とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

印象操作は政府側

2017-06-20 07:47:35 | 政治
 安倍首相が記者会見して、通常国会を振り返り、「印象操作のような議論に対し、つい強い口調で反論してしまう私の姿勢が、結果として政策論争以外の話を盛り上げてしまった。深く反省している」と述べた。今回の国会で印象操作をしていたのはあきらかに政府側であり、事実はともかく国民をだまそうという印象を与えていた。それを他人のせいにする、だからこの人はダメなのだ。

 加計学園問題に対して、最初は前川氏の人格攻撃をして前川氏の発言の信用を落とす印象操作をし、次に天下り問題を持ち出し文科省の印象を落とし、最後にはこの問題に対する疑惑を追求しようとする人に対して岩盤規制改革に対する抵抗勢力という印象操作をしてきた。印象操作をしていたのは政府側だった。議論のすり替えをする見苦しい政府を我々は見せられたのである。日本政府は国民を馬鹿にしていると、多くの人が思ったはずである。

 そもそも安倍首相こそが岩盤より硬い鉄壁な組織に守られているのだ。その壁こそが抵抗勢力であり、その壁にドリルで穴をあけようとしたのは前川氏側ではないのか。情けない言い訳ばかりして、挙句の果てに開き直る、これが日本のトップなのだ。

 謝るのならもっと誠実に謝りなさい。学校で習ったでしょう。これが道徳です。

 (ヤフーニュースを見たら「異例の首相会見 おわびと反省」という産経新聞の記事が出ていた。しかし首相はがお詫びをしていたのは、国会が混乱したことに対してであり、国会が混乱したのは野党の印象操作のせいであるというのが、彼の理屈です。ですから「おわび」という言葉とは程遠い内容なのです。しかしこのタイトルを見ると首相は誠実に謝ったという印象を受ける。これも「印象操作」のひとつなのでしょう。)
コメント (2)
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