中日新聞の「中日春秋」に下記の事が載っていました。
中日春秋
2024年2月20日
森喜朗元首相が衆院旧石川1区で初当選したのは1969年暮れ。
32歳だった。定数が複数で自民党系候補が1人ではない中選挙区時代。
森氏は党公認を得られず無所属で戦った。
つてをたどって岸信介元首相に応援演説を仰ぎ、当選後に岸氏に近い蔵相福田赳夫氏の派閥に入る。
当選直後、福田邸で夫妻に手料理でもてなされた。
選挙費捻出に重ねた借金。
福田氏の金一封を期待したが、出なかった。
「玄関を出る際も『では、帰りまーす』と大きな声を出してそれとなく促してみたが、反応は全くなかった」と回顧録『私の履歴書』に正直に書いている。
福田氏や森氏らの派閥の系譜である安倍派などの政治資金パーティー裏金事件で、森氏が知っていることを公の場で話すことはないのだろうか。
関係議員への党の調査によると、安倍派の裏金づくりは20年以上続く可能性があるらしいが、具体的にいつ、だれが、どんな経緯で始めたのか不明。既に議員でないが、長く実力者だった森氏なら知っていると推測する声は根強い。
田中角栄氏が勝った72年の党総裁選で、森氏は敗れた福田氏の随行役。
選挙中、田中派から他派閥に大金が流れた話を聞き、親分に「こっちもドンと積んだらどうでしょうか」と言ったら「君は総理大臣の椅子をカネで買えと言うのか」と激怒されたという。
事情を知るなら、あけすけな語りを今こそ。
以上です。
森元首相なら、裏金づくりの経緯はよくご存知だと思います。
ひょっとして、森さんがはじめたかも?
福田元首相という先輩が身近にいらしたのに。
森さんは、福田さんの気概を学ぼうとしなかったんですね。
「思い出がいっぱい」懐かしいメロディーに感動