政府の「Go to キャンペーン」に批判が多い。政府や、政府を擁護するコメンテーターは経済を動かさなくてはいけないから、「Go to キャンペーン」をすべきだと主張する。しかしその論理はおかしい。
勘違いしてほしくないのは、経済活動の大切であることは反対派も同じ同意しているのだ。このままでは観光業界が成り立たなくなる。その危機感はみんなが持っているはずなのだ。問題は、現状は誰が見ても感染が拡大しつつある時期であるのに。「Go to キャンペーン」のタイミングがそれと合致しているということなのだ。だれもが思うのは「いまじゃないだろ」ということなのである。推進派が主張しなければいけないのは、なぜ今なのかなのだ。なぜ前倒しにしてまで急がなければいけないのかなのだ。
「Go to キャンペーン」で危惧されるのは現在多くの人が感染している東京の人が、全国に感染を広めてしまうということである。私が住んでいる山形県でも何人か感染者が出てきている。ほとんどが東京から持ち込み感染なのだ。この現実に対して推進派の人はどう説明するのだろうか。
原発のときもそうだ。結局はこの政権は経済しかない。世の中がどうなろうが、経済さえ回っていればいいのである。こんなに正論が通らない国になってしまって、次はどうなるのだろうか。