本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

勝負ではないキャリア。:松山情報発見庫#258

2005-08-21 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
偶キャリ。―「偶然」からキャリアをつくった10人

経済界

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どれだけ待とうが、どれだけ逃げようが起こるべきことは必ず起こる。
ならば、最善の結果が残せるように美しく無様に懸命であろうではないか。
-今日の金言(作者不詳)

さてさて、今日取り上げる本は『偶キャリ-「偶然」からキャリアをつくった10人』,所由紀だ。
この本では「計画された偶然理論(Planned Happenstance)」という理論を裏付けるために本人もそれと意識していなかった「たまたま」「偶然」の出会い、出来事からキャリア形成を成功させた10名を追うことで、いわゆるキャリアブームで提唱されていると著者が捉える「キャリアデザイン」へ警鐘を鳴らす内容だ。
ここでいう、「キャリアデザイン」とは、「自己分析→スキルの棚卸し→ビジョンの設定→アクションプランの立案」といったひとつの型のことだ。

この本を読んで勘違いをし、「なんだ計画がなくても、夢がなくても『成功』できるんじゃん」と思ってしまうのはある意味、危ない気がする。
この本では何も無鉄砲に生きよといっているわけではなく、やりたいという気持ちを大切にする好奇心(①)を持ち、粘り強く(②)やり始めたことはやり遂げる。
そして、つらいときでも「仕事は本来楽しいものだ」という想いの下で柔軟な姿勢(③)をもって「なんとかなるだろう」という楽観的な(④)態度でやりきる!
そして今の現状に安住するだけではなくチャレンジ、リスクテイク(⑤)していくことを前提としたものだからだ。

つまり、この本で訴えようとしているのは「今を一生懸命楽しく生きることで、偶然のよき出会い、出来事を自分の見方にしよきキャリアを作る方法」がありますよということだ。
いずれにしても、人生そんなに楽じゃない。
さわやかに乗り切ろう!
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