とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

憲法改正問題(議論のできる子供を育てよう)

2016-09-20 08:27:20 | 社会
 憲法改正の問題について議論が混乱している。一度整理しておきたい。

 憲法改正問題について大きく3グルーブに分かれる。次の通りである。
 ①憲法改正反対の人
 ②憲法改正に賛成だが、憲法9条の改正には反対の人。
 ③憲法改正に9条を含め賛成の人。
 この中のそれぞれには、憲法改正の議論をすること自体には賛成の人と、議論をすることも反対の人がいるが、話が複雑になるので以上の3グループで論をすすめたい。

 ①の憲法反対の人はおおむね同じ考えである。憲法によって平和が守られているので憲法を変える必要はないという考えである。反対派の人は憲法9条を変えたくない。他の条項はこだわりはないが、他の条項を変えると憲法9条を変えるハードルが低くなると考え、すべての憲法を変更したくないのだ。
 ①の人に対しては、平和を守るという理念は共感できるが、憲法改正の議論を拒否するような態度は民主的ではないので賛成できない。

 ②の人は平和主義者でありながら、民主的な手続きを大切にしようとする人である。だから一見常識的に見える。
 しかし②の人は日和見的な人が多い。その場の雰囲気によって①にも③にも変化するのではないかと考える。

 ③の人は戦争主義者というわけではない。国を守るということはどの国でも大切なことである。だからその権利を憲法で認めるべきだという考えである。また、ここにはアメリカからの真の独立を主張している人もいる。現状のようなアメリカに守ってもらっている状態は真の独立とは程遠い。真に日本が独立国家になるためには日本の国は日本で守らなければならないという考えである。
 ③の考えは論理的には一番筋が通っていると考える。しかし、論理以前の根本原理である「戦争で人が死んではいけない。」という定理には逆行している。

 私自身は現状は②の立場だ。だがそれを主張する以前に議論が足りなすぎると思っている。大切なことを議論しないで「御上」に任せてきたのが日本人であり、それが様々な場で破綻をきたしているのだ。憲法改正は日本人みんなのテーマだ。みんなで議論しみんなで考える必要がある。

 だかたこそ私は議論のできる人間を学校で育てなければならないと考えている。
コメント
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