とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

大学入試センター理事義本博司様 しっかりとしてください

2019-08-14 15:25:22 | 教育
 日本教育新聞社と株式会社ナガセが主催する『夏の教育セミナー』に参加した。内容は新共通テストを中心とする2021年度大学入試についてである。基調講演は大学入試センター理事義本博司氏が行った。2021年度入試の変更点についての説明である。この講演はとてもひどいものであった。まだ不明な点が多すぎるのである。来年度には新テストが始まり、大学入試が大きく変わるのだ。その全貌がいまだにつかめない状況なのだ。このこと自体常軌を逸している。それなのに義本理事は反省している様子もなく偉そうに説明を繰り返している。

 例えばどのように共通テストや英語の民間試験を使用するか大学側の対応が遅れている。それに対する質問に対して、大学側のせいにしているとしか思えない回答をする。あるいは英語の民間試験を行う業者の対応も遅れている。それに対する質問に対しても業者のせいにする回答をする。こんなバカな話があるのだろうか。対応の遅れはすべて大学入試センターのせいであり、文科省の無理で性急な方針のせいであるのはあきらかなのだ。義本氏はその中心的な役割の人物ではないか。

 あげくの果てに大学入試改革については筋を通そうと頑張っている東北大学に対して、質問を繰り返していた。内容自体は過激なものとは言えないが、東北大学の対応に対する反論ともとれるものであり、圧力としか思えない。

 私はこのブログで繰り返し言っているが、大学入試改革の方向性は決して悪いものではないと思っている。しかしこの強引なやり方は受験生を犠牲にするものであり、多くの問題が生じるのは必至であると考えている。現に現場はすでに混乱の中で対応の仕方に悩み、みんなが苦しんでいるのだ。こういう状況を作ったというだけで大学入試センターや文科省は大いに反省してもらわなければいけないのだ。

 他人のせいにするな。自分の責任をよく考えた言動にしてもらいたい。
コメント
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