」には早めに出よう！と東京湾フェリーは始発に乗ることに。
時刻表では6時20分発。
自宅から40kmちょいとして1時間40分あれば余裕だから…4時35分に家を出た。真っ暗。
信号ストップとか切符を購入することとか考えてなかったよ。

江ノ島あたりで夜が明けてきた。

あれ、間に合わないんじゃない？
信号あるし、三浦半島を横断しなくちゃならない。
途中でギアチェンジ！
着いたときには、乗船が始まっていたよ。
久里浜まで44.03km（1時間31分、平均速度29.03km/h）


7時05分に金谷港（富津市）で船を降りた。
鋸南町、富山町、富浦町と抜け、館山までは緩やかなアップダウンが続く。


館山夕日海岸には7時55分に着いた。金谷港から24.36km（48分、平均速30.1km/h）

ボードウォークの手すりに自転車を立てかけ、あんぱんを食う。10分の休憩。

この人も壁に立てかけて…、脱輪してる。


館山から洲崎方面に進むと車がほとんど来なくなった。
快適に走って、足底制覇ツーリングの始点、洲崎灯台（自転車を担いで登ってみました、はい）へ

金谷港から35.81km（1時間13分、平均速度29.4km/h）。
時間は8時30分！おぉ始業前。始業前に房総半島の最西端にいるぞぉ！

房総フラワーラインはほぼフラット、相浜の交差点まで信号なしで10km弱。

これが房総半島の海岸線のイメージだなぁ。どこまででも走れそう。
車も来ない。相浜の交差点までで抜かされた車がたった5台。

白浜町には9時25分に着いた。金谷港から53.86km（1時間49分、平均速度29.7km/h）

陽射しが強くなってきた。風はずっと東からなので少し向かい風。


千倉潮風王国で大休止になる。
パインのソフトクリームは写真を撮る間もなく溶け始めて、慌てて食べた。
金谷港から61.84km（2時間7分、平均速度29.2km/h）、この時点で自宅から100kmを超えた。
僕は今、足型房総半島の母指球辺りにいるものと錯覚していた（実際は親指の付け根くらい？）。

鴨川17km、勝浦41km、ふぅ

勝浦なんて地名があった、って思い出した。41km先ですか？
鴨川を間近にして、足の痛みが酷くなってきた。
今日は下ろしたてのSiDIのSPDシューズでクリートをいい加減な位置につけてしまったようだ。
ビリビリし始めて我慢できなくなった。鴨川の手前のセブンイレブン太海店でSTOP。
金谷港から87.70km（3時間1分、平均速度29.0km/h）

靴下を脱いで30分休憩だな、いやリタイヤしよう。
というのも改めて千葉県の地図を見てしまったのだ。
自分はまだ母指球にも着いていない！土踏まずはあまりに長い…。
素足になり地べたでカップ焼きそばを食ってるうちに足の血行が戻った、かな。
クリートをちゃんと調整して付け直すと多少具合がいい。
11時35分に出発。
この後はずっとどこでギブアップをするか考え続けていた。時間的に銚子には着かない！

南房総なんだね、もう稲刈り、そしてはざ掛け。


さっき41kmと書いてあった勝浦市に入った。今度は茂原まで47km、ふぅ

金谷港から114.44km（3時間59分、平均速度28.6km/h）

この辺りからアップダウンが大きくなってきた。いくつものトンネルも抜ける。
アップダウンの感じは三浦半島に似ている。
聞いてないよ～、って誰も言ってないけど。

12時55分、御宿駅に着いた。金谷港から120.19km（4時間12分、平均速度28.5km/h）

何故駅舎まで来たかというと、ギブアップをするためだった。
だって、まだ母指球にいる。
駅の水道で頭から水を浴びていたら、頭がすっきりしてきた。
もうちょっと走れそうな気がして13時10分に出発。

茂原までだな。とにかくさっき47kmと書いてあった茂原まで走ろう。
というタイミングで『右に行けば九十九里』の看板！ちょっと感激。
もうすぐ母指球が終わり、土踏まずだ。

九十九里浜まで金谷港から140.94km（4時間58分、平均速度28.4km/h）

左の尻が痛くなってきた。血行が悪いのかズキズキするぞ。勢い休憩の回数も増える。
九十九里浜も走れたし、東金駅をゴールにしよう。

取引先が匝瑳郡光町にある。ビッグサプライズ、そこに行ってみたいと思った。
今週の週末、僕のかつての部下だった子たちが20人くらいで自主研修として農業体験に来る。
誘われていたが法事なので断った。
職場には今閉塞感があり、若手の彼らは現状を打開しようと積極的に自主勉強会を開いている。
そんな会議や懇親会に時々呼ばれ顔を出している。
彼らが欲しがっているのが、モチベーション、業績に対する評価、そして、方針というか理念というか…。
今回も残念そうだったから、僕が湘南から自転車の自走で訪れた写真でもあれば…、関係ないか。

白子町ってところのローソンに寄る。
金谷港からここまで151.11km（5時間20分、平均速度28.2km/h）
若者がたむろっていた。
「ねぇ、光町ってどのくらいかかるの？」「八日市場のほう？」「そうそう」
「この自転車ってどのくらいでます」「30km/hくらいかな」「じゃぁ1時間くらいですか」
まだ14時30分、光町まで行こう。帰りは横芝駅から乗ればいい。

九十九里町ってのがあることもはじめて知った。

光町の取引先まで走った。もう左尻と左脛が限界。

16時、産地の若者たちがびっくりして迎えてくれた。
ここまで金谷港から179.98km（6時間22分、平均速度28.2km）
自宅からは224.01km（7時間43分、29.0km/h）。

ここでゆっくり千葉県の地図を見た。
あと銚子まではほんのわずかなんだ。指で計ると30km～40km。
ギブアップするつもりでいたから、茶を飲んで談笑していた（仕事の邪魔だね）。
「K君、ここから銚子まで何キロくらい？」
「車で1時間だから30kmくらいですかね」
二度と走る機会がないと思ったら、もったいなくて16時10分に銚子に向け出発。

もう休憩している時間はない。海岸線から取引先がある内陸までの往復6kmのロスも痛い。
おまけに朝から吹いている東風は、この段階で逆風になるわけね。
尻が痛くなったら、痛くなくなるまでダンシング、というか立ち漕ぎで凌ぐ。
野栄町、八日市場市、旭市、途中飯岡漁港へ行ってしまうというコースミス。

今日、初めて銚子までの距離がでた。あと11km。

ここから、坂登りが始まった。そりゃないよ。
時速は11～12km/hまで落ちる。房総半島はフラットのはずなんだけど。
途中犬吠埼への分岐、犬吠埼まで8km。残念だけど時間がないや、仕方ない。

17時20分、銚子駅に着いた。感無量。
もう、ぎりぎりだった。
利根川を見たいと思ったがどのくらい走れば利根川に着くのかも分らない。
そんな状況では既に走る力がなかった。
女子高生に利根川は近いのと聞くとすぐだと言う、ここから2分だと言う。
そして利根川を見た。こんなに大きな川だったんだ！

ネパールのカトマンドゥからフロントガラスのない夜行バスで寝袋にくるまりガタゴト揺られインド国境へ、
そこからさらに尻が痛くなるほど揺られ辿りついたパトナーという街で見たガンジス川のような。
そんなイメージでした。この利根川を見るために走っていたらしい。
そして、それはとてもよかった。

最初にギブアップしようと思ってから140km近く走ったよ

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本日の自転車
帰りは車中ビールの人でした。青春18きっぷはあと4枚！
266.32 km　9時間30分　平均速度28.03km/h

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