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とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

トランプ氏はアメリカをならず者国家にするのか

2016-05-09 08:52:10 | 政治
 トランプ氏がアメリカ大統領選挙の共和党の候補者になることがほぼ決定したようです。トランプ氏は様々な問題発言をしていて、多くの人が反発しています。それなのになぜ一方ではこれだけの人気を博しているのでしょうか。

 日本でも似たような現象が起きていました。橋下元大阪府知事、元大阪市長です。彼も大変反発を受けるようなことを言い、逆に人気を得ていました。石原慎太郎さんもにたような傾向のある知事でした。政治家というのはいろいろなことに気を使いながら言いたいことも言えずに我慢をするという印象があります。だから結局何をやりたいのかわからない。しかしそのために政治家が何をしているのかわからないという事態がすすんでいたのです。橋下さんも、石原さんもそれなりに筋の通ったことを主張していました。時には行き過ぎがありましたが、何らかの筋が通っていたのは事実です。

 トランプ氏もそうでしょう。トランプ氏は素人目線で現在のアメリカの抱えている問題を素人的に発言しています。居酒屋のおやじ感覚ですね。だから親近感がわきます。

 さらに言えば、アメリカが警戒するロシアのプーチン大統領や、中国の習近平国家主席もかなり自国の利益のためにごり押しするような政策を取っています。それにアメリカも負けるわけにはいかないという国民感情が起こっていることも想像されます。

 以上のようにトランプ氏に人気があるのはわからなくはないのですが、やはり冷静な判断ができる政治家が大国のトップにいないということはいつ大きな混乱がおきるか心配でたまりません。もちろんアメリカ人はそれくらいわかっていると思いますが。
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「徹子の部屋」と「トットてれび」

2016-05-07 12:26:36 | TV
 「笑点」50年もすごいと思ったが、「徹子の部屋」もすごい。黒柳徹子さんは本当に元気だ。

 つい先日「徹子の部屋」を見た。元プロ野球選手の石井一久さん、木佐彩子さん夫婦がゲストだった。さすがに年齢のせいか徹子さんの口は思うように回らなくなり、あぶなっかしい感じになっていたが、様々な情報はしっかりと整理されている。徹子さんにとっては野球の知識なんて知らなくても当たり前なのに、しっかりと頭の中に入っている。勉強して、打ち合わせもしっかりできている証拠であろう。最近のトーク番組は行き当たりばったりのものが多いが、安定したトーク番組は出演者の言いたいことが整理されて伝わるのでよくわかる

 最近のテレビはアドリブ重視の感じが強い。それはそれでその人の「人間性」がよくわかるのでいいのであるが、感情的にならずに理性的にじっくり考えるということが軽視されているような気がする。反射的に口が動くテレビ型の人間だけがテレビに出てしゃべり続け、じっくり物事を考える人は発言できない状況なのだ。冷静な議論ができな状況をテレビが作り出しているのである。本当にそれでいいのか、視聴率だけしか気にしないテレビ関係者はよく考えてほしい。まあ彼らに考えることを望むほうが無駄なのだろうが。

 さて、徹子さんが危なっかしい分、ゲストのほうが徹子さんを気にかけて番組が進行する。不思議な光景だ。トーク番組を超えた人間ドキュメンタリーをみているような気がする。最近の「徹子の部屋」はこの微妙なバランスの上になりたっていたのか。

 そしてこのタイミングで「トットてれび」である。黒柳徹子さんこそがテレビの歴史であったのだということを感じさせてくれる。

 我々世代はテレビの住民だ。そしてその長が黒柳徹子さんだ。
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重版出来!

2016-05-06 19:43:18 | TV
 今期のドラマの中で「重版出来!」を見ています。おもしろいです。マンガが原作なので軽くて演出過多のドラマですが、だからこそ黒木華さんの本領発揮です。マンガ編集者、漫画家、営業、書店員、それぞれに視点に注がれているので、自分勝手な展開にはなっていません。それぞれの登場人物のドラマが平行して描かれていき、そのかかわりの中でストーリーは展開していきます。肩が凝らずに楽しめ、泣けてくるドラマです。

 今期のドラマで私が期待していたのにダメだったのは「99.9」です。ストーリーはわかりやすくていいと思うのですが、演出が好みではありません。「安堂ロイド」「ATARU」と同じ演出家のようですが、この2つもすぐに嫌になりました。いらないことばかりして脚本を殺しているようにしか思えません。堤幸彦さんの助監督などをなされていた方のようですが、堤さんの演出を中途半端に再現しているように感じられ、私には合いません。視聴率がいいようなので、私の好みだけの問題ですね。

 今期のドラマと言っていいのかわかりませんが「トト姉ちゃん」と「真田丸」は期待通りです。「真田丸」は三谷幸喜さんの味がよく出ていると思います。「トットてれび」は始まったばかりですが、ショーを見ているような高揚感があります。
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歌丸さんお疲れさま(笑点50年)

2016-05-04 10:59:47 | TV
 「笑点」が50年になるそうです。50年続けたんですね。すごいとしか言いようがありません。

 そしてこのタイミングで歌丸さんが司会を降板することが発表されました。笑点の初回からのレギュラーで、その時は20代だったようです。それから50年。「笑点」とともに歩んだ50年です。「笑点」は日本人にとっての特別な番組です。歌丸さんはその要にいた人ですから、日本人にとって特別な人です。その功績に頭が下がります。

 このニュースが出たこともあってこの間、久しぶりに「笑点」を見ました。歌丸さんも口が思うように回らないようで、落語家として辛いんだろうなと思いました。レギュラーメンバーもいつの間にかみんな年を取り、敬老番組のようになっていました。これは決して馬鹿にしているのではありません。少子高齢化社会の日本を象徴している番組であり、だからこそ続いたのだと思うのです。

 ただ、このまま高齢化が進むのを待っているわけにもいかないでしょう。歌丸さんの降板を機会にどう変化していくのか。大変興味があります。わたしとともに歩んできた番組のような気がして他人ごとには思えません。

 ここ何十年か私を悩ませてきた「笑点」に関連した落語の一つの謎があります。それがこのタイミングで解決しました。その話は次回に。

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「部活顧問はブラック」

2016-05-02 18:05:57 | 教育
「『部活顧問はブラック』署名運動までする教師たちの切実」という記事が出ています。部活動顧問の負担が大きすぎるという問題です。これについて思うところを断片的に書きます。
 
①部活動顧問は理不尽であり、あきらかに法律違反である。教員の人の良さによって成立してきただけのものであり、強制することはできない。もし強制するような何らかの力が働いているとすればすぐにでも是正されなければならない。

②部活動が子どもを成長させたというのは、概ね正しい。貧乏だった日本社会で自己負担が少ない状態で様々な活動ができるというのは部活動のおかげであった。今でも部活動がなくなれば、それこそお金がかかりすぎてスポーツなんかできない家庭は多い。また、部活動の友達が生涯の友達となるというのも事実であった。だから部活動を擁護する立場の人がいるのは当然である。そのような人達と対立すべきものではない。

③若い時代は部活動で生徒とともに苦労することは、教師としての人間性の成長につながるし、そこで手に入れた教師と生徒との信頼はその後の教員生活の礎となるものである。だから教員の中にも部活動を擁護する立場の人がいるのも当然である。

④社会体育や社会活動に移行する方向についていつも話題になるが、その際困るのは、万が一の際の対応である。その活動の責任がどこにあるのかという問題である。その整理がいつまでもつかないために、移行したくてもできない状態になっている。このあたりのこまごまとした問題は今回は書ききれないのでここまでにしておくが、それが解決できないがために結局、移行できないままでいる。

⑤学力向上のために一番必要なのは教師が授業にどれだけ集中できるかである。イギリスでは教員の雑務を極端に減らす改革がなされていると聞く。教員は真面目で努力を惜しまない人が多い。しかし多忙なままで授業改善をせよと言われても、物理的に無理なのだ。教育改革の方向性はここに尽きると思う。

以上、思いつくままいくつか書いてみた。目立たないけれども教育改革の大きな柱の一つであるのは間違いない。
コメント (1)
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