中日新聞の「くらしの作文」に「大正琴に合わせて」というタイトルで、76歳の女性が投稿されていました。
お父さん、初盆です。
大きな手術を2回も受けて、長く続く辛い治療に愚痴一つ言いませんでした。
「自分の分身や、可愛いもんや」と、体のあちらこちらに付いたいくつもの袋を厭わず持って・・・。
お父さんの姿を見るのが辛い妻の気持ちを、逆に愉快に励ましてくれましたね。
思いやり、優しさの気持ちを持ち続けていて、私たち家族を支えていただきました。
余命が短いとわかった頃、孫たちの声と、私の弾く大正琴を合わせてみようと思い立ちました。
日頃からお父さんを大好きで、いつも慕っていた孫の男子3人に快諾してもらい、取りかかりました。
「シャボン玉」「われは海の子」「ふじの山」「赤とんぼ」の4曲。
カセットテープに録音した孫たちの声と大正琴の大切な曲を病院へ届けました。
お父さんの耳元で、何回も繰り返し再生したら、目を閉じて聴いてくれましたね。
ありがとうございました。
お疲れさまでした。
池には、お父さんが植えた蓮の花が、たくさん咲きました。
蕾、花、葉で池はいっぱいです。
お盆のお供えにします。
あれからずーっと大正琴を弾いています。
私の寂しさを癒してくれています。
元気に生きていきたいです。
以上です。
最初お父さんって、父親のことを書かれているのか、ご主人のことを書かれているのか分かりませんでした。
文章を読んでいるうちに、ご主人のことを言われているのが分かりました。
公共の文章はお父さんでなく、主人と書いていただきたいです。
以前もブログに書いた事がありますが、日本の奥様はご主人のことを「お父さん」と呼ぶ方が多いです。
スーパーで「お父さん!」と、大きな声で呼ぶ方がいらっしゃいます。
多くの男性が、自分を呼ばれたのかと勘違いします。
私も自分が呼ばれたのかと振り返りました。苦笑
もっと近寄って「お父さん」と呼んで欲しいです。
中国の方が遠いところから「おおい!」と叫ぶので、てっきり私を呼んでいるかと思い振り返った事があります。
中国の方も、周りの人のことを考慮しませんね。
「お父さん」、これってお子様が出来るとご主人を呼ぶのに使うのかな?
お子様がいない方は、ご主人のことをなんて呼ぶのかな?
付き合っていた頃の名称で呼ぶのかな?
それとも下の名前で呼ぶのかな?
私はご主人のことを「お父さん」と呼ぶのが嫌いです。
高田美和&梶光夫『わが愛を星に祈りて』