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団塊世代おじさんの日常生活

夏 日本で二番目に気温が高く、陶器と虎渓山と修道院で知られる多治見市の出身です。

ずぼらなところもありますが、ロマンチックな面もあります。(笑)

2016-08-03 04:31:13 | 日記
先週の水曜日の中日新聞 西田小夜子さんが書かれているコラム「妻と夫の定年塾」
タイトルは「ロマンチック男」を読みました。

 名前が「鉄男」だし、顔も四角でいかついが、鉄男さんはロマンチックな人だった。
たまに何げなくつぶやいていると、妻が怒る。
 「また独り言でぶつぶつ。文句があるならはっきり言えば!」
 年取ると女も強くなるもんだ。

 しとしと降る雨で窓の外が白くけぶっている。
鉄男さんは読んでいた本を置き、うっとりして言った。
 
 「雨音は読者によく似合う」

 そこへ妻が洗濯物をつるしたハンガーを二個、大急ぎで運んで来る。
書斎の窓枠に掛けると「室内干しにはあなたの部屋が最適なのよ」と言って、
ドタバタ階段を下りていった。
下着やパジャマがにぎやかに並んだ窓辺には、雨音も読書も似合わなかった。

 鉄男さんはベッドに移動する。
映画音楽のCDを聴くことにしたのだ。
「カサブランカ」は大好きな映画で、今もDVDで見る。
 「時の過ぎゆくままに」という甘いピアノ曲に目を閉じた。
ハンフリー・ボガートがイングリッド・バーグマンを見つめながら、
グラスを上げささやく。

 「君の瞳に乾杯」
 うー、たまらん。
昔の映画や小説の男と女は、何てロマンチックだったことか。
鉄男さんの顔も、若い時はそれほど四角くくなかったし、女房の体重も軽かった。

 ほの暗さや優しい雨音はいい。
鉄男さんは、息子が結婚したがらない理由を「ロマンチック欠乏症」じゃないかと思っている。



 私は鉄男さんほどロマンチックではないですが、多少はロマンチックな面もあります。(笑)
このコラムに出てくる「カサブランカ」は、テレビでリバイバル放送を何度も見ましたが、
ちょっと私の年代より古い映画ですね。
「カサブランカ」もいいですが、リバイバル映画なら「ローマの休日」、「旅情」も
ロマンチックな映画でした。
リバイバル映画でなくてロマンチックな映画だと思ったのは「シェルブールの雨傘」、「卒業」、「ニュー・シネマ・パラダイス」
などです。

 先日 かみさんに「あなたは、ずぼらな神経をしているね!」と言われました。(苦笑)
雨が降り始めたのに気づかず、洗濯竿を部屋に取り込まなかったからです。

まぁ、ずぼらなところもありますが、ロマンチックな面もあります。(笑)
でもロマンチックな面があるということを、かみさんに知らせる方法がないですね。
付き合っていた頃、一緒に映画も見ましたが、後でその映画の感想を長々と話し合うことも
なかったし、このブログもかみさんに教えていませんので、私が日頃どのように感じているかも
知りませんので、私のずぼらな一面しか見えていないんではないでしょうか。(苦笑)









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コメント (10)
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