本の読み方の設計図。

本の構造を明らかにしていく。
論拠・主張

論証=事例、引用。

リクルート流羽休め処世術!!:松山情報発見庫#291

2005-09-24 00:00:00 | 松山情報発見庫(読書からタウン情報まで)
エネルギーを奪う仕事、もらえる仕事

新潮社

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この本の著者は、民間初の学校校長としても有名な元リクルート藤原和博氏だ。
バイト先のスーパーバイザーの方がこの藤原さんの本はいいとのことで教えてくれ、読んでみた。
なんとなく、リクルートという文字がつくと、内容が俗っぽい気がしてしまっていたが、さすが学校の校長にまでなってしまうという人というだけあって、先を見据え、学術的なにおいもする興味深い本だった。

この本の内容をひとことで言うなら、アメリカ的勝者と敗者を量産し続け、競争!競争!の新自由主義の今の世の中において、どうやって自分を確立し、自分が主人公となる人生を送るかということを伝えようとしているということだろう。
仕事も会社から与えられた仕事の実現を手伝うのではなく、自分の設定したテーマを実現させるための仕事にするべきだし、
その時々の仕事を自分を主人公とする人生というドラマの中で、有意義に意味づけていくことが大切だという。
そうすることが、この本のタイトルでもあるエネルギーをもらえる仕事術ということにつながるという。

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この本の中でもうひとつとても印象に残ったのが結婚、家族に関すること。
結婚については、けっして自然に起こるわけではない愛ということをお互いにこれから「愛していくんだ」と決める儀式であるということ。
家族については、
その大切な役割として、
①大丈夫という言葉を言い合えるところであるべき
これは、なにかとストレスの多い今の世の中において安心できる空間であるべきということ。
②ありがとうをいえるように教える空間であるべきということ
結婚をするのは幸せになるためで、幸せはどれだけ多くの人からありがとうといってもらえるかで決まる。
ありがとうといってもらうためには、まず自らありがとうといえる人間でなければならない。
だから、家族では、ありがとうといえるように教育していこう。
といった感じだ。
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