とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

中嶋しゅうさんのこと

2017-07-07 20:39:53 | 社会
 俳優の中嶋しゅうさんが舞台から転落して亡くなった。
 
 私は「スポケーンの左手」という舞台を見たことがある。不思議な内容の舞台で印象にのこるものであった。

 その時の感想をブログに書いていた。再掲する。


 2015年11月21日(土)シアタートラムで観劇。
 作:M・マクドナー、演出:小川絵梨子、出演:蒼井優、岡本健一、成河、中嶋しゅう

 探し物は見つからない。
 だから必死に探し求める。時には脅し、時には暴力。

 探し物はすぐそこにある。
 しかし、それが見つかった瞬間にそれは大したものではないことがわかる。なぜこだわっていたのか。

 探し物は探すことが目的だった。
 欲しい物よりもお金自体が目的となるように、物よりもそれを探すことが目的となる。手段が目的となり、いつか戦争が目的となる。

 人間は愚かであり、その愚かな中で戯れている。

 自分の愚かさを映し出してくれるようなお芝居であった。
 あとからじわりじわりとそのおもしろさが湧き出てくる。


 中島しゅうさんのご冥福をお祈りする。



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