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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

「国家的イベント」には眉に唾をつけることこそが必要だ

2019-05-03 04:11:47 | 日記
 中日新聞の「おじさん図鑑」で飛島圭介さんが「国家的イベント」というタイトルでエッセーを書かれていました。




 オリンピックや万博など大がかりなイベントが、来年以降に控えている。
誰が言い出しっぺかは知らない。
たぶん特権的な地位にいる一握りの人たちが、戦後昭和の夢よもう一度(もちろんお金もうけのため)
ともくろんだ結果だと、おじさんはにらんでいる。

 一度招致してしまうと、それがあたかも国民全体の総意だったように宣伝され、
従順素直な人々をお祭り気分にさせてしまう。
マスコミもこぞって、その気分をあおる。
テレビドラマでも「スポーツ」は無条件に礼賛され、オリンピックの夢を増幅させる。
先の大戦時の日本社会の熱狂状況とほぼ重なるようにも思えてしまうのだ。

こういう一連の流れとムードを「軽佻浮薄」といわず何と形容しようか。
ハナっから招致を「承知」していないおじさんなど、軽佻浮薄の勢いの前には無力だ。
だからといって、沈黙するつもりもない。
たとえごまめの歯ぎしりであろうと、「国家的イベント」には眉に唾をつけることこそが必要だと、
言い続けたい。

 オリンピックも万博も、浮かれ騒いでいるばかりではなく、
誰がそれによって得しているかをワシら全員で見極めることが大切だ。


 以上です。


 今更 東京オリンピック、大阪万博ですか!
過去に行われた東京オリンピック、大阪万博は、日本の復興を世界中の人々にアピールするための
意義はあったと思いますが、いまはね〜。

 愛知県では、14年前に愛知万博を開催しましたが、東海地方以外の方で愛知万博が行われたなんて
覚えている方は、ほとんどいらっしゃらないのでは。(苦笑)

 日本はビッグ・イベントを開催して税金の無駄遣いをする時期ではないと思います。
東京オリンピックは、賄賂?を使って引き寄せたようですが、そんな恥ずかしいことをしてまで
招致するイベントでしょうか?
別に他国でオリンピックや万博をやったことがない国に譲れば良いのではと思うのですが。







Gigliola Cinquetti - Anema e Core - 1968