1972年にアレサ・フランクリンが収録を目的として教会で行われたゴスペルコンサートを行いました。その映像は結局公開されなかったのですが、今回映像が新作映画として公開されることになりました。約50年前のゴスペルコンサートです。音楽の力を感じさせます。
監督 シドニー・ポラック
アメリカ人は今も教会が力を持っています。日曜日に協会に行く人も多くいます。黒人は教会でゴスペルと呼ばれる歌を教会で歌います。讃美歌というときれいなハーモニーの歌のイメージがありますが、ゴスペルは各自が自由に歌っています。しかしその声が一つになった時、圧倒的な厚みを感じます。厚みのあるコーラスに負けずにアレサ・フランクリンがソロパートを歌います。その歌声は圧倒的に心に迫ってきます。
歌は興奮を生み出し、会場は恍惚状態になっていきます。それは宗教的な体験と重なるようになります。
音楽の力を感じると同時に、音楽の力を生み出すスターの偉大さ、そして名もなき参加者の偉大さを感じる映画でした。