まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

WiMAX でどこでもお仕事

2010-06-27 18:06:46 | お仕事のオキテ
東京のほうで引っ越ししたのに伴い、インターネット環境を変更しました。
WiMAX って聞いたことがあるでしょうか?
関東のほうではけっこう大々的にテレビコマーシャルとかしてるんですが、
福島では聞いたことがありませんでした。
その WiMAX のCMがおもしろくて、けっこうインパクトがあったので、
WiMAX ってなんだろうなあとは思っていました。

実をいうと私はまだ WiMAX が何のことかはっきりはわかっていないのですが、
ウィキペディアとかで調べても、書いてあることの意味がまったくわからない)
私の理解でざっくり説明するならば、無線LANの一種ではなかろうかと思います。
つまり、ケーブルなしでインターネットに繋ぐことができるサービスのひとつです。
ただし、フツーの無線LANは自宅までは有線で引っ張ってきて、
自宅の中だけ無線LANの機器を用いて電波を飛ばしているわけですが、
WiMAX の場合はケータイやラジオのように最初っから無線だというところがミソだと思います。
最近では新しいパソコンを買うと、最初から WiMAX 対応になっていて、
加入申し込みさえすれば、いつでもどこでもインターネットを利用できるようになるみたいです。
(ただし、利用場所がサービスエリア内かどうかの確認は必要)

で、東京での引っ越しの際に、妻は新しいパソコンも購入し (当然 WiMAX 対応)、
これまでのインターネット契約を解約して、WiMAX に切り替えたのです。
妻は福島の家がサービスエリア内かどうかも確認ずみで、
これでどこでも仕事ができると大喜びです。
以前よりも通信速度も速くなって、インターネットがサクサク見られるようになった、
とも自慢していましたが、それは WiMAX のおかげというよりも、
パソコンが新しくなって、
ハードディスクに溜まっていたよけいなものが一掃されたせいじゃないのと思いましたが、
無邪気に喜んでいる妻に水を差すような言葉をかけたりするような私ではありません。

ところが、当初は他人事だと思っていて、
「ふーん、よかったね」 ぐらいですませていたのですが、
すぐに自分にも関わる問題だとわかりました。
これまで私は東京に行ったとき、
ブログを更新したり、ウェブメールをやりとりしたりするのに、
妻の有線LANに繋いでインターネットを利用していたのですが、
それができなくなってしまったわけです。
WiMAX を利用するためには、自分も WiMAX の契約をしなければならないばかりか、
私のパソコンは WiMAX 対応ではないため、
WiMAX 対応の新しいパソコンを買うか、
WiMAX 通信端子を買うかしなければならないのです。
そして、もしもそれをするのだとしたら、
現在契約しているインターネット・プロバイダも解約する必要があるでしょう。
(両方契約するのはどう考えてもムダです)
他人事どころか、なんだかものすごく大事 (おおごと) ではありませんか。

けっきょく私のほうも、現在のインターネット契約を解約して、
WiMAX 通信端子を買い、WiMAX と契約することにいたしました。
大事ではありましたが、これによってモデムや無線LAN用の機器などなくとも、
家中どこでもケーブルなしでインターネットを利用できるようになりましたし、
もちろん東京でもインターネットができるようになりました。
それは喜ぶべきことでしょう。
若干問題もないわけではありません。
高速移動体のなかでも利用可能という触れ込みでしたが、
新幹線の中ではまだ一度も繋がったことがありません。
関東圏の在来線の中なら利用可能なことは確かめましたが、
福島の東北本線では、やはり走り始めると使えないようです。
これは、スピードのせいなのかサービスエリアの問題なのかまだわかっておりません。
ただし、これまでは電車の中でインターネットなんてまったく使えなかったので、
不便になったということではないと言えるでしょう。

一番大きな問題は、インターネット接続が切れてしまうことがある、ということです。
モバイルパソコンはしばらくほっておくと、
勝手にスタンバイ状態になってしまうわけですが、
そうなると WiMAX 通信端子との接続が切れ、通信も切断されてしまうのです。
これは時に由々しき問題を生じさせます。
例えばこのブログ記事を書くとき、普通はブログの新規投稿画面で文章を入力していきます。
私は文章が長いですから、書くときにそれなりの時間がかかってしまうわけです。
特に飲んだあとの酔っぱらっているときは、
書いてる途中でちょっと寝てしまったりすることもあります。
そうでなくとも、本の紹介をしているときなどは、
しばらくその本を読んで引用する箇所を探したりするわけですが、
その間、ちょっと時間が空いてしまうと、パソコンがスタンバイ状態になってしまうわけです。
パソコンを再び起ち上げれば、元の画面に戻りますので、
書きかけのところから先を書き進んでいくことができます。
で、ようやっと文章が完成したと思って 「送信」 ボタンを押した瞬間に、

「Internet Explorer ではこのページは表示できません
 対処方法:
インターネットに接続していません。インターネット接続を確認してください。」

という画面に飛ばされて、自分のミスを思い知らされることになるのです。
スタンバイ状態になったときにインターネット接続が切れていたので、
もうあの入力画面に戻ることもできません。
つまり、これまで書いてきた部分はすべて消え失せ、もうどこにも残っていないのです。

先日の 「ルーツへの旅 (その5) ・ 陶磁器の町、有田」 がそれでした。
菊池さんのライブのあとさらに飲んで帰ってきて、
もうすでに0時をまわりそうな時間でしたが、
ほろ酔い気分でブログを書いていて、途中で寝てしまい、
起きて再開して、やっと書けたと思って勇んで 「送信」 ボタンを押したら、
「Internet Explorer ではこのページは表示できません」 です。
あの長い文章が全部消失してしまうのです
そのショックったらありません
スタンバイ状態になってしまう以外にも接続が切れてしまうことがあるようで、
あの夜はなんだかよくわからないまま2度ほど文章消失を味わい、
そのたびに思い出しながらまた同じ文章を打ち込むという作業を行いました。

物書きにとって書いた文章が失われ、それをもう一度書くという仕事ほど、
辛く切ない作業はありません。
これを防ぐためには、①できるだけモバイルパソコンではブログ投稿は行わない、
②モバイルパソコンでブログ投稿する場合は、
 「送信」 ボタンを押す前に、インターネット接続を確認する。
③モバイルパソコンでブログ投稿する場合は、
 「送信」 ボタンを押す前に、書いた文章を (テキストデータなどで) 保存する。
④モバイルパソコンでブログ投稿する場合は、ブログ投稿画面で文章を入力するのではなく、
 ワープロやテキストデータなどで文章を作成し保存しておいて、
 インターネットを利用するのは、出来上がったものを送信するときだけにする。
といった自衛措置が必要となります。
(ちなみに今は④の方法でこの長い文章を作成中です。)

とまあ、こういう困った問題もないわけではありませんが、
それは WiMAX のせいではありませんので、
私が正しい使い方を覚えればいいだけのことです。
うちのエアコンの3台中2台が壊れている今現在、
唯一元気に稼働中の寝室のエアコンをめいっぱい働かせながら、
涼しい中ベッドの上でブログ更新ができるというのは、
WiMAX のおかげ以外のなにものでもありません。
一昨日もタイヤ交換を待つあいだ、オートバックスの中でブログのコメントを書いたり、
ホームページを見たり、メールのやりとりをすることができました。
いつでもどこでもインターネット接続して仕事ができるなんて、
WiMAX さまさまではありませんか。
せっかくの文明の利器を、痛い目を見ず使いこなせるよう、
自分なりの活用法を編み出していきたいと思います。
(④の安全策を講じているとはいえ、この文章が消失してしまいませんように


最新の画像もっと見る

コメントを投稿