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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

「あなたは、平凡な人生を送るわ」と言いました。

2020-09-27 03:28:06 | 日記
 中日新聞の読者投稿欄に「普通が一番 義父の口癖」というタイトルで60歳の男性が投稿されていました。


 20年ほど前に72歳で亡くなった義父は戦後、
朝鮮半島から引き揚げてきました。

 頼る人はなく、それこそ裸一貫で身を起こし土地を購入してスーパーを開きました。
無口でどちらかというと無愛想な職人肌タイプだった義父なのに、よく商売ができたものだと思いました。

 私が妻の実家を訪ね食事を終えるたび、義父は祖国に帰ったときの状況や、
店を開くまでのことを話してくれました。

 その口調はたいてい物悲しく、いつの間にか話にぐいぐいと引き込まれていきました。
最後に必ず私の目を見て「昨今は普通に生きることが大変な世になったが、偉くならなくていい。
普通が一番」と言いました。

 そんな義父は「後を頼むぞ」と告げて逝きました。

 不器用ながら戦中・戦後を生き抜いた義父は、ものと情報であふれる現代社会で暮らす私に
何を伝えかったのでしょうか。


 以上です。


 若い頃 遊びで同僚の若い女性の手相を見て、彼女の結婚運を言いました。
お返しに、今度は彼女が私の手相を見てくれました。

 「あなたは、平凡な人生を送るわ」と言いました。
少しがっかりした覚えがあります。(苦笑)

 振り返って見ますと、平凡(普通)に生きるということは、簡単なようで難しいと今では思います。
人生、いろんなことが起こります。

 それを生き抜くのは、なかなか大変です。
私にも多かれ少なかれ、いろんな事が起こりました。

 なんとかその波を乗り越えてきました。
今のコロナ禍も、私の人生で経験した事がない大きな波です。
この大きな波を、なんとか乗り越えていきたいです。






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